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プロローグ的なもの 生まれて初めて見たものは、きっとあなたのその笑顔 その笑顔さえ見続けられれば、他には何も要らなかった 二人で一緒に。家族で一緒に みんなで一緒に。ずっと一緒に そう夢見たのはいつの日か その幻想(ユメ)はもはや砕け散り、痕に残るはただ想いだけ それでも彼は幸せを求め、ありえぬ理想(ユメ)を見続ける ―――夢を、見た。 それはとても懐かしくて、楽しくて…………それでいて、とても辛くて悲しい、そんな―――夢、だった。 「ねえねえ、おにーちゃん!」 「ん、なにー?」 二人の、全くと言っていいほど同じ顔をした子供達が、とんぼ達が飛び交う田んぼの脇道を歩いている。 「おにーちゃんは、わたしのこと、すき?」 「うん、すきだよ!」 「わーい! わたしも、おにーちゃんのこと、だいすきー!」 とても、幸せそうだ。 まるで、これから別れることなどないと、言うかのように。不幸なことなんかありえなくて、ずっと一緒に幸せなのだと、そう言うかのように。 その小さな手をぎゅっ、と繋ぎ、同じ顔を見合わせて、笑っている。 ―――場面は変わる。 それは近所の山の中、二人の秘密基地である、小さな廃工場の一画。 少し成長した子供達が、隣り合わせに座っていた。 「ねえ、お兄ちゃん。私のこと、好き?」 「もちろん、好きだよ! そっちは?」 「……えー、どうだろうなー?」 にたにたと笑いながらのその少年のような少女の言葉に、その少女のような少年は涙目になって、恐る恐るといった感じで尋ねる。 「……え。妹は、ぼくのこと、きらいなの………?」 そんな兄の姿を見て妹は、 「……なーんて、うそだようそ! 私もお兄ちゃんのこと、大好き!」 コロコロと笑いながら、全く同じ顔の、双子の兄に抱きついた。 しばらくじゃれあい、そして二人で一緒に起き上がる。 その時に妹が浮かべた笑顔はとても楽しそうで―――そして、とても苦しそうだった。 ―――また、場面は切り替わる。 それは夏祭りの日、二人だけの秘密基地の中で。 子供達は更に成長した。 小学生の中学年くらいだろう。 「ねえ、お兄ちゃん。私のこと、どう思う?」 「いや、どう思うって………好きだけど?」 「………そうだよね。私もお兄ちゃんのこと、大好きだよ」 そう言って、はにかむ妹。 妹はそのまま立ち上がり、兄と背中会わせになるようにして座る。 「あのさ、お兄ちゃん。―――私が死んじゃったら、どうする?」 なんでもないことのように、不自然なまでに自然な声で、妹は言った。 これに対してどう答えたのかは、実はよく憶えていない。 それでも大体、"お前を死なせたりなんかしない"というようなことを言ったのだと思う。 その答えを聞いた妹は、 「―――そう、だね。もしそうなったら、助けてね? お兄ちゃん―――」 寂しそうに、申し訳なさそうに、微笑んだ。 ―――場面は、また変わる。 前の場面からそう時間は経っていない。 場所は同じ、廃工場のとある一画。 違うのは、灰色のコンクリートが、赤く染まっているという所。 その赤の中心には、白や、ピンクや、紫や―――その赤よりも更に紅い赤。 そして―――最愛の妹の姿。 妹にはもう、在るべきものがなかった。 その胴体はまるで魚の干物のように切り開かれ、中身を空気に晒している。 血のぬるりとした感触を感じながら、妹に近づいていく。 だらり、と弛緩した手足。口はぼんやりと開いていて、その瞳は無機質に、ただ光を反射している。 その躯を抱き締めるとまだほんのりと暖かく、その小さな躯から流れ出る血が、全身を濡らしていった。 ―――場面は、次々に移り変わる。 ―――泣き叫ぶ母さんの姿。 父さんは、そんな母さんと呆然と佇むこっちを抱きしめ、声を殺して哭いていた。 ―――妹の、お葬式。 花に囲まれた妹の姿は、とても綺麗で。 参列していた誰かの、"妹さんを殺した犯人、捕まって死刑になるらしいわよ"という言葉が、妙に耳に残った。 ―――自分と妹の部屋。 妹が死んでしばらくしたある日、引きこもっていたこっちは、ふと思いついて、妹の服を着てみた。 部屋にあった姿見を見ると、そこには妹の姿が映っていた。 すがりついて、泣いた。 毎日、そうして、涙を流した。 ―――妹の、お墓。 妹が死んで二年して、こっちは初めて外に出た。 連れ出したのは、父さん。 日差しが憎らしくなるほど眩しい、お盆のことだった。 妹のお墓に供えられていた、妹が好きだったクチナシの花。 季節はずれに咲いているそれに、何故か妹の怒った顔が重なって。 父さんの話と相まって、まるで、"二年間もずっと、お兄ちゃんは何してるの!?"と、妹に叱られているようだった。 ―――あの男の顔。 あいつは、その爬虫類のような顔をにたりと歪ませて、言った。 "ああ、あのガキかァ? クック、―――美味かったぜェ? あんな美味いもン喰わせてもらって、感謝感謝だ。ご馳走様、オニイチャン―――" 「―――ッ!?」 ガバッ! と、こっちは跳ね起きた。 時計を見ると、時刻は4時。早朝だ。 「ハァ、ハァ……。―――全く、なんて夢だよ」 悪夢と言って差し支えない、そんな夢だった。 全身から冷や汗が出ている。汗が染み込んでパジャマも冷たい。 「このままじゃ、風邪ひくなあ………着替えるか。それにしても、縁起でもない…………冗談じゃないよ、ホント」 パパッと着替え、また布団を被る。 今日から休みで、この学校町では秋祭りが開催されるらしい。 こっちも、更には一緒に住んでいる同居人達も祭り好きなので、みんなでけっこう楽しみにしていたのだ。 「なんか、不吉だけど―――みんな幸せに、楽しめるといいなあ」 そう呟いて、目を閉じる。 今度は幸せな夢を見られますように、と、ささやかに願いながら。 その少年は夢をみる いつか安らぐ日々が来るのだろうか もしも全てのしがらみがなくなり 背負うものから解放されたとき もはやそこに涙は無く ただ幸せが心を満たすような その少年は夢をみる 心の奥から洩れるそれは どこにでもあるようなもので それでもみんながそれを望んだとき はっと我に返って 思わず祈ってしまうような その少年は夢をみる それは永遠の片想いの有り様にも似て 伸ばした手はきっと届かず それでも足掻いて手にしようとするとき それの全てには及ばなくとも その欠片ならばそこに存在するかのような その少年は夢をみる 大切な人達がみんな幸せで それらの顔には笑顔が溢れ 失うものなど何もない そんなありえない幻想を その少年は夢をみる その少年は夢をみる 前ページ次ページ連載 - 女装少年と愉快な都市伝説
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すぐ近くのスピーカーから流れる無粋な機内放送で私は微睡みから急速に引き戻された 僅かな苛立ちと共に窓の外を眺めればそこには故郷の青くて虚ろな空がある 機内アナウンスは大雪の為の遅延を詫びていたが長旅で鈍化した私の思考にはそれらの遅れが些事にしか感じられなかったのだ そうして私は窓の外を行き過ぎるいくつもの雲の欠片を飽きることなく眺めていた さて、着陸待機の為に幾度空港の上を旋回したのだろうか 私以外の乗客は口々に文句を言っている しかしそれもまた今の私にはどうでもいいことだ 何故なら私は今まで見た夢のことで頭が一杯だったからだ 私は夢の中で少年に戻ってた まだ若くて美しかった母が居た。そして事故で亡くなった筈の弟が居た。私たちは皆、雲の上にあるラピュタという名前の国で幸せに暮らしていた そしてその国の王は父で、私と弟は父を崇める歌を母から習っていた その歌を歌いながら私は弟と遊んだ 時には月の裏側やアマゾンの森の最奥にある台地なんかに行って些細な冒険を楽しんだりもした そこに行くまでには白いカヌーを二人で漕いで空を飛ぶのだ このカヌーは城に住む魔術師の老人が整備をしてくれた この老人に習った魔術が私たちの旅を幾度も助けてくれたのを覚えている 懐かしい気持ちが私の身体の中に満ち溢れていた 私は人目も憚らずに夢で聞いた歌を歌い出す すぐにCAが駆けつけてくるが私は構わずに歌い続ける 次に男性が私の歌を止めようとしたが、既に私の喉は私のものではなくなっていた 皆が頭を抑えて苦しみ始める こんなに素敵な旋律なのに皆は何故泣き叫ぶのだろう ついに乗客の一人が私を絞め殺そうとしたその時、機内に悲鳴が木霊した 私は首を絞められながらも視界の隅に映った窓の外の光景を見て驚いた 巨人が飛行機の隣を飛んでいた 蒼く燃え盛るだけで実体の無い頭部、無数の木の枝を束ねて作った身体、異常にひょろ長い手足 青い光を身体中の隙間から発するそれは間違いなく夢に見た私の父だったのだ 私は彼に向けて手を伸ばし笑う 彼もこちらに手を伸ばして微笑む 飛行機の壁は容易く砕けて沢山の人々が空中に投げ出されていく どこからか聞こえる父を讃える為の大合唱の中、顔をひきつらせた沢山のなにも知らない愚者達が大地へと還っていく しかし私一人だけは全ての美しいものが存在する場所へと行くのだ そう、ラピュタへ
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女装少年の受難~トバさん暴走 起き抜けに受けたあまりにとんでもない衝撃(=いつのまにか女になってました、てへっ☆)に呆然としていたこっち。 …………無理もないよね、うん。というか、これで呆然としない人がいるなら教えてほしい。 ああ今日学校あるんだけどどうしようかなあいけないかないけないだろうなあこれ、と現実逃避気味に考えていると、部屋のドアが開いて、誰かが入ってきた。 そちらを向くとそこには、同居人の一人であるクイちゃんとあと一人、微妙に見覚えのある少女がいた。 「えっと、あの、さ。なんか女の子になってるんだけど」 そう訊いてみると、 「…しってる」 クイちゃんはその一言のみで答え、すっと右手を差し出してきた。 その手には、服が持たれている。 えっと……これは、着替えろってことなのかな? 「…ちがう。…早くお風呂に入ってくること」 あ、なるほど。寝てたんだからお風呂にも入ってないわけだ。 さすがにお風呂に入らないのは気持ち悪いからなあ。 「うん、わかった。ありがとうね、クイちゃん」 「…べつにいい。…それより、なにかおぼえてない?」 憶えてること………昨日のことで、だよなあ。 それだったら……。 「宴会から帰ってくる途中で変なガス吸わされて、なんとか逃げ出して……うん。そっから憶えてないや」 「…そう」 そう答えると、クイちゃんの隣にいる少女が、目に見えて反応した。 どうしたんだろうか? ………あ。昨日といえば、どうやってこっちは帰ってきたのだろうか。 それを訊くと、クイちゃんはすぐ隣の少女の方を見て、 「…この人が、連れて帰ってきてくれた」 む、そうなのか。 じゃあお礼ちゃんとしなきゃなー、とその少女の見覚えのある顔を覗き込み―――。 「―――あ。もしかして、あのときのメルヘンちゃん?」 ふと思いつき、訊いてみる。 すると、 「………ワタシは"メルヘン"なんて名前じゃないデスシ、あの時ちゃんと名乗ったはずデスガ、それであってマス。残念ながラ」 なんだか機嫌の悪そうな低い声で、そう答えてくれたメルヘンちゃん(仮)。 ……うん、申し訳ないんだけど名前憶えてないし、このままメルヘンちゃんと呼ばせてもらおう。 この子と出会ったのは、確か三ヶ月ほど前。父さんにいわれ、わざわざヨーロッパとアジアの分かれ目辺りに出向かされた時のことだ。 父さんにいわれた内容は、「とある少女が都市伝説の力で好き勝手絶頂にやっているので、適当に懲らしめてやってくれたまえ。ああ、勿論デッド・オア・アライブだよ」みたいな感じだったと思う。 その言葉通り適当に戦って『メンバー』に勧誘してみたところ、無事成功。 その少女はそのままそのあたり一帯を担当することになるから、と父さんにいわれ、そのときに別れて以来となるのだが。 「えっと。もしかして、父さんに?」 「はイ、そうデス……不本意ながラ。今日かラ、ここに住ませてもらうことになりマス」 「そっか。じゃあ、これからよろしく。なにかあったら遠慮なくいってね?」 にこやかに歓迎の意を表してみる。 すると、 「………あノ、住ませてもらう身でなんなんデスガ………本当にいいんデスカ? どこの馬の骨ともわからないのニ、いきなり押しかけてきた者を住まわせテ」 …………うん、いいたいことはよくわかる。 よくわかるんだけど、なあ………。 「えっと……君も、こっちの父さんに会ったでしょ?」 「会ってはいマセンガ、電話で話したことならありマス」 「うん、それで十分。………あのさ。あの人が、人の話聞くと思う?」 「………あア」 納得したようで、頷いてくれるメルヘンちゃん。 「うちの父さん、基本的に天上天下唯我独尊を地でいくような人だから。いやまあ、いいとこもあるんだけど………こういうときは、なにいっても無駄なんだよね…」 15年も付き合ってれば、それくらいは悟れるのだ。というか、悟らないとやってられない。 と、いうわけで。 「ごめんね、メルヘンちゃん」 手を合わせて、そう謝る。 もちろん、うちの父さんが迷惑かけてごめんなさい、という意味でだ。 「………まア、許してあげなくもないデス。これからお世話になるんデスシ。全部忘れてるのは腹立たしいデスガ、憶えてられてもそれはそれで嫌デスカラ」 メルヘンちゃんはそういって、 「―――でハ、改めテ。これかラ、よろしくお願いしマスネ?」 花の咲くような笑顔を浮かべた。 うん。全部忘れてうんぬんのあたりがいまいちよくわからなかったけど、機嫌が直ったようでなによりだ。 「うん、こちらこそ。改めてよろしくね」 笑顔でいって、手を差し出し握手を求める。 メルヘンちゃんもそれに応じてくれて、いい感じの雰囲気になった、のだが。 「…………、あれ?」 お風呂に入りに行こうとして、ふと気付く。 「………あのさ、クイちゃん。背、伸びた?」 「…そんなわけない。…というか、いまさら気づいたの?」 呆れたように言うクイちゃん。 …嫌な予感がする。 見慣れた我が家を見回し、確信した。 ―――身長、低くなってる。 こっちが男だった時、身長は、 トバさん(約170センチ)>こっち(約160センチ)>>クイちゃん(約140センチ) という感じだった。 それが今は、 トバさん(約170センチ)>>>クイちゃん(約140センチ)>こっち(?) となっている。 ……うん。改めて、自分の身体を確認する必要がありそうだ。 まず、視界。 クイちゃんより背が低くなったということは、少なくとも背が20センチは低くなったということだ。 つまり目線もそれだけ下がるということで、見慣れた室内がとても新鮮に映る。 次に、手足。 元々細い上に色白だったのが、さらに悪化(と、この場合も言うんだろうか?)している。 一言で表すと、"雪にまみれた小枝"だ。 肌は真っ白で、腕も足もちょっと捻ったら、ポキッといきそうなくらい細い。 手にぐっ、と力を入れると、やっぱり力が弱くなっているのがわかった。 が、そもそも元の力が人外に近い上、能力さえ発動できればすぐに化物チックな身体能力になるので、きっと大丈夫だろう。 そして、胸。 少し動いただけでたぷたぷ揺れる二つの脂肪の塊は、とても大きい。そして、邪魔だ。 なんたって、下を向いたときに胸で視界が遮られ、床も見られないのだ。邪魔としか言いようがない。 まあだいたいそんな感じな自分の身体を一瞥し、一言。 「―――うん。特に問題なし!」 「ちょッ、どこが問題なしなんデスカ!?」 色々重大なはずデショウ女になるっテ! と叫ぶメルヘンちゃん。 いや、だって。 「女の子の姿なら女装うんぬん気にする必要ないし。リーチとか変わるのは面倒だけど、そのへんは慣れればいいしね!」 女装? と首をかしげるメルヘンちゃんに事情を説明すると、すぐに納得してくれた。ありがたい。 要するに、男が女の子の格好するから恥ずかしくてバレたらアレなのであって、女の子の身体で女装するのならなんにも気兼ねする必要はないのだ! どうせなら一ヶ月間このままでもいいかなー、と思う。学校休めるし。 そんな不届きなことも考えつつ、自分の身体の確認も済んだので、そろそろお風呂に入ることにした。 着替えを持ってお風呂場へと行き、服を脱いで洗濯籠の中へと入れる。 お風呂の戸を開けると、そこからは温かな湯気が漂ってきた。 中へと入り、お風呂のお湯で身体を流す。 お風呂場の大きな鏡には、小さな女の子の裸が映っていた。 これが他の人なら土下座でもなんでもして謝ったのだが、幸いにしてこれは自分の姿。気にせず身体を洗っていく。 どうやら肌が弱くなったらしく、ゴシゴシと強く擦ると痛いので、それに気をつけて全身を洗い、泡をお湯で流す。 流し終わると、爪先の方からゆっくりと、湯船の中へと入っていった。 「…………ふぅ」 吐息を一つ。お湯の暖かみが、全身に染み渡る。 ……お風呂ってやっぱいいなあ。こう、なんか、疲れを溶かしてくれる気がする。 でも、いつまでも入っているわけにもいかない。 学校にも休みの連絡をいれなきゃいけないし、どうせ休みならお菓子とか作りたい。 なので、温まるのもそこそこに湯船からでて、パパッと掃除をしてお風呂からあがった。 身体を拭いて服を着る。 下着は………うん、言うまでもない。ついでに言いたくもない。強いて言うのなら、上はない。それだけだ。 で、下に穿くのは可愛らしいピンク色のスカートだ。ところどころにフリルがあしらってある。 上はまだ着ない。お風呂からあがってしばらくしてから着るというのがこっちのこだわりなのだ。 別に男なんだから、上半身の裸くらい見られても平気だし。 そんなわけで、上半身裸、下半身スカートという格好で元いた部屋へと戻っていく。 その部屋に入ると、さっきはいなかった、トバさんがいた。なぜか俯いていて、その長い黒髪が顔を覆い隠している。 「おさきー。トバさん、どうs―――」 どうしたの、と訊く暇もなかった。 こっちの声を聞いたその瞬間、トバさんの顔がガバァ! と上がる。 「ひ、ひぃっ!?」 思わず悲鳴をあげた。 あらわになったトバさんの顔。そこには、まるで地獄の悪鬼もかくやという、とんでもない迫力がみなぎっていた。 その恐ろしく荒んだ目でこっちを捕捉すると、こっちの肩をはっしと掴み、そのままベッドへと押し倒してくる。 「あうっ! ち、ちょっとトバさん。どうしたの……って、ひゃっ!?」 ベッドに横たわったこっちの上に跨がり、馬乗りになったトバさんは、なんの脈絡もなくこっちの胸を鷲掴みにした。 それと同時にトバさんの口から、呪詛のような呟きが漏れる。 「………なんで、なんですか」 「いや、あの、あう。な、なにが……?」 「……………なんで少年が、こんなご立派な胸を手に入れているんですかっ!!!!」 トバさん、(今現在の外見からすると推定おおよそ)25歳あたり。 魂の、叫びだった。 「身長、133センチ! 体重、45キロ! スリーサイズ、上から順に81、44、63!」 「ち、ちょっとトバさん落ち着いt」 「その胸! 限りなくJに近い I カ ッ プ っ!! なんですか本当、この世の全ての女性に喧嘩売ってんですか少年は!? ロリで爆乳とか二次元の世界のものでしょうがふざけてんですかこの女郎!」 「ちょ、そんなこと言われても…ひうっ。あっ、止めて、ほんと止めて………」 もにもにと揉まれている胸が、変な感じになってきた。 止めてという声にも構わず、トバさんはさらに荒々しくこっちの胸を揉みしだく。 「しかも! 少年、男じゃないですか! なんで女の私がAで元とはいえ男の少年がIなんですか、おかしいでしょう! 神よ、あなたは何を以て持つ者と持たざる者とを区別しているのですか!? 男の娘が好きだったりするんですか!? このド変態めっ!!」 「ちょ、やめ、ほんと…あっ。お願いだから、やめて……んっ」 ダメだ、この人全く話聞いてない! それになんか、胸揉まれると身体がぞくっとする……なんだかわからないけど、これダメな気がする! そう思い、精一杯の抵抗を試みるこっち。 「あっ、ん……と、トバさんっ。これ、んっ、なろうと思って、んあっ、なったわけじゃ、あん、ないからっ!」 そう、精一杯叫ぶ。 なぜか怒り狂っているトバさんに、こっちの言葉が届くように。 その、結果は―――。 「ふふ、ふふふフフフフフ。私は認めません。ええ、断じて認めませんとも。こんなものは胸じゃあありません。"胸の形をした何か"です! ―――さあ、少年。謝って下さい。全世界の貧乳に悩む女性に! というか、普通こんなものぶらさげてたらごめんなさいでしょうがっ!!」 ―――あ、だめだこりゃ。即座に諦めるこっち。 しかし、救世主というものは、本当に実在するようで。 「ええ、そうです。こんなでかい上に張りもあって垂れもしない変なナニカをくっつけているやつなんて非国民です。敵なのです。なので少年、今からあなたを限りなく黒に近いグレーの泡の国なんかに売り飛ばして………うぐっ!?」 「あ、ハァ……ハァ………クイ、ちゃん……?」 その救世主の名は、クイちゃん。 どうやらその"視界内のものを振動させる"力で、トバさんに脳震盪を起こしたようだ。 荒くなった息を整えつつ、こっちに覆い被さるように倒れているトバさんをベッドへと放り出し、クイちゃんにお礼を言う。 「はぁ、ふぅ………クイちゃん、ホントにありがとう。怖かったあ………」 本当に、怖かった。 下手をすると、これまでの人生で一番怖かったかもしれない。 あのまま助けてもらえなかったらどうなっていたんだろう? と想像し、一人プルプルと震えているこっちに、 「…トバおねえさんが気絶してるうちに、早くにげたほうがいい」 …起きたらまたああなるかも、という救世主様からのありがたいお言葉が。 その言葉を聞いたこっちは、バッ! とベッドから飛び降り、最低限の荷物を持ってすぐさま服を着ると、「じゃあ、ご飯とかは適当によろしく! じゃね!」とだけ言い残し、玄関を飛び出した。 マンションを出たあたりでほっ、と一息。乱れていた服を直す。 下はさっきと同じで、上はYシャツ。家に唯一残った男物の服で、いつもは制服の下に着ている。 男物だけあって大きくはあるのだが、それでもこの胸は上手く入らないようだ。 上のボタンを二つ外すと、なんとかいい感じになった。……のだが。 「…………これ、落ち着かないなあ………」 ボタンを二つも外せば、当然胸元は開くわけで。 結果として、こっちは胸元を大きく露出することになった。 もちろん恥ずかしいしはしたないとも思うのだが、他に選択肢がないのだから仕方がない。 「……はぁ。なんだかんだ言って、やっぱ不幸だなー…」 そう一言ぼやいて、こっちは街中へと歩いていった。 女装少年のエロ基準 口元のご飯粒とかパクリ・あーん・間接キス・密着・指とかくわえる|←ここまで普通にやること ここからセクハラ扱い→|お尻触る・キス 例外として、胸はとりあえずそれっぽい理由があれば揉んだりしておk、あと精神年齢ちょい下がってるので遠慮なく抱きつきます。老若男女区別なく。 朝から夜まで街中をうろついているので、もしよろしければ容赦なく絡んでやってください。具体的には辱しめたり辱しめたり辱しめたり。 前ページ次ページ連載 - 女装少年と愉快な都市伝説
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女装少年の受難?~マッドガッサー襲来 とても楽しかった宴会が、終わったその後のこと。 こっちは自宅のあるマンションを目指し、深夜の学校町を歩いていた。 「うぅ、頭痛い………これが噂の二日酔いか……?」 あの時、恥ずかしさをごまかすために飲んだお酒が想像以上に効いていたらしい。頭がガンガンと痛む。 明日になったら治ってたらいいなー、と思いつつ、夜の澄んだ空気を吸い込んだ。 と、その時。 前方の路地裏から、全身黒づくめの男が現れた。 顔にガスマスクをはめたその男は、こっちの前に立ち塞がり………そして、いきなりピンク色のガスを発射する。 「あーもう、人が調子悪いときに………っ!」 どんな効果を持っているかもわからないガスを吸い込むわけにはいかない。 口を固くつぐみつつ、容赦なしの一撃で相手を粉々にしようと足に力を込め―――。 「ひひひっ、私もいるのよねぇ!」 「―――あうっ!?」 突然腰に激痛が走り―――思わずでた声とともに、息を吸い込んでしまった。 (しまった、まだいたのか……。ヤバ、マズ……っ! 意識が……!) その瞬間、一気に薄れていくこっちの意識。 目の前の黒い男がケタケタ笑うのも、遠い遠いどこかでの出来事かのように、うっすらとしか聞こえない。 「…っ、こんなとこでっ……」 あまりの腰の痛みに、地に着けた両手。 最後の力を振り絞って、そこから能力を発動させる。 「……やられて、たまるかぁっ!」 こっちが今いるのは、アスファルトで舗装された道路の真ん中。 そのアスファルトの表面を振動によって粉々に砕き、さらにそれを舞い上がらせる。 ドバッ! と。 辺り一面が、灰色の煙幕によって覆われた。 「な、なんだこりゃっ!?」 ガスマスクの男たちの戸惑いの声が聞こえる。 本来なら、この煙幕も次の攻撃の布石にすぎないのだけれど……今は、そんな余裕はない。 ガスマスクたちが戸惑っている隙に、腰の痛みを我慢して全速力で離脱する―――上へ。 近くのビルへと飛び付きいて、出現させた鎌をスパイク代わりに屋上へと駆け上がり、そのままの勢いで夜空を走る。 薄れゆく意識の中、時にはビルからビルへと飛び移り、時には出現させた整地用ローラーを足場にして。 だが。 北区の自宅があるマンション、もうすこしでそこに着くというところで、こっちは力尽きた。 ビルのへりに足をかけ、跳ぼうとして………足から力が抜け、そのまま地面へと落ちていく。 「……、がっ…!」 受け身はとったが、高さが高さ。 全身に走る衝撃とともに、消えかけていたこっちの意識は、完全にブラックアウトした。 「―――がわかりマセン。でモ、ワタシの《シンデレラ》が間違うなんてありえマセンシ………なんで女になってるんデスカ、コイツ」 体が揺さぶられる感覚に、こっちは目を覚ました。 誰かにおぶわれてるみたいだ。 聞き覚えのある声、だけど…………ダメだ。頭がボーっとして、何も考えられない。 「まったク、なんでワタシがこんな肉体労働しなくちゃならないんデスカ………でモ、この程度に他のカードを使うのも面倒デスシ……ハァ」 それに、身体が熱い。我慢できないくらいに。 揺さぶられるたびに、誰かの背中に密着してるところからゾクゾクと、なんともいえない気持ちよさを感じる。 うっすらと目を開けると、こっちをおぶってくれてる誰かの後頭部が見えた。 そこにあるのは、まるで金を融かして紡いだかのような、艶やかな金髪。 そしてその両脇にちょこんと存在する形のいい小ぶりな耳に、こっちの目線は吸い寄せられる。 ―――かぷり、と。 よくわからない衝動の赴くままに、それにかぶりついた。 「ひゃッ!? な、なにしてんデスカちょっト!?」 耳たぶを唇でもむもむと揉みほぐし、耳の形に沿って舌をなぞらせていく。 外側をなぞり、次は内側へ。そうして、耳全体を味わうように舐めていく。 「ちょッ、んッ…何してやがってんデスカっ!」 我慢できなくなったかのように、そう叫んで振り向いた顔は、まるで精巧に創られたアンティークドールのように可愛らしくて。 耳から口を離し、桜のような色合いのその唇へとこっちの唇を重ねた。 「んッ、んん~~~ッ!?」 声を出そうと口を開けたその隙をつき、舌をその中へと差し入れる。 二人の身体が絡まりあって地面へと倒れこみ、それでも首に手を回して相手が離れていかないように固定した。 相手の口内を蹂躙するため、舌を縦横無尽に蠢かせ始める。 まず、その形に沿って舌を這わせた。歯や、歯茎や……様々な感触を舌の先に感じる。 そのまま、自分の舌を相手の舌へと絡ませた。 抵抗の動きすらも逆手にとり、ただ本能のままに唇を貪る。 口と口の間から熱い吐息が漏れ、歯と歯がぶつかってカチカチと音がなる。 そうして、息が苦しくなってきたころ……相手の喉がこくり、と動き、二人のそれが入り交じった唾液を嚥下した。 それを確認すると、今まで口内を蹂躙していた舌を引き抜き、唇を離す。 たらり、と、二人分の唾液が糸を引くのが見えた。 「はぁ、はぁ………もっとぉ……」 自分でも驚くほど、甘い声がでた。 さきほどまでの甘美な悦楽にまた浸るべく、相手の唇へと自分のそれを近づけていく。 「ハァ、ハァ……ケホッ。いイ、加減にしろってんデス! やっちまいナサイ、《シンデレラ》ッ!」 相手の唇が目と鼻の先、お互いの吐息が感じられるほどの距離になったところで、彼女はそう叫んだ。 その瞬間。 とんでもない衝撃が頭を挟み込むように炸裂し―――またもや、こっちの意識はブラックアウトした。 ―――次の日。 「…………んー。あさー?」 顔にあたる日差しに目が覚めた。 昨日、宴会から帰るときに感じていた頭痛は、もう感じない…………って、あれ? 「なぜに、家?」 そう、今こっちは、自宅で寝ていたのだ。 たしか昨日、変なガスマスク男に変なガス吸わされて、それで…………。 「………うん。ビルから落っこちて、そっから憶えてないや」 トバさんあたりが探しにでも来てくれたのかなー、と考えつつ、立ち上がる。 すると、 「っと、あう」 身体の前の方に、いつもとは違う重さを感じた。 まったく想定してなかったその重さに引かれ、布団から出られずにコケてしまう。 それと同時に、胸にむにょん、という圧迫感が。 「うぅ、いたた………って、あれ?」 むにょん? 疑問を感じ、また立ち上がって視線を下に。 そこには、見慣れた床なんかは存在せず―――。 「―――なんぞ、これー…」 正真正銘男である(はず。最近自信がなくなってきた)のこっちにあるはずのないもの―――女性の胸。 母性の象徴であるはずのその二つの脂肪の塊が、そこ―――こっちの胸に、あふれんばかりの存在感をもって鎮座していた。 前ページ次ページ連載 - 女装少年と愉快な都市伝説
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中央高校での決戦~vsラ〇ン、そして合流 Hさんと戦った教室の中で、こっちは緊張に身を固めていた。 廊下から聞こえてくる騒音から、誰かしらが戦っているのが分かるが……今はそんなことを考えている暇はない。 その理由は全て、目の前の大男にある。 教室のカーテンを引きちぎって包帯を作っていたこっちの前に、窓から飛び込んできたその男。 男にしても非常に高い部類に入るだろう長身に、全身を鎧のように包む分厚い筋肉。 その浅黒い肌に広がった白髪。もうすぐ冬だというのに薄着で、さらには比較的悪人顔。 それが誰かを判断するにはそれらの情報は十分すぎた。 それはある世界においての一つの力の頂点。文字通りの意味で世界最強と呼ばれる存在の一人であり、さらにその世界を救った英雄の一人でもある。 しかしそれはここには………いや、この世界には存在しないはずの者だった。 全く意図しないままに、口がその名前を呼ぶ。 「―――千の刃の、ジャック・ラ○ン………?」 確実に目の前に存在してはいるのだが、頭はそれを否定したがっているらしく、その言葉は疑問形で紡がれた。 それに対し、 「おお、よく知ってるな? こっちでもここまで有名たぁ、流石は俺様だ」 そう言ってワハハハハ、と豪快に笑う大男―――ラ○ン。 ………いや、これはないだろうとこっちは思う。 都市伝説が常識から外れたものだというのは散々身に染みて分かっていることだったし、だからこそ覚悟もしていたが……いくらなんでもマンガ内のキャラクターが出てくるとかはなしだろう。それも雑魚キャラAとかそんなんじゃなく、チートもチート、超チートキャラだ。 この人―――ラ○ンが出てくるマンガは友達がしっかりと全巻揃えていて、勧められて読んだことがある。 感想としては、バトルシーンがとても面白かったのだが………まさかその中でもとびっきりの規格外に、しかも現実で出会うとは思わなかった。ていうか誰も想像できないだろう、そんなこと。想像できてたらむしろ怖い。 そんなこっちの思いを知ってか知らずか、話し出すラ○ン。 「まぁここでは俺のことがどうとかはどうでもいいんだがな。―――嬢ちゃんがあの娘の敵かどうか以外は、な」 「あの娘………?」 「ああ、黒焦げの蝿を操るあの娘だよ。彼女の敵は俺の敵なもんでな?」 「………その人の敵かどうかはともかく、あなたのことは止めたいです」 ………しかも止めるべき相手だった。戦いを挑んでみたはいいけど、正直無理だと思う。 ていうか生身で戦艦沈める上に、でっかい岩を融かすような特大の雷を体内で炸裂させられても立ち上がるような化け物にどう勝てと。 (―――いや、《スパニッシュ・フライ》は確か、気絶したらそれで能力は解けるはず………じゃあ、なんとかなるか?) そう考えるこっち。 ………うん、なんか油断してくれてるし、そこに全力を叩き込んでなんとかなると信じよう。 「俺的には嬢ちゃんみたいのとはあまり戦りたくないんだがな……まぁ、大丈夫だ。痛くはしないから」 なんかにたー、とした笑みを浮かべながら近づいてくるラ○ン。 今のこっちとの身長差も相まって威圧感が物凄いが、どうやらこっちのことは舐めきってくれているようだ……幸いなことに。 ラ○ンの大きな手がこっちの頭に被るその瞬間にさっと身をかわし、足を引っかける。 あだっ、とラカンが悲鳴をあげるが、それに構わずその胴体を遠慮なしに蹴り上げ、教室の黒板に叩きつけた。 ゴン! という音とともに黒板にヒビが入る。だが、ここで止めるつもりはない。 身体を回転させつつ、早口言葉のように「思い込んだら」と呟き、右手に二つ、左手に三つ、総計五トンのローラーを出現させた。 普通に持ち上げようと思ったら無理な重さではあるが、身体の回転の最中に出現させたことで、その勢いのまま振り回すことだけはできるようになっている。 それら全てを、まだ黒板に半分埋まったままのラ○ンに叩きつける。 まず右の二つ。ズドン!! という轟音とともにローラーごとラ○ンの身体が壁の中に埋まった。 その余波により、黒板のいたるところにヒビが入る。 そして、右よりも更に勢いがついた左が、ダメ押しに叩きつけられた。 さっきよりも更に大きな轟音が空気を震わせる。 その一撃は、壁に突き刺さったままのローラーを、ヒビの入った黒板を、黒板のある壁すらも砕き―――力づくで壁をぶち抜いて、ラ○ンとローラーが隣の教室へと吹っ飛ばされた。 「………っふう。さすがに、これくらいやれば、気絶くらいは……」 "投げる"のではなく"叩きつける"だったお陰で右手は無事で済んだのだが……元々無理して動かした左手はダメだったようだ。 痛みが悪化した左肩を擦りながら一人ごちる。 どうだろうなー、と空いた……というかこっちが空けた穴を覗こうとし―――目と鼻の先、髪の毛をかすってローラーが横切っていった。 固まるこっち。粉砕される教室の壁。 そして―――首をコキコキと鳴らしながら、その男は現れる。 「………いやぁ、油断してたぜ。まさかここまでやるとはなあ?」 頭から一筋の血を垂らしながら。 「流石に今のはそこそこ効いたぜ? そのちっこい身体で、大したもんだ」 自由を掴んだ最強の奴隷拳闘士、生けるバグキャラ、不死身の男―――ジャック・ラ○ンが。 「―――だがまぁ、俺も男だ。彼女の為に、こんなとこで寝てるわけにもいかないんでな」 その言葉を最後まで聞くことなく、こっちはその頭へと渾身の力で右の回し蹴りを叩き込む。 普通の人間に放ったなら、それだけで頭蓋骨を陥没させかねないその蹴りを、ラ○ンは片手で受け止める。 「くっ……!」 受け止められた右の足を軸に身体を回転させ、ラ○ンのその頭頂部へと左足を降り下ろす―――踵落とし。 更に右の踵もその鼻先に突き込み、その反動で後ろに飛ぶ。空中でくるりと回り、きれいに着地しようとした、その瞬間。 ガシリ、と。 こっちの左手を、ラ○ンの丸太のような右手が掴んでいた。 その絶対的な力感、圧倒的な力量差………一瞬でわかる。振りほどくことなんて、出来るはずがない。そう思ったのもつかの間。左肩に激痛を、そして全身に浮遊感を感じた。 (………振り、回されてる………っ!) 自分が置かれている状況は分かっても、それをなんとかすることができない。 歯を食いしばり、来るべき衝撃に備える。 そして、その時は来た。 左手の圧迫感がなくなり、身体が水平に飛んでいく。 教室と廊下とを隔てる窓を突き破り、廊下の壁に叩きつけられるこっち。 なんとか頭は守ったものの、全身をまんべんなく貫く衝撃に、一瞬意識が飛びかける。 が、意地で意識を引っ張り戻し、すぐに横へと飛ぶ。それと同時に、顔からほんの少しのところを唸りを上げながら巨大な拳が通過していった。 その拳はコンクリート製の壁を砂糖菓子のように易々と砕き、突き刺さる。 「―――っ、はぁ、はぁ……ホントに、化け物だな………!」 「おいおい、化け物とはひでえじゃねえか。かるーく傷つくぜ?」 その言葉とともにラ○ンの姿がかき消え―――背筋が粟立つのを感じ前へ転がるようにして飛び出すのとほぼ同時に、こっちのいた空間を高速の拳が撃ち抜いていった。 ―――このスピードの上にこのパワー……ホンットに規格外だな! ―――でも、ノーリスクでこんなことが出来るはずがない。 ―――必ず何かの制約か、弱点があるはずだ。 ―――それさえ、見つけられれば………! 考えを巡らす間にも、凄まじい速度で繰り出されるとんでもなく重い一撃一撃。 こっちは一瞬の隙も作らないよう、摺り足でそれらを回避していく。 ―――まともに喰らえばKO確実、見てから動いてたら間に合わない。 全神経を集中させ、相手の足運びや視線などから動きを予測し―――最終的には勘を頼りに回避行動に移る。 ―――避けきれないものは手足をフルに使って、出来る限り威力を軽減。 空を切り裂いて繰り出された回し蹴りを、自分から後ろに飛びながら受け止める。蹴りの威力を受け流しつつ、吹き飛んだ勢いをローラーを床に叩きつけて殺し、更に追撃を避けるために牽制代わりにローラーを投げつけた。 ローラーはすぐさま打ち返されるが……それも予想していたこと。その一瞬で可能な限り体勢を立て直し、次のラ○ンの一撃に備える。 「全く、本当に器用な嬢ちゃんだな。死なれてもアレだから手加減はしてるが、それでも俺様の攻撃をここまでかわせるんだから大したもんだ」 「……はぁっ、はぁっ……それは…はぁっ、どうも………!」 それにしても、このままじゃあマズい。このままじゃあじわじわ押されて確実に逃げ切れなくなる。 引き付けるだけでも一応役には立ってるんだろうけれど………ここで捕まったら、こっちも支配されてしまうだろう。恋愛したことなんてないから惚れたあとどうなるかは分からない。 でも、操られないなんて幸運はないと思う。 ―――だったら、ここで負けるわけにはいかない、か。 そう考えながら、こっちは目の前の強大な敵と対峙した。 ―――そうして、10分ほどが経過した。 いつのまにか廊下に出て戦っていたこっちとラ○ン。 そうなった理由は簡単だ……単純にこっちが押されて逃げているのだ。 一応こっちも、精一杯頑張りはした。 速射砲のように繰り出される拳と蹴りを紙一重でかわし、あるいは残った右腕で受け流し。 明らかに遊ばれてこそいたものの、それは仕方のないことだと思う。漫画の中のキャラクター、しかもこんな相手に勝てるはずもない。 そして、その瞬間は訪れた。 長い戦いの中、一瞬途切れたこっちの集中。 その刹那の隙をつき―――ラ○ンの拳がこっちのお腹を捉えた。 「―――っ、が……!?」 肺の空気が全て絞り出され、骨が軋んで悲鳴を上げる。 ギリギリとその拳はめり込んでいき、耐えきれなくなったところで身体が水平に飛んでいく。 廊下がとんでもないスピードで視界を流れていき………ぼさっ、とこっちの身体は優しく受け止められた。 「うん、我ながらナイスクッションだ……って女装の嬢ちゃんじゃないか」 「………あれ? Hさんとザクロさんと……誰? あれ?」 なぜかいたHさんやらザクロさんやらその他宴会で見た覚えがあったりなかったりする人やら、結構な数の人がいた。………いや、ホントになぜに? こっちの身体はHさんの髪の毛に包まれていた。これのお陰で衝撃が吸収されたのだろう。 「わたくし、あなたとは初対面だと思うのですが……というか、何で飛んで……?」 あれHさんって支配されてなかったっけあれー? とハテナが飛び交っていたこっちの脳内だったが、ザクロさんの言葉ではっと我に帰る。 ばっと素早く身を起こし、 「思い込んだらっ!」 叫ぶと同時にローラーを降り下ろす。 ガインッという音とともに受け止められたそれは、しかしラ○ンによる追撃を妨害するという役割を果たした。 「おっ……と。こいつぁ……ここは退かせてもらうぜ!」 そう言い放つと、文字通り目にも止まらない速度で廊下を戻っていくラ○ン。 (なんだかよくわかんないけど、一応助かったのかな……?) そう思うとふっと身体から力が抜け―――倒れかけたところを、銀髪のお姉さんが支えてくれた。 「あ、ありがとうございます……」 「いやいや、可愛らしい女性に奉仕するのはボクの義務のようなものだからね。気にしないでくれたまえ」 「えと、こっちは………渚、です。一応、名前は」 ……なんという男前。こういうセリフが自然に出てくるような大人になりたいものだ。 生死と隣り合わせとほぼ言っていいだろう状況にあった緊張感から解放されたせいで、つい変なことを考えてしまう。 「ああ、この子は味方側だ。″お強い嬢ちゃんと戦りあって″《スパニッシュ・フライ》の能力が解けたって言ったろう? この嬢ちゃんがその子だよ」 Hさんが説明をしてくれているらしい……左腕が痛んでいるうえ、かなり疲れている今はそれがとてもありがたい。 改めて周りを見回す。周囲の人がどんな人たちかを確認するためだ。 とても似た顔立ちの青年二人。片方は白衣を着て、もう片方はコーラのペットボトルを携えている。………なんだか見覚えがあるのは、気のせいじゃない。通ってる学校の先生だ。 彼らのそばには白骨と人体模型が。さらには人形もいた。 でっかい犬、裸エプロンの人、髪をわさわささせてる黒尽くめエトセトラ。 そんな人たちを見て、ふと思ってしまった。 ―――ここはどこの人外魔境なのか、と。 そんなこんなでこっちは、目的を同じくする人たちと合流することに成功したのだった。 前ページ次ページ連載 - 女装少年と愉快な都市伝説
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登録日:2018/03/12 Mon 10 33 36 更新日:2024/07/06 Sat 22 35 46NEW! 所要時間:約 60 分で読めます ▽タグ一覧 それいけ!アンパンマン アニメ ガンダム スタジオジブリ タレント ディズニー トムとジェリー ドラえもん ドラゴンボール ムーミン 所要時間30分以上の項目 所要時間60分以上の項目 都市伝説 ここでは都市伝説の中でも、アニメに関わる都市伝説を紹介する。 ほとんどはただのヨタ話やジョークの類であるが、一部真偽不明のものもある。 特にアニメなど映像作品に関しては「確かに自分は観た!!」と言う人が後を絶たないのが、これらの伝説がいつまでも消えない理由となっている。 実際には人間の記憶力はかなり曖昧で、繰り返し脳内で想像することによって実際の記憶だと思い込んでしまう現象(虚偽記憶と呼ばれる)が知られていることは述べておこう。 目次 スタジオジブリ ドラえもん アンパンマン ムーミン 日常系/微妙に非日常系作品群 巨大ロボット ディズニー ドラゴンボール トムとジェリー 魔法少女 その他 関連項目 マンガに関する都市伝説 ゲームに関する都市伝説ポケットモンスターに関する都市伝説 サブカルチャーに関する都市伝説 スタジオジブリ 『天空の城ラピュタ』には、別バージョンのエンディングがある 映画はパズーがドーラたちと別れるシーンで実質物語は終了しているが、昔あるテレビで放映された際に、 「パズーとシータが一緒にパズーの故郷まで戻る」シーンまで放送されたという伝説。 非常に有名で息の長い噂であり、アニメ系都市伝説の代表格とも言えるであろう。 ジブリ側はこの噂を否定している。 続編等を作ることを極力避けるジブリの制作体制や、一度のテレビ放映におけるほんのわずかなシーンのために新規にアニメを制作するコストなどを考えると、現実であるとは考えにくい。 ……ところが、実を言うとこの都市伝説は 半分実話 である。 日本テレビの「金曜ロードショー」で最初に放送された際、スタッフが尺の関係でエンディングの映像を差し替えていたのである。その一部に宮崎駿が書き下ろした後日談イラストが使われており、これが噂の根拠になったと考えられる。 スタッフが勝手に差し替えたのであればジブリ側はそれを知る由も無いだろう。つまり、「本来と違うエンディングが流れた事があるのは事実だが、非公式なもの」というのが真相である。 『千と千尋の神隠し』には、別バージョンのエンディングがある これも同じく、実は千尋とその両親が引っ越し先の家まで行くシーンがあるバージョンがあるという噂。 こちらは「公開当時、一部の映画館で上映されていた」と言われることが多い。 噂のシーン自体はシナリオの初期稿に存在していたが、これをそのまま映像化した場合上映時間四時間超えになるためカットされている。ジブリ公式曰く「(上映用フィルムも作られた、は)都市伝説です」「他にも宮崎さんたちが『やろうかと思ったけど、変えることにした』シーンはありますよ」とのこと。 例として、 2022年1月7日の『金曜ロードショー』枠での放映に伴ってのQ A では、宮崎監督からのお蔵出し情報として 「最初は千尋の家から始める予定だったんだよ。千尋の部屋が妖怪の通り道になっていて、お母さんと一緒に湯屋へいくって話」 「でもまどろっこしいからやめたんだよね」 と、少なくとも湯屋一帯の神様たちのテリトリーにつくまでは大きく内容が異なっていたことが示されている。ちなみに当該ツイートによれば監督曰く「そういった噂がファンの人達にあるなら面白いね」とのこと。 世代の変化に応じて、別の作品で同じような都市伝説が流布するのも、ジブリ作品が愛されている証拠だろうか。 なお本作のDVD版は、デジタルに不慣れだったスタッフのミスなのか全編で赤みがかっている。(*1) この「劇場版とソフト版とで映像が違う」という事実に尾ひれがついて噂が成立したのかどうかは定かではない。 『風の谷のナウシカ』のエンディングには安田成美の歌が流れるバージョンがある これまた別エンディングの噂。 公開当時の1984年から現在まで、安田成美が歌うテーマソング『風の谷のナウシカ』はナウシカ本編では使われず、テレビCMでのみ流れた、というのが定説になっている。 しかし2023年、本作を劇場で観た人が「エンディングで安田成美の歌を聴いたと思う」とTwitterで発信したことで論争となった。 ツイートには同意する意見が多数寄せられた他、「歌ありバージョンは当初存在したが、宮崎駿が激怒したため差し替えとなり、それが間に合わなかった映画館でのみ差し替え前のものが流れた」と(製作委員会のメンバーだった)鈴木敏夫が話した雑誌を見たという証言まで出ている。 上記の件を受け、ハフィントンポストがスタジオジブリに取材したところ、歌ありバージョンの存在・鈴木敏夫の発言ともに否定された。 前述のCMは当時何度も放送されており、また映画館の休憩時間に曲が流れた可能性もあるため、それらと混同されたのかもしれない。 なお本編で安田成美の歌を使わなかった理由については諸説あるが、プロデューサーの高畑勲が「ナウシカの作風に合う歌じゃない」と強硬に反対したためという説が有力(*2)。激怒したわけではないにせよ反対で流れたというのは都市伝説と共通しているので面白いところである。 『となりのトトロ』のラストシーンでサツキとメイは死んでいる これも非常に有名な噂。トトロの正体は実は死神だったと付け加えられることもある。 スタジオに問い合わせる人も多かったらしく、後にジブリ側がはっきり否定した。(*3) そもそもエンディングでは、姉妹の母が退院して以降の物語が描かれている。 よく根拠として挙げられる「途中からサツキとメイの影が無い」というのは、他の登場人物や物体の影も無かったり薄くなっていることからして、単に「日没が迫っている」ことを示す演出と考えられる。 ただし「恥ずかしながら…アレは単に影の描写を省略しただけで、手抜きである」という趣旨のスタッフ発言もある。 それぞれの作品記事にもあるが、『トトロ』の劇場公開時は『火垂るの墓』との同時上映という トラウマメーカー だったわけで、当時映画館で見た人たちが『火垂る』側のエンディングと記憶を混同したのでは?という説もあることはある。 なお、「姉妹の母親は物語の後結核で他界してしまう」と言っている人もたまに見かけるが、これも上記に書いているように間違いである。 『となりのトトロ』でトトロとお父さんは同一人物 最後まで同じ画面に現れることがないことや、お父さんが見ていない間にサツキとメイに何があったのか知っているような態度をとることが根拠として挙げられる。 しかし、トトロが去った直後にやってきたバスに乗っているなど無理があり、そもそもお父さんに限らずトトロはサツキとメイ以外の前には現れていない。 というかまず死亡説といい父さん=大トトロ説といい、ジブリ館の公式短編『めいとこねこバス』との整合性が取りづらい面がある(*4)のも考慮するべきであろう。 『となりのトトロ』は狭山事件をモチーフにしている これまた「衝撃の事実」などという煽り文句でしばしば拡散されている都市伝説であるが、共通点は「トトロの舞台と時代設定が狭山事件(*5)と被る」という点くらいであり、 他の類似点とされるものなどはこじつけの域を出るものではない。 例えば「サツキとメイの年齢を合計すると狭山事件の被害者の年齢になる」などと主張されているが、 そもそもトトロは企画当初は姉妹ではなく一人の少女が主人公であり、企画途中までは姉のサツキに相当するキャラクター自体が存在しなかった。 『となりのトトロ』で、お母さんは昔トトロに会ったことがある ほかの都市伝説に比べ刺激がまるでないため、マイナーな部類に含まれる話。 トトロの企画当初、主人公は一人の少女であったことは先述したとおりである。 彼女は初期に作られたポスター等に登場しており、サツキにもメイにも似ているがどちらでもない容姿で描かれていたため、「お母さんの子供のころではないか」という噂が存在した。 他の都市伝説と異なり、これについては(肯定もされていないが)明確に否定されていない。 ジブリ作品で宮崎監督作品のタイトルには「の」が入り、高畑監督の作品には「ほ(ぽ)」が入る 『もののけ姫』の頃まで、まことしやかに囁かれていた伝説。 その後、該当しない作品が増えたのはご存知の通り。 ジブリ作品でタイトルに「の」が入っている作品は大当たりし、逆に入っていない作品は振るわない 元々は「もののけ姫」公開当時、宮崎駿がテレビのインタビューに答えて、 「うちの作品はタイトルに『の』が入っていると当たるんですよ」、 「今回は『の』が2つも入っているから最強じゃないかと」と冗談めかして語っていたもの。 その言葉通り『もののけ姫』が大ヒットし、『千と千尋の神隠し』がジブリ歴代1位の興行収益を上げたことがダメ押しとなって広まった伝説。 しかし、実際には『平成狸合戦ぽんぽこ』も『紅の豚』には興行的には3億程度の差で負けてこそいるものの、動員数に至っては20万人以上勝っている。 さらには『風立ちぬ』がジブリ歴代5位(紅の豚は9位、魔女の宅急便は14位)の記録を打ち立てている。 そもそも2023年現在、ジブリ長編作品でタイトルに「の」が付かない作品はナウシカを含めた25作中9作品(*6)しかないので、この説を語るには少々乱暴な感も否めない。 因みに収益は、トトロ/火垂るの墓は18位、ラピュタは19位と発表されている。 『風の谷のナウシカ』にはゲーム化の企画があったが、その初期案が「ナウシカが蟲を撃つシューティングゲーム」という原作ぶち壊しのシロモノだったため、宮崎駿が激怒してお蔵入りとなり、以降はゲーム化の話はタブーとされている これも全く根拠のない都市伝説である。そもそもジブリに関連するゲームは数は少ないが登場する。 ナウシカのゲームは3作品出ていてそのうちSTGは『ナウシカ危機一髪』『忘れじのナウシカ』が存在。 撃つ相手は漫画版の飛行甕で、蟲は撃てないか、王蟲を撃つと怒りを鎮めなければゲームオーバーという仕様。 「土鬼を説得する」のが目的のゲームで、この伝説程には原作と離れてはいない。 これ以外にも、(ジブリとは少し離れるが)宮崎駿が監督した『ルパン三世 カリオストロの城』の関連ゲームは複数発売されている他、ジブリが制作協力した『ニノ国』が2010年に発売されている。 2015年の『太鼓の達人』とのコラボ時の記者会見において、鈴木敏夫プロデューサーは「ジブリはゲームが嫌いだって言われるんだけど、正確に言うと、よくわかってないんです」 「僕と宮崎駿で将棋を指したりはするけど、デジタルゲームは何が面白いのか、さっぱりわからない」というコメントを残しており、ゲーム自体は否定的に見ている。 とは言え上記の都市伝説とは全く関係なく、テレビゲームの楽しさがあまり理解できず興味が持てないというのは、特に彼らの世代では珍しくはないだろう。 また、「ワンダープロジェクトJ」を作った平野文鳥のTwitterによれば、「魔女の宅急便」の公開前後に宮崎と会った際、「記号化した命で遊ぶ行為やそれを作る人間の気がしれない」と、ゲーム制作者に対して(しかも初対面で)口にするとは思えない言葉を言われたらしい。 しかし約20年後、アニメーターの飯田馬之助の葬儀で再会した時に謝罪し、今はゲームを否定していないと発言したそうで、 要は’’昔は嫌いだったけど長い時間が経って考え方が変わった''ということだろう。 『魔女の宅急便』のジジはスポンサーのクロネコヤマトの意向で登場した 一昔前のネット上で広まった噂。原作にもしっかりと魔女と黒猫の深いつながりは設定されている。 原作準拠で実写化されたのを機に原作設定が周知されてからは下火になった。 映画製作中に「宅急便」がヤマト運輸の登録商標であることに気づいたジブリが「原作にも黒猫が登場する」という点で交渉した結果ヤマト運輸が『魔女の宅急便』のスポンサーに加わり、『魔女の宅急便』の映像を用いた宅急便のCMを当時放送していたことで広まったと思われる。 また、「商標権の理由でヤマト運輸がスポンサーに付いた」と囁かれることも多いがこれについても事実ではない。 補足しておくと、アニメのベースとなった原作第1巻が刊行された当時、実際にヤマト運輸から作者に対してクレームが付けられるという事態が起きた。 「宅急便」が登録商標された語句であることを原作者が知らなかったためで、「書籍の題号は『魔女の宅急便』であるため『宅急便』と同一の商標には当たらない」という判断が下り無事刊行を継続できたという経緯がある。 後にジブリが『魔女の宅急便』を商標登録しているが、これは映画版の題号に基づいた登録であり、書籍の題号自体には商標権は認められない(書籍のタイトルはその内容を表すものであって一般的な商標とは役割が異なるという解釈のため)。 ジブリ版『魔女の宅急便』でジジが喋らなくなったのは深刻な理由があるから 黒猫のジジは相棒のキキと会話出来ていたが、これはキキが魔法でジジの言ってる事がわかる為である。 が、キキの魔法が弱まったのを境にジジが喋らなくなってしまう。また、人間のような感情豊かな表情や仕草をしなくなり普通の猫のようになる。 その後、キキがなんとか魔力を取り戻しても結局言葉をしゃべることはなく普通の猫のままだった。 この事から「キキは完全に魔力を取り戻せなかったのでは?」「ジジに何かあったのでは?」と考えるファンが多かった。 後年、宮崎監督はこの事に対し「ジジの声が聞こえなくなった理由は、ジジが変わったからではなく、キキが変わったからである。そもそもジジの声はもともとがキキ自身の声であって、キキの成長に合わせてジジの声が必要なくなってしまったのだ」と説明している。 つまり、喋る猫のジジはキキのイマジナリーフレンドのような存在であり、人生経験が不足していた彼女の未熟さの表れであった。彼女自身が成長したからこそ猫と話す必要が無くなったのだ。 そもそもジジの台詞のほとんどは、キキへの返事や彼女の言動に対する反応であり、ジジの声=キキの心の声という証となっている。ジジの人間のような仕草も当時のキキの視点からそう見えただけかもしれない。 ちなみに最後まで喋らなくなるのはあくまでジブリ版で、原作では再び喋るようになっている。 『火垂るの墓』の節子の死因は栄養失調ではなく、汚染物質によるもの 節子は極貧の生活の中で、満足に食べ物を食べることが出来ず、栄養失調の果てに衰弱死したとされているが、実は全く別の死因があったという噂。 この噂では、本当は汚染物質が体内に入ってしまったことで免疫機能が低下したのが死因であり、清太がいくら手を尽くそうが妹の死は絶対に避けられなかったとされる。 栄養失調なら、消費エネルギーの大きさから兄の清太の方が先に衰弱している筈だというのが根拠とされる。 また奇妙なことに雨を目に受けた直後、明らかに栄養失調になる前から「お腹ビチビチ」が始まっており、これを伏線と解釈する見方もある。 いつ汚染物質が節子の体内に入ったかと言うと、物語序盤の雨を左目に受けたシーン。 その後も節子は左目の痛みを訴え続けており、汗疹も汚染物質による体調不良の初期症状と考えられている。 原爆でもない普通の爆弾でそこまでの汚染物質が発生するのはおかしいと思われるが、当時清太達がいた場所の近くには軍需工場が多数あり、そこに火災が発生したことでダイオキシンのような化学物質、あるいは重金属がまき散らされ、それに汚染された雨を目に受けてしまったときから、節子の死は確定してしまったと言われている。 これに関してはトトロの噂のような公式回答がないので、真相は不明であるが、原作小説でも栄養失調で亡くなったとされている他、 節子のモデルとなった作者の野坂昭如の妹は、満足に食べ物を与えられずに餓死したと語られており、映像化の際に設定変更がなされていなければ、死因は原作同様に栄養失調と思われる。 『千と千尋の神隠し』には「火垂るの墓」の節子が登場している 映画終盤で銭婆に判子を返すために千尋が電車に乗るシーンがあるが、途中の駅にいる人物の中に節子に似たシルエットの少女がいると指摘されたことで広まった噂。 駅で何をしているのかと言うと、千尋が乗った電車は死者を乗せる電車であり(これも明言はされていないため都市伝説の域を出ない)、節子は清太を待ち続けていると噂されている。 ただし、節子は約四頭身、シルエットの少女は約五頭身と体型に違いがある。 これは死後の世界で成長したから、と説明される場合もあるが、「火垂るの墓」のラストシーンで清太と節子は亡くなったときの姿で現代の街を眺めており、この後再会したと考えると矛盾が生じるとも言える。 ドラえもん 一切情報が残っていない『タレント』という謎の回がある 最終回の噂と並んで有名な都市伝説。 内容は「ドラえもんとのび太が通り抜けフープ(のような道具)で地底世界の町へ遊びに行き、そこで不気味な男と出会って、最後は二人が悲鳴を上げながら抱き合って唐突に終わる」というもの。 「謎の女の子に会う」「地球のミニチュアが割れる」「そのミニチュアの割れ目から血のような赤い液体が流れる」などという話が付け足されることもある。 「絵柄や色調が明らかにいつもと違っていた」などとされることも多い。 「誤編集した、もしくは著しく破損・変質したフィルムを間違って放送してしまった」という説もあるが、技術的に考えにくい。 ドラえもんには雰囲気が不気味な回や、「地下の世界に行く」「怪しい男と遭う」など断片的に『タレント』と一致する回が少なくないため、それが元ネタになった可能性もある。 まず、「空き地で通り抜けフープのような道具を使って地底に行く」という話が実在する。 (5巻「地底の国探検」。通り抜けフープのような道具とは「ここほれワイヤー」のこと。厳密には「ここほれワイヤー」で掘る場所を探し、「地底探検車」で地底に向かっている) また、「ドラえもんとのび太が恐怖で互いに抱き合うシーンで唐突に終わる」回も実在する。 (39巻「風船がとどけた手紙」。「みんなで風船に手紙を付けて飛ばす」というファンタジックなシーンで始まる回なのに、ラストはかなりホラー) 「タレント」という謎のタイトルについては、「ゆめの町、ノビタランド」(3巻収録。ひみつ道具「ガリバートンネル」を通ってミニチュアの街へ行く、というストーリーは地底に行っているように見えなくもない)を見間違えたのではないかという説もある。 これらの記憶(ちなみに上記3作ともアニメ化されている)が混じり合ってしまい、さらにネット上で多くの人が意見交換する中で、伝説が自然形成されたと考えるのが自然だろうか。 原作者の藤子・F・不二雄が亡くなった日に、謎のアニメが放送された 亡くなった1996年9月23日の夜に、藤子を追悼する目的でドラえもんが放送されたという噂。 (なお当時のドラえもんは金曜放送で、この日は月曜だった) 後述の内容から『行かなきゃ』の通称で知られる。 ネットには多種多様な目撃情報が上がっているが、最もポピュラーなのは、 「暗い道をどこかに向かって歩くのび太の映像が延々と流れた末、彼が一言「行かなきゃ」と発して終わる」というもの。 (この一言はのび太役の小原乃梨子でなく、藤子自身の声だったとする証言もある) 「行かなきゃ」の意味は「天国へ行かなきゃ」であろうと言われている。 藤子の死去が報じられたのは翌24日だったことや、死去の直後にアニメを制作して放送枠を確保することの困難さを考えると、追悼番組として放送された可能性は低い(何の発表もせず密かに放送すること自体がそもそも不可解である)。 2023年に週刊女性が本件について問い合わせをしたところ、テレビ朝日側は「そのような番組を放送したことはない」と完全に否定している。 そのため何らかの試験映像や、ドラえもん本編の似た場面(*7)、藤子が出演した特番などの記憶がごっちゃになった結果、『タレント』と同様ネット上で伝説化したのかもしれない。 ちなみに、こうした経緯で都市伝説が発生するのは珍しくない。 例えば、怪談系都市伝説として有名な「NNN臨時放送」の話は、日航機123便墜落事故の際、乗客の安否確認のために流された映像と他の深夜番組とが混同されてできたとされている。 『2日後にどこでもドアを使うな』という不気味な回がある 2010年代から話題になり始めた、比較的新しい都市伝説。 『タレント』や『行かなきゃ』と異なり、ほぼ一貫して以下のようなストーリーが語られる。 「夜に野比家の電話が鳴り、のび太が取ったところ、「2日後・・・使うな!」という声が聞こえた。 恐怖を感じたものの、夢だと思いその場は忘れる。 2日後、のび太とドラえもんはどこでもドアで静香の家に行こうとするが、ドアを開いた先は何もない真っ白な空間。 慌てて戻ろうとするも、どこでもドアはただのドアになってしまっていた。 ドラえもんは「タイム電話」を使って過去の自分に警告しようとするが、突然辺りが暗くなり、ドラえもんも消滅してしまう。 のび太は手探りでタイム電話を探し出し、2日前の自分に「2日後にどこでもドアを使うな!」と叫んで終わる」 原作・アニメ共にこのようなエピソードは存在しない。 2008年頃の2ちゃんねるの書き込みが初出で、それがコピペ化されて広まったと考えられている。 こちらにも元ネタ候補はあり、「地平線テープ」(28巻収録。ドラえもんとのび太が異次元に取り残される話)・同作者のSF短編「影男」(主人公の生まれ変わりを名乗る男が主人公に警告する話)・サウスパーク第10シーズンの第12・13話「Go God Go」(Wiiの発売が待てずに雪山で氷漬けになったカートマンがゲームの無い未来から現代に向けて冬眠しないよう自分に連絡するがいたずら電話だと切られる話)等が挙げられている。 ドラえもん役の大山のぶ代とのび太役の小原乃梨子は不仲のため離れた距離でマイクを使っていた 90年代に『GON!』等のサブカル系雑誌を中心に囁かれていた噂…だが、当の小原がこれを否定。 確かに大山と小原のマイクの立ち位置は離れているが、それはヘビースモーカーの大山が入口側で、嫌煙家の小原が反対側のマイクを使っているだけの事だった。 そもそも大山版ドラえもんはジャイアン役のたてかべ和也やスネ夫役の肝付兼太、しずか役の野村道子を含め全員が旅行に行く程仲が良かった。そもそも声優陣間での仲が良くなければば2005年まで続けられなかっただろう。 なお、現在のわさドラ版でも水田わさびと大原めぐみの立ち位置が離れているが、これは両者の出番が多いため、互いの声がぶつからないようにしたもの。 アンパンマン ばいきんまんもジャムおじさんが作った 「ジャムおじさんが『ジャムパンマン』として作成したが廃棄され、悪の心が宿ってばいきんまんとなった」などともっともらしく説明される。 ネット上ではしばしば「事実」として記載されている。 だがこれはアニメ版の第1話を見れば事実でないことが明白である。実際はばいきんまんは宇宙からやってきた。ドキンちゃん以外に親戚が登場したこともある。 公式サイトにも「あんぱんまんをたおすためにバイキンせいからやってきた」とはっきり書かれているので、宇宙人とみなして良いだろう。CV 中尾隆聖の宇宙人ということでフリーザと同じである。 ちなみに2人の誕生の経緯を補足すると、「宇宙の遙か遠くから飛んできた『いのちの星』がパン工場のパンと合体して生まれた」のがアンパンマン、「いのちの星を追いかけて飛んできた卵から生まれた」のがばいきんまんである。 そして劇中においてばいきんまんは、「俺はお前(=アンパンマン)を倒すために生まれてきたのだ!」と発言している(*8)。 つまり厳密に言えばアンパンマンも宇宙人(地球のパンと合体したからハーフか?)であり、ばいきんまんは何らかの理由でアンパンマンを「いのちの星」状態から敵視していたことになる。 2人の関係性についてはこの通り曖昧な部分があるため、都市伝説に繋がりやすいのかもしれない。 めいけんチーズはばいきんまんのスパイだったが、バタコに懐いたため一旦パン工場を離れ、そのまま森を放浪していたら、2年後にアンパンマンに保護されてパン工場に住むようになった 原作の設定とアニメの設定がごっちゃになって作られた話。 「ばいきんまんのスパイだったがアンパンマン側に寝返った」というのは原作の話。そちらでは寝返り後、そのままパン工場に居ついている。 一方アニメ版では第1話で森で迷子になっていたところをアンパンマンに保護されてパン工場に居ついた。 アンパンマンのマーチは特攻隊で亡くなったやなせたかし先生の弟さんをモチーフに描いたもの 公式には否定されている説であるが、原作者であるやなせたかし先生の弟が特攻隊に志願し戦死されているのは真実。 また、先生自身は「そんなつもりはなかった」と否定しているが、同時に「弟と最後の言葉を交わした記憶が深く残っていた」とも語っている。 戦争は嫌いだけど、弟の死まで否定したくはない。 そんな先生の無意識の想いが「アンパンマンのマーチ」を生み出したのかもしれない。 ムーミン ムーミンは核戦争後の話で、ムーミンたちは放射線で生まれた奇形 「スナフキンは人類最後の生き残り」だとか、「最終話でムーミンたちが冬眠するのは『核の冬』の暗示」だとか、一見もっともらしい説明も加えられる。 そもそもトーベ・ヤンソンの原作が書かれたのは、「核戦争」などという概念が事実上存在しなかった1945年以前である(それまで断片的に発表されていた話をこの年にまとめて出版した)。 またムーミンたちは(スナフキンも含めて)身長30センチ程度のムーミントロールという妖精だという設定である。 冬眠についても、物語が北欧を舞台にしていることを考えれば、別段不自然な設定でもない(そもそも『核戦争後』なのに『核の冬』が来るのはおかしい)。 日常系/微妙に非日常系作品群 サザエさんの次回予告後のバンクが変更されたのは、真似をして窒息死した子供がいたため 長年親しまれていたバンクであっただけに様々な憶測を呼んだようだが、実際には番組を見ていた医師から指摘があった&「あのバンクももう長いから」という理由での変更であり、実際には死亡事故などは起きていない。 なお、この変更によって導入されたサザエさんじゃんけんは実際に多くの人間の運命を狂わせることになるのだが、それについては項目参照。 脚本家・三谷幸喜はサザエさんの脚本を書いたことがあるが、とんでもないものだったために没の上二度と呼ばれなくなった 現在はドラマ・舞台の脚本家というイメージの強い三谷幸喜だが、1980年代はバラエティ番組の構成やアニメの脚本も手掛けていた。 内容として挙げられるのは諸説あるが、 「タラちゃんが巨大化して街を練り歩く」 「薬を飲んで筋肉モリモリマッチョマンになったタラちゃんがオリンピックに出場する」 に大きく分けられる。 これについては事実で、本人が2019年9月13日放送の『ダウンタウンなう』で 「薬でマッチョマンになったタラちゃんがオリンピックに出る脚本を書いてプロデューサーに見せたらプロデューサーが激怒し、サザエさんの仕事から離された」 と語っている。実際にとんでもない代物であった。ちなみにこの話のサブタイトルは『タラちゃん成長期』としてテレビ放送されている。 なお三谷はこれ以外にもサザエさんの脚本を書いており、『ワカメの大変身』『波平つり指南』『妹思い、兄思い』の3本が放送されている。 ちびまる子ちゃんのゆみこちゃんは自殺した 最後に登場した回で「ばいばい」と言い残して去った、などともっともらしく語られる。 原作アニメ共に初期は現在のかよ子ちゃんポジションでレギュラー陣として登場していたが、いつからか全く登場しなくなったことから創作された、一種のネタに近い伝説。 ちなみに似たような立場のキャラに「えびすくん」がいる。 アニメ版『クレヨンしんちゃん』にはひろしが死亡した世界線が存在する アニメ版のオリジナルキャラクター、しんこちゃんに纏わる都市伝説の一つ。 このしんこちゃん、本人は「未来から来たひまわりの友達」と名乗っているが、作中描写(あと担当声優)からひまわり本人である事がほぼ確実視されている。 しかし彼女がひろしと出会った回「また!しんこちゃんだゾ」では、彼女がひろしの顔を知らない事を示唆するやり取りがあり(*9)、 さらにその回で彼女がひろしを交通事故から助ける描写があったため、「彼女はひろしが交通事故で死亡するのを阻止するために過去に来たのではないか」という説が浮上する事となった。 ちなみに彼女自身は後の回で過去に来た理由について「未来でひまわりがみさえに怒られたので、本当の母親か確かめるため」と語っているものの、 みさえにもひまわりにも会っていない前述の「また!しんこちゃんだゾ」等、それでは説明のつかない訪問も多く、その目的は謎に包まれている。 また、「彼女のタイムマシンは北与野博士という人物の手によるもの」と言われることもあるが、こちらも原作とアニメの設定がごっちゃになったもの。 北与野博士は原作にしか登場しないため、アニオリであるしんこちゃんとの接点の描写は当然存在しない。 『クレヨンしんちゃん』の「ケツだけ星人」は規制によって放送できなくなった アニメ版『しんちゃん』の話題には「今の時代は○○をできなくなった」という話が付き物であり、PTA等への叩き棒にされることが少なくない。 だが実際に放送されなくなったとされるのは「ぞーさん」や「みさえを呼び捨てにする」だけとされており、表現規制を叩きたいがあまりデマが流布され続けている現状にある。 その中でも、この「ケツだけ星人」については発信した人間が近年の『しんちゃん』を一切見ていないことを一発で炙り出せるデマである。 というのも、2020年7月から使われているアイキャッチ(Aパート)では、しんのすけが生ケツバージョンの「ケツだけ星人」を毎週おこなっているのである。 2024年6月現在もこのアイキャッチは放送されているので、今からでもTVerの見逃し配信などを見れば容易に確認できる。 なおSwitchのゲーム作品では生ケツ版が規制された(と見られる)実例があるので、こちらと混同された可能性もある。 ゲーム作品とテレビ放送では可能な表現もバラバラであり、前者はどのレーティングで発売するか、後者はどの時間帯に放送するかによっても変わるので、同一視はできない。 あずまきよひこはアニメ『あずまんが大王』の出来の悪さに憤慨、そのせいで『よつばと!』のアニメ化を拒否している。 これは完全なデマであり、作者のあずまきよひこがブログで明言していた。 作者の言葉を簡単に要約すると「何も言わないのは自分がアニメに関しては素人だし、アレコレ指示する者が増えると逆に混乱するからアニメの製作には関わらなかった」というもの。 要するに『船頭多くして船山に登る』のを避けてただけなのである。 「関係者が何もコメントしない=口にしたくもないくらい怒ってる」という思い込みから発生したデマと言える。 そもそも2024年時点では『よつばと!』は休載が目立ち、原作者に負担がかかるアニメ化は難しそうだが…。 ただし、本当に怒っているからノーコメントを貫く人が居てもおかしくはないので、本人がハッキリと明言していない事は盲信すべきではないという例の一つ。 巨人の星のOPのせいで「ローラーをコンダラと呼ぶ」という勘違いが広まった 巨人の星の主題歌に「思い込んだら」という部分があるのだが、オープニングにおいてこの歌詞の部分と星飛雄馬がローラーを引くシーンが重なったため歌詞を「重いコンダラ」と勘違いし、ローラーの正式名称をコンダラと思い込む視聴者が続出したという都市伝説。 驚くべきことにこのコンダラの知名度はかなりのものであり、野球部の元部員にコンダラと言うとなんのことか通じると言う。 また「中島らもの明るい相談室」に「姉がローラーはコンダラと呼ぶのが正しいと言い張って困っている」という投書が寄せられたり、ラジオのコーナーの名前に流用されたりもしている。 だが、少なくともオープニングでこのような勘違いをすることはあり得ない。 なぜなら、件の歌詞の部分にローラーは登場しないからだ。 いやそもそも、オープニングにはローラー自体が登場しないのだ。 しかもオープニングにはちゃんと「思いこんだら」と歌詞が表示されている。 勘違いをする可能性があるとすれば、第12話だろう。 12話のクライマックスにて星飛雄馬が整地ローラーを1人で曳けと言われ力を入れているシーンがあるのだが、ここでちょうど「♪思い~込んだら~」の部分が流れる。 この場面は絵面的にもインパクトが強く印象深いシーンであり、ここのカットのみが切り取られてアニメ名場面特集などで使われることもしばしばあったことから、 こちらが広まっていく過程において、それが人から人へ伝わるうちに「巨人の星のオープニングで勘違いする人が続出した」と形を変えていったのではないかと思われる。 言わば「ちゃぶ台返し」のように巨人の星の本編を見ていない人たちにも広まってしまった刷り込みの一種である。 なお、上記のように「ローラー部分を背にして引きながら歩く」という使用法は誤りであり、勢いがついたローラーに轢かれてしまう可能性があるため非常に危険。 正しい使用法は「進行方向にローラー部分を向け、取っ手を押して使う」のが正解である。 ボボボーボ・ボーボボのアニメはスポンサーが全員降板した後もスタッフや声優が制作費を出し合って放送を半年継続させた。 2005年4月9日の放送回以降はスポンサーなしで放送されていた当アニメについて、いかにスタッフから愛されていたかを示すエピソードとして引き合いに出される。 ただ、アニメの制作費は最低でも1話1000万円はかかり、スポンサーなしの約半年間の放送期間だと4億円はかかったものと考えられる。例えスタッフや声優全員で出し合ったとしても少なくとも1人あたり10万円近い出費になることは避けられず、決して高収入とはいえない人も多いアニメ業界の人間が1アニメのためだけにこれだけの負担ができたかは怪しい。 そうなると今度は「じゃあなんでやれてたの?」という、別の疑問が沸いてくるのだが…。 公式の証言がないため、あくまでも仮説であるが、「予め放送に資金が用意されていた」という物は考えられるだろうか。 巨大ロボット 「赤い彗星」の異名に反してパーソナルカラーがピンクなのは、当時ピンク色が大量に余っていたため 『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』のインタビューで安彦良和が語るところによると、 アニメに使える色がそれまで70色だったのが、『機動戦士ガンダム』の製作当時80色ほどに増え、 シャアピンクもその中の一色で(一説にはそもそもザクの薄い緑色もその中の1色だった、とも)早速使用し、「赤い彗星」の設定の方がそれに合わせて作られたとのこと。 これにより、同じ色で塗ると保護色になってしまうパイロットの服と機体を同系色に合わせることができるようになった。 なお、同様の説が「リック・ディアス」「マラサイ」「ガルバルティβ」「ガザC」にもあり、 Z当時のサンライズの制作現場で赤が大量に余っていた(もしくは最も安価だった)ためだと言われることがある。 『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』は劇中劇 「『08小隊』は後世に作られた映画であり、宇宙世紀で実際に起きた出来事ではない」とする都市伝説。 『08小隊』は後半のラブロマンス的展開や、連邦軍のMS開発時期の矛盾から未だにファンからは賛否両論ある作品であり、 否定派が、飯田馬之介監督の「(シローのことが)大嫌いだった」「ただの馬鹿ですよ」発言と合わせて、作品の否定に持ち出すことの多い説。 都市伝説には珍しく実在のソースが明示されており、 2003年に刊行された、「宇宙世紀0099年に発刊されたアナハイム社の社報」という設定の設定資料集「アナハイム・ジャーナル」において、 アナハイムの社員が「一年戦争のアジア戦線を舞台にしたロマンス映画で、MSが『歩く核爆弾』のように描かれていた。ひどい嘘だ」と言っていた、というもの。 「アナハイム・ジャーナル」が発売された2003年の時点で、一年戦争のアジア戦線を描いた映像作品は『08小隊』しかなく、 このことから、前述のように「『08小隊』は劇中劇」とする解釈や、 「ひどい”嘘”」という言葉を拡大解釈した「暗に『08小隊』は宇宙世紀の正史には含まれないと示唆している」という解釈が都市伝説のもとになっている。 しかし、この説には 「アナハイム社員の『ロマンス映画』発言の前に、『08小隊』の登場人物であるエレドア・マシスの存在が示唆されている(*10)」という決定的な矛盾がある。 逆に「エレドアの存在をこれ見よがしに出したということは、やはり『ロマンス映画』は『08小隊』のことだろう」というファンもいるが、若干苦しい擁護なのは否めない。 『08小隊』劇中でMSが核爆発したことはないが「MSが『歩く核爆弾』のように描かれていた」に近いものとしては、上官のイーサン・ライヤーが「事故でMSが核爆発したと発表しての核爆弾の使用」を指示したシーンが『歩く核爆弾』扱いというには少々微妙ではあるが実際にあるため、 「『08小隊』は実際に宇宙世紀で起きた出来事で、MSが核爆発するなどの脚色を加えて後世において映画化された」という解釈も十分にできる(*11)。 大河ドラマネタは「いくら初速が100m/sと砲として異様に低速とはいえ、ザクマシンガンを見てから躱すのが宇宙世紀の兵士に可能なのか?」でよく(そういう事を言うアンチがいるよね、という前提の)ネタにされることも。 ソースの不確かさと、何より公式の宇宙世紀年表に『08小隊』の出来事が載っていることから「こうも解釈できる」という域を出ない与太話ではあるが、 『08小隊』否定派のファンの中には、この説を事実と考える者、あるいは信じている者も未だ多い。 他、これと似た「『MS IGLOO』はジオンが作ったプロパガンダ映像」という都市伝説も存在する。 登場する地球連邦軍兵士の多くが悪辣・露悪的である事から、一方からは「過度にジオン賛美的である」として『IGLOO』もまた賛否が分かれがちな作品であり、 特に「エンジンに重大な欠陥を持つヅダより先に、性能上の欠点はあれど欠陥は無いジムが先に自爆した」(*12) 「ジオン視点の物語なのに、連邦兵の通信が聞こえてくる」、「コミカライズ版のこのシーンの連邦兵が『正規の軍教育を受けているとは思えない』レベルで口が悪い」といった描写からこのような説が提唱されている(*13)。 こちらも要するに整合性や不自然性を盾にした「嫌いな作品に対する蔑称としての『劇中劇』呼ばわり」であり、 中には「(ヅダの件から)『IGLOO』が劇中劇なのは明白」などと断定的に語られるが、 実際の所は『IGLOO』が宇宙世紀の劇中劇であるとする明確な根拠・資料、及びそれを示唆するスタッフからの証言は一切無く、 前述の「『08小隊』劇中劇説」と同じように、「その気になればこの様にこじつけられる」という域を出ない与太話にすぎない。 『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』のラストでアムロとシャアは脱出した。 富野由悠季監督の見解では、「死亡した」とされているので誤り……と言いたいが、 本編でアクシズから離脱するMSらしき光がはっきり描写されているため(*14)、断言はできない。 富野監督も「あれで生きてたらすごいですよ」と語ってはいるが、明確に「アムロとシャアは死亡した」と言ったわけでもないため、 どちらにも取れるようにか、現在の公式設定においてアムロとシャアは「生死不明」となっている。 ただし富野監督の見解=公式設定という訳ではないので注意(*15)。 ちなみに現在(『ORIGIN』を除けば)最も新しいアムロとシャアを扱った映像作品である『UC』においては、 小説版著者の福井晴敏によって、 「基本的には死亡説前提という事で話を進めた」 「ただ、もしかすると生霊かもしれない。皆さんで解釈してください」 …と発表されている。 ネタバレは伏せるが、視聴した方であれば「生霊かもしれない(し、幽霊かもしれない)」がどのシーンを指すのかはご存知であろう。 また、同作にてアムロの階級が「中佐」になっている(*16)こと、そしてフル・フロンタルが「シャアはやっぱり生きてたんだ」と扱われていることから、 少なくとも作品世界内ではアムロが「書類上では『死亡扱い』」、シャアが「一般的には死んだとされているが生存説が囁かれている」という扱いなのは確かであるが、前述の通りサンライズの公式見解としては「生死不明」という事で落ち着いている。 同じガンダムで後に、監督から「あれで生きてたら気持ち悪い」とまで言われ公式設定でも死亡扱いされていたが実は生きていた気持ち悪い人が現れたので、文句なくすごい2人のこの設定が変更される日も来る……かもしれない。 なお、スパロボVなどのif展開では大抵「アクシズショックによって平行世界にふっ飛ばされて、宇宙世紀とは別の世界で自部隊に合流、そのまま生存する」というパターンが一般的になっている。 これもあってか、アムロが他のガンダムシリーズや他作品に異世界転移したと解釈する二次創作も多い。 『逆襲のシャア』が宇宙世紀二ケタ台の節目の物語であるためか、後発作品に関する都市伝説の中には本作と絡めたものがしばしば見受けられる。 「インドでクェスの修業に付き合っていたクリスティーナの正体は『0080』のクリス」、 「冒頭の5thルナ落としで『08小隊』のシローとアイナが子供たちともども死亡した」あたりは有名であろう。 宇宙世紀0083年、連邦は兵士のガス抜きのために「兵士達にコロニーの住人を虐殺させる作戦」を正式な命令として下した。 いわゆるグローブ事件にまつわる都市伝説。 実際の設定は「宇宙世紀0080年に占領軍が暴走して行った虐殺を上層部がもみ消した事件」なので年代も背景も何もかもが違う。 こんなデタラメな設定が出回った理由としては原作が小説媒体であったために本来の内容が知れ渡るまでにタイムラグがあり、 アンチが捏造した設定が先行して広まってしまったという説が有力。 ゲイツは作中での扱いがあまりに不遇だった事から、デザイン投稿者の愚痴が新聞に載った事がある 『機動戦士ガンダムSEED』終盤から登場するザフトの新型量産機として登場したゲイツは視聴者からの投稿デザインが元になっているのだが、 劇中では「終盤に於けるやられ役メカの一体」でしかなく目立った活躍が無かったため、それを不満に思った投稿者が零した愚痴が新聞に掲載されたというもの。 2021年現在「そういう事があったらしい」という話だけが残っている状況であり、物的証拠やデータ、目撃証言がほとんど無く、明確な証拠は確認できない。 『SEED』は当時から現在まで賛否が分かれがちであり、過激な行動を取るアンチも多く存在するため、それらによる捏造である可能性もある。 また確かにゲイツは華々しい戦果を上げたとは言い難いが、それはガンダムシリーズに於ける量産機全般に言える事であり、何もゲイツに限った話ではない。 むしろパイロットが主人公ではなかったとはいえガンダムに勝った場面すらあり、他の量産機よりはマシまである。 プロヴィデンスガンダムは1週間でデザインされた 『SEED』ラスボス機であり、劇中で登場するまで前情報が一切無かった事から視聴者を驚かせたというプロヴィデンスであるが、 それもそのはずプロヴィデンスは元々存在すらしておらず、終盤も終盤という所で「今のキラを止められるのはガンダムしかない」との福田監督の判断により、 急遽大河原にデザインを発注、それを受けた大河原はプロヴィデンスを僅か1週間で仕上げて来た、という噂。 実際には当初は存在しなかったどころか初期からデザインは上がっており、出番も情報も無かったのは単に秘匿されていただけだった事が語られている。 インパルスガンダムの合体機能は書類上「1機のMS」ではなく「3機の戦闘機」とすることでユニウス条約のMS保有数制限をすり抜けるのが目的 ガンダムファンの間ではかなり広く認知され、当wikiにも長い間記載されていたこの設定だが、実は公式にはそのような設定は存在しない。 インパルスシステムがユニウス条約対策のために開発されたシステムであること自体は事実だが、その目的は「1機のMSに複数機分の機能を扱える汎用性を付加すること」であることは『SEED DESTINY』の放送当時に発売されたプラモデルの説明書などで明記されている。 一応「戦闘機扱いにすることで条約逃れ」という記述自体は2007年から発売されていた「週刊ガンダムファクトファイル」の用語集における「インパルスシステム」の項で確認されているのだが、逆に他の資料では同書のインパルスガンダム特集にさえ一切言及がない。 その上、初出のはずの「ファクトファイル」発売の前年である2006年にWikipediaに同様の記述(*17)が見られ、言い回しなどにも類似があったことから、そもそもこの「ファクトファイル」の記述自体がWikipediaからの孫引きである疑いが強い。いい加減な話である。 また、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ASTRAY』でも言及があったが、これもカイト・マディガンの個人的な見解に過ぎず、 同行者のコートニー・ヒエロニムスとジェス・リブルもそれぞれ「母艦すら必要としない次世代型戦闘システム構築のための足掛かり」「納税者ウケ狙いのプロパガンダ」という別の説を挙げており、やはり根拠としては不十分と言わざるを得ないだろう。 イオリア・シュヘンベルグのモデルは富野由悠季 「ガンダムの開発者」「人間嫌い」「ハゲ頭」「友人がE・A・レイ(CV:古谷徹)」など共通点が多い事からまことしやかに語られている説。 しかし、実は彼はラフ稿の段階ではハゲどころかロングヘアであり、ハゲ頭は後に水島精二の提案を受けて変更された結果である。 そのため、少なくともキャラデザを発注した時点で彼を富野監督に似せる意図があったとは考えにくい。 それ以外の共通点にしても作中の役割を考えるとあくまで偶然の域を出る物ではなく(*18)、 仮に意識した部分があったとしても「意識して似せた」というよりは「結果的に似たキャラになったので意識するようになった」という流れだった可能性が高い。 初代『機動戦士ガンダム』は、選考者に「あれはSFじゃない」と拒否反応を示されていたため星雲賞を受賞できなかった。 星雲賞は、前年に発表・完結した優秀なSF作品やSF活動に贈られる賞である。 実際にはファングループによる投票制なので、その作品を嫌っているSFファンがよほど多くない限り「選考者に嫌われているから受賞できない」なんてケースは起こりえない。 そもそも現在ではコミック部門を「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」(2012年)が、自由部門を「実物大ガンダム立像」(2010年)が受賞しているため、「ガンダムは受賞できない」という話自体が相当に時代遅れのネタと言える。 初代ガンダムが星雲賞を受賞できなかったのは事実だが、それは単に相手が悪すぎたというだけの話である。 もともと星雲賞自体がかなり「ノミネートされるだけならなんでもあり」なのもあり、1stガンダムに限らず『普通はSFとしては扱われないんだけどノミネート』『競合が激しくて取れなかった』ケースは散見されるし。2021年映画演劇・メディアの部(2020年の作品)とか(*19) 『機動戦士ガンダムF91』のカロッゾ・ロナの正体は『機動戦士ガンダムUC』のアンジェロ・ザウパー 『機動戦士ガンダムUC』が映像化されてから流布されるようになった都市伝説。 両者とも花を象った機体に乗る共通点があったりセシリーの異母兄であるドレルがアンジェロに酷似している事などから、この説が生まれたと思われる。 ただし、カロッゾの旧姓はビゲンゾンであり、バイオコンピューターの研究者だったのに対して、 アンジェロは悲惨な境遇だったところをフロンタルに救われて以来心酔している…と、大まかな経歴の設定からして異なる。 そもそも、アンジェロは原作・アニメ共に最終的には死亡したことが示唆されているので、『F91』の時代まで生き残っているという前提からして破綻しており、 この説以前に生存説自体が成り立たないという背景があるのだが、様々な理由を付けて現在でもこの説を支持する声はあるのだとか… 『機動戦士ガンダムUC』一話に登場したスタークジェガンのパイロットは『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』に登場したコウ・ウラキ 同じく、四話に登場したバイアラン・カスタムのパイロットはコウ・ウラキ こちらも『機動戦士ガンダムUC』が映像化されてから流布されるようになった都市伝説。 コウがオールドタイプでありながら凄腕のパイロットであることや『0083』以降その後の消息が不明であること、 スタークジェガンのパイロットも同じくオールドタイプであるにもかかわらず、強化人間であるマリーダの駆るクシャトリヤと互角に渡り合うその腕前からこの都市伝説が生まれたと思われる。 しかし『0083』を見ればわかる通り、彼は軍事裁判に掛けられたことがあり、 最終的に罪状を消されて釈放されたとはいえ軍事裁判の件を見る限り再び宇宙に出てモビルスーツのパイロットになったとは考え辛く、 その点からしても説自体が成り立たない上にガンダムUCの前日談を描いたとある漫画作品において 後のスタークジェガンのパイロットらしき人物が登場したので公式に否定された。 加えて『0083』から13年経過しているとはいえ、担当声優も堀川りょうではない。 同様の説にユウ・カジマ説もあるが、ゲームのEDや小説版の記述から、0093年にアクシズを押した後に退役したという事になっているので、 0096から始まるUC時にはすでに連邦には所属していない故に、スタークジェガンのパイロットであるとはやはり考えづらい。 また、トリントン基地でジオン残党の迎撃に出撃し八面六臂の活躍を見せたバイアラン・カスタムのパイロットがコウとする説も、 機体性能的に相手の多くが格下だったとはいえ異様な強さを見せた事、また豪州トリントン基地は北米オークリー基地に送られる前のコウにとっては古巣という、 宇宙で最新鋭機に乗っているというよりは説得力がある点もそのように噂された要因の一つだろう。 後にバイアラン・カスタムのパイロットが設定された事でコウ説は明確に否定されている。 ジェネシックガオガイガーはゾンダーに弱い 『勇者王ガオガイガーFINAL』に登場したジェネシックガオガイガーはゾンダーに対する耐性が無くゾンダーと戦うと機界昇華されてしまう為『勇者王ガオガイガー』では対ゾンダー用に特化したガオガイガーに改修されたという噂。 しかしガオガイガーに携わった脚本家の竹田裕一郎はその噂を聞いた際にガオガイガーの監督である米たにヨシトモと共に困惑した事を自身のTwitter上で述べており公式設定ではない事がうかがえる。 ジェネシックガオガイガーが対ゾンダーに向いていないのは確かだが、それは弱いからではなく「強過ぎて核まで破壊してしまうから」という真逆の理由によるものである。 横山光輝は『超電動ロボ 鉄人28号FX』を認めていない 『鉄人28号』の原作者である横山光輝が、アニメ『超電動ロボ 鉄人28号FX』を酷評したという噂。 後述の通り間違ってはいないが、やや不正確な面もある。 この話の元ネタと思われる「『鉄人28号』大研究-操縦器の夢」の著者インタビューにて、確かに横山は『FX』を「あれは、最低だ。あんなになるとは思わなかった」と酷評している。 しかし全文をよく読むと、『FX』のみならず(インタビュー内で言及された)自作の映像化作品ほぼ全てにダメ出しを行っているということがわかる(*20)。 なので、『FX』を酷評したこと自体は事実だが、「横山はFXを特別に認めていない」というよりは、 「自作の映像化作品全体を大なり小なり否定的に見ている」と捉えた方が正確と言えるだろう。 また、その酷評の内容についてもそのインタビューで明言されているのは、それに続くインタビュアーからの質問に対する、 「(金田正太郎を成長させて家庭を持たせた設定に関して)シナリオ・ライターがつくったストーリーで嫌だった」とあくまで性癖作家性の違いの範疇でしかなく、 別に『FX』がアニメとして出来が悪いと言ったわけではない(もちろん本人の想いがどうだったかは別だが)という点にも注意。 同じようにこのインタビューが元ネタと思われる「横山光輝は『太陽の使者 鉄人28号』を褒めていた」という噂もあるが、 少なくともこのインタビューにおいては不満バリバリの白黒アニメ版・FX版と比べると「善玉の鉄人なので自分のイメージと違った」と優しめの評価であるが、 褒めていた、と言われると疑問の残る感想となっている。 『超電磁マシーン ボルテスV』は革命を連想させる作品だったため、フィリピンで打ち切りになった 日本ではスパロボぐらいでしか知名度がないが、フィリピンでは絶大な人気を誇るロボットアニメ『ボルテスV』。 放送当時のフィリピンはマルコス大統領による独裁政権だったため、 「ボアザン星の住民の中から皇帝ザンバジルを打ち倒そうという勢力が現れ、クーデターを起こす」という内容が問題になったという説があるが(*21)、 実際は「暴力的な内容」、「ボルテスを放送していたTV局が政治家に便宜を図っていなかった」、「子供が夢中になってしまい勉強をしなくなった」、 「親世代は第二次世界大戦を経験した人が殆どで、反日的な思想が多かった」などが理由として挙げられている事が当時や放送後の調査で分かっている。 事実、マルコス政権が退陣後にボルテスVの残りの話数が放送されたが、既にブームが過ぎ去っていたためか、国民からは特に熱狂も抗議もなく、良く言えば冷静かつ常識的な反応であった事が分かっている。 かと言ってボルテスV自体が不人気という事はなく、99年には再びリバイバルブームが起こり、主題歌を歌っていた堀江美都子はフィリピンで国賓級の対応を受けた上に、 2006年には安倍首相がフィリピンを訪問時に現地の子供たちに同番組のEDで迎えられたという逸話がある。 2020年には現地メディアが実写化を発表したこともあり、ボルテスの人気は根強いと言えよう。 この他、フィリピンでのボルテスV人気を裏付ける逸話として、国内の某遊園地にあるガンダム立像が作画崩壊レベルなのに対し、同園のボルテスV像の造形はガチすぎるというものがある。 (詳しくは、「フィリピン 遊園地 ボルテス」で画像検索してもらいたい) 真希波・マリ・イラストリアスのモデルは庵野秀明の妻である安野モヨコ 『シン・エヴァンゲリオン劇場版』公開後から主に某自称関係者によって流布された都市伝説(*22)。 この項目ではあえて具体的に触れることを避けるが、ラストシーンについて劇中の描写からはあまりにも不自然な展開になったため、このような説が広まった背景があると考えられる。 なお、結論から言えばこれは真っ赤なデタラメであり、庵野や制作会社であるカラーはおろか、モヨコ本人すらも明確に否定している。 公式側もこの件については実在人物への影響もあることからこの風説の流布を非常に問題視しており、複数回に渡っての明確な否定を行っているものの、尚これが真実と主張して止まない人が少なくないのが現実である。 また異説として、若干ネタ交じりだが「マリのモデルは庵野の友人である島本和彦ではないか?」という考察もある。 『ZOIDS』で使用されたCG技術は現在ではロストテクノロジー ゾイドの躍動感を大迫力で描き、第二次ゾイドブームの火付け役となるほどの傑作アニメとなった『ZOIDS』だが、制作会社であるXEBECの解散に伴いそのCG技術は失われ、同じレベルのアニメを制作するのは現在の技術をもってしても不可能と言われている程のアニメ界のオーパーツと化している、という噂。 XEBECが解散したのは事実だが、そもそもこの会社はCG制作には関与していない。 CG制作を行った会社の多くは現在でも活動しており、おそらくガセネタと考えてよい。 実際、近年の展開をしっかり追っているファンであれば、現在でも『ゾイドワイルド』シリーズやAdvanced Zi(旧40th Anniversary Zoids)のスペシャルPVなどで当時にも引けを取らないクオリティのCGアニメーションが披露されているのは最早説明不要であろう。 恐らく、アニメシリーズ第3作『ゾイドフューザーズ』のCG制作の際、『ZOIDS』及び次作『ZOIDS新世紀/0』の技術が人事などの関係で再現不能になったエピソードに尾鰭がついて広まったものと思われる。 ライガーゼロイクスが『スラゼロ』に登場していないのは放送打ち切りのせい ライガーゼロの最強形態に相当するイクスアーマーは4つのアーマーユニットの中で唯一アニメに登場していないのだが、これは後番組である『ウルトラマンコスモス』の放送が決まったことで番組が打ち切られ、後半の目玉アイテムになるはずだったイクスアーマーもお蔵入りになってしまったから…という噂。 1年半のロングラン放送となった『ZOIDS』に対して『スラゼロ』は僅か半年の放送、かつライガーゼロイクスの発売日も10月3日とちょうど年末商戦にぶつかるくらいの時期だったこと、加えてライガーゼロのライバルに相当するバーサークフューラーの登場が放送終了間際と遅かったことなどが主な根拠とされる。 では実際はどうだったのかというと、そもそも『スラゼロ』は『ZOIDS』が人気を受けて放送延長されたことに伴い発生した放送枠のズレを埋めるために急遽企画された作品であり、短期間の放送だったのは打ち切りではなく当初からの予定通り。 一応、『コスモス』の放送が円谷英二生誕100周年を記念して前倒しされ、『スラゼロ』の放送期間が当初の想定より1クール短くなったいきさつはあるが、仮に当初の構想通り3クール放送であれば同年9月末くらいに完結しているはずであり、 イクスアーマーも出す予定だったと仮定すれば番組後半の目玉商品を放送終了と同時に発売というおかしなことになってしまう。 元々玩具主体で展開されているゾイドシリーズではアニメに出てこないバリエーション機体など珍しい話ではなく、イクスアーマーもそのひとつだったということだろう。 しかしながら、「大人気番組だった『スラゼロ』が後番組の圧力で打ち切られた」という噂のインパクトからか真に受けてしまった者も多く、残念ながら現在でも『コスモス』に対してお門違いの非難をぶつける心無いゾイダーは一定数存在する。 ディズニー グーフィー影武者説 項目参照。 ディズニーの二次創作を発表すると消される ブラック・ジョークを交えながら扱われる事も多い都市伝説。 海外には「無人島に取り残された男が砂浜にSOSを書いたが救出してもらえず、代わりに あのネズミ の絵を描いたら、ディズニーが著作権料を取りに来たので助かった」という小噺も存在する。 ディズニー社はかつて、版権管理が杜撰だったために『しあわせウサギのオズワルド』の版権を多数のスタッフもろとも配給会社に奪われてしまったという苦い経験があり、 その事実が、ディズニーの著作権侵害への異常なまでの神経質さに説得力を持たせた面もある(なお、オズワルドの版権自体は2006年を以ってディズニー側に返還された)。 ディズニー社が非常に著作権に対して厳しいのは事実であるが、 流石に現在ではネット上の二次創作の広がりに対応できておらず、海外ではディズニーを扱った二次創作サイトが多数確認できるのが実情である。 もちろん(無許可の二次創作は)法律などに反していることは言うまでもない。 日本でこのような認識が広まったのは、「ミッキープール事件」の影響も大きい。 これは「とある小学校の6年生が、卒業記念にプールの底にミッキーマウスの絵を描いた。 ところが後日、小学校にディズニーの社員が現れ『プールの絵は著作権を侵害している』として消去を要請してきた。 学校側はなんとか絵を残せるように手をつくしたが結局聞き入れられず、プールの絵は塗りつぶされた」というもの。 都市伝説のような逸話だが、これは1987年に起きた実話である。 検索すればこの事件を報じた新聞記事を見ることができる。 なお、イメージ悪化を防ぐため、ディズニーがこの小学生達をディズニーランドに無料招待した(もしくは「ディズニー世界名作全集」を寄贈した)という後日談も噂されているが、こちらは真偽不明。 小学校のプールを確認する労力と得られるメリットを考えると割に合わない気がするが、「日本の著作権法上、この数年後に『蒸気船ウィリ―』の保護期間が切れるため過敏になっていた」という説もある。 実際のところはディズニー曰く「無断使用だったからNGを出した」、文化庁曰く「営利目的ではないから事前に許可を求めればOKが出た可能性もある」とのこと。 プールの底にでかでかと書いた上、新聞まで取材をして広く知れ渡ってしまったため、黙認するわけにも行かなかったと言う事情もあるらしい。 「藪をつついて蛇を出した」結果であると言っても良いだろう。 余談だが、同じく「二次創作への対応が非常に厳しい」と言われることが多い作品に、「それいけ!アンパンマン」がある。 過去にアンパンマンの二次創作同人誌や映像作品を制作していた一部のサークルに公式サイドがクレームを入れ、 結果当該二次創作作品が打ち切りとなったという事例が実際に起きており、ここから「アンパンマンの二次創作は全く認められない」と認識している人も多い。 ただ、これはかなり例外的なケースであり、ほとんどのサークルに対しては事実上黙認状態である。 特にBL界隈では、アンパンマン擬人化ものは一大ジャンルとして確立している。 くまのプーさんの本名は「サンダース」 実際、当初発行された日本語版の絵本にはハッキリこう書かれているので誤解が加速した事情はあるが、実はこれは誤訳。 原文のニュアンスは「プーさんはサンダースという名の下に暮らしていました」というもので、その後「プーさんの家にサンダースという看板がかかっていました」と続く。 要は単なる言葉遊びであり、そもそもプーさん本人がなんで自分がサンダースという看板がかかっている家に暮らしているのかわかっていなかったりする。 ディズニーランドの地下には秘密の道や施設がある 有名どころでは、 ○キャスト移動・物資輸送用の地下通路網がある ○ネズミ耳のバニー(?)ガールのいる極秘のカジノがある ○冷凍保存されたウォルト・ディズニーが、シンデレラ城の地下で、蘇生する技術が完成する日を待って眠り続けている といった伝説がある。 この内、地下通路網はアメリカに実在し、日本にも小さいものならある(*23)。 スペースマウンテンには大量のお札が貼られている。 ある日、人気アトラクション「スペースマウンテン」の機械が異常を検知して緊急停止した。 乗客を一旦下ろすことになり、照明がついたのだが、直後に乗客は愕然とした。 普段は暗くて見えない天井や壁にお札がびっしりと貼られていたからだ。 以前スペースマウンテンで死亡事故が起きたことがあり、それ以来怪奇現象が多発するようになった。 このお札は霊の祟りを恐れたスタッフによって貼られたものだ、という噂。 スペースマウンテンでの死亡事故は1984年と87年に実際に起きており、事実である。 と言っても、走行の際の振動が原因で心臓麻痺や脳溢血が起きたという話であり、例えばこれのような大規模な事故が発生して死傷者が出た、というわけではない。 お札が貼ってあるという噂は完全なガセであり、怪奇現象が起こったりもしないのでご安心を。 またスペースマウンテンに限った話ではないが、心臓や脳の血管に疾患がある方は絶叫マシンに乗るのは控えよう。 ホーンテッドマンションやタワーオブテラーには本物の幽霊が出る お化け屋敷には付き物の、本物の幽霊が出るという噂。 ホーンテッドマンションで目撃情報が多いのは長い廊下の場所。 ゲストにどこが怖かったかアンケートを取ると、多くのゲストが「廊下で手招きする少女」と答えるのだが、そのような演出はなく、スタッフが肝を冷やした、という話がよく噂される。 同様に霊のダンスパーティーが行われる場所でも、手招きする少女が目撃されることがあるらしい。 タワーオブテラーでの目撃情報があるのは、鏡を見る場所。 霊感がある人が見ると、鏡に人ならざる者の姿が見えることがあるらしい。 この噂は前述のお札の噂と違い、ガセだと証明することが実質的に不可能であるが、営業に支障が出るような検証を行うのは絶対にやめていただきたい。 霊の祟りより賠償責任に発展するほうがずっと怖いと編集者は思う。 ディズニーランドには鳥類が寄り付かない カラスのような大きくうるさい鳥は夢の国のイメージを損なうため、鳥類が嫌う特殊超音波を流して寄り付かないようにしているという噂。 また、子供が園内でやたらとはしゃぐのは、子供の未発達な脳が超音波の影響を受けて一種の暴走状態になっているからだと説明されることもある。 結論から言うとこの噂は全くの出鱈目。 園内にはハトや小型の鳥がたくさんいるし、街中よりは少ないというだけでカラスも普通にいる。 街中より少ないのは、ゴミが徹底的に管理されて普段餌にしている生ごみがないからだと思われる。 『アラジン』の冒頭に出て来る行商人(ペドラー)の正体はジーニー 本作の語り部であり、客(=映画の観客)にランプを売りつけようとする行商人の正体は変装したジーニーである、というもの。 「人間キャラにもかかわらず彼のみジーニーと同じ4本指である」「本国版では声がジーニーと同じ」「ジーニーのランプを持っていたり、アラジンがこれを使って大成した事を知っている」といった点からファン間で囁かれていた説であるが、 2015年頃になって同作の監督がニュース番組に出演した際に事実である事が語られた。 当初の予定ではエンディングで明かされる予定だった所、編集の都合でカットされたとの事。 実写版では行商人の代わりに漁師が語り部となっているが、この漁師の正体もやはりジーニーである。これがペドラーの17年越しのリベンジであるかは不明。 ドラゴンボール ドラゴンボールGTの「GT」は「G=ごめんね(or ごめんなさい) T=鳥山先生」の意味 原作最終回から数年後の物語を描いたアニメオリジナル作品「ドラゴンボールGT」のタイトルに込められた意味に関する都市伝説。 このGTという作品は原作者である鳥山明は初期デザインの一部に関わったのみで、シナリオなどの製作面には殆どノータッチの完全オリジナル作品として作られた。 既に原作が終了した作品を商業的都合で続編を製作する事や原作者非関与の続編的作品という状況から、タイトルにこのような意味が込められたというGTに否定的な層によるブラックジョークだった。 ところが、GTというタイトルの具体的な意味が分かりにくい事や一部のアンチ層に悪意を込めて本当の話のように広めた者もいたことで、都市伝説としてかなり広まってしまった。 当然GTのファンやGTに好意的な人間には、アンチ的な意図も否定できないこの都市伝説を本気で嫌っている人間もいるので、話題に出す際には注意が必要である。 実際のGTというタイトルの理由は、宇宙を駆け回るという作品コンセプトを元に「グランドツーリング=壮大な旅」という意味合いが込められて名付けられた。 この説明は『DRAGONBALL GT DVD BOX』において原作者である鳥山自らが説明しており、またGTにおいて鳥山が関わった数少ない要素の一つがタイトルに関してだったりする。 ちなみに、GT最終回のある発言からもう一つ裏の意味合いが込められているのではという説もあるが、こちらも方向性こそ違うが都市伝説に近いか。 ちなみにその後、鳥山はある事情から自分でドラゴンボール作品を制作することを決めることになるのだが、それは別のお話。 海外オリジナルで『ドラゴンボールAF』という続編が製作された ドラゴンボールGTが終わった後、海外ではオリジナルの続編が放映されたという都市伝説。 天下一武道会のあと意気投合した悟空Jr.とベジータJr.がお互い家のことを話すうち、先祖同士の交流と邪悪龍(DBGT)との戦いの後の空白に気づき、その後に起きた事件を神龍(ドラゴンボール)から聞く…… など何パターンかのストーリーやパワーアップ形態やオリジナルキャラがドラゴンボールAFのものとして紹介されているが、 実際にはどこの国でも製作されておらず、スペインのDavid Montielと言う人物がアニメ雑誌に投稿した未来トランクスの世界のオリジナルキャラのイラストがネット時代になって何故かアニメのものと勘違いされ、 イラストに描かれていた「DRAGON BALL AF」(「AF」は「Alternative Future」(代替の未来)の略)の文字がシリーズ名と誤解され、 各国で「謎のドラゴンボールアニメ」を探す中で言葉の壁もあって外国の二次創作のコラ画像などが発掘されて『ドラゴンボールAF』のものとして広まっていったらしい。 そして海外では「日本でのみ作られた続編」、逆に日本では「海外オリジナルで作られた続編」といった言語の壁による誤解が発生したり等、しばらくの間その存在が信じ込まれていたこともある。 後に真相が判明して「AFが実在しない」という事実が判明した後も、それまでファンの間で膨らみ続けていた「AF」の共有幻想はそのまま残り続けたことで結果的に定番の二次創作ネタとなっており、 発端のDavid Montiel他、各国の有志が『ドラゴンボールAF』の漫画を描いていて、「現実になった都市伝説の例」でもある。 トムとジェリー トムとジェリーが死ぬ最終回がある 本家アメリカでの都市伝説で、訳されて日本にも出回っている。ググればすぐに出てくる。 老衰によりジェリーのもとを去ったトム。その後、ジェリーは別の猫にちょっかいをだそうとするもあっさり殺されてしまい、トムが自分に手加減をしていたのだと知る、というのが大筋。 「トムとジェリー」は老舗のアニメだけに、放送シーズン毎の最終回などは存在しているが、 「トムとジェリーの物語の終わり」というものは公式には全く存在しておらず、上記の最終回ももちろんファンの想像の産物。そもそもジェリーはトム以外の猫に勝つことも珍しくない。 ただし、 トムがジェリーを爆殺しようと用意した爆弾で自滅し、昇天してしまう。 トムが斬首されてしまったことを示唆する演出の後、ジェリーが冥福を祈る。 失恋したトムとジェリーが鉄道自殺を図る。 などというブラックなオチが描かれたエピソードはしばしばある。 トムとジェリーは第二次世界大戦の風刺 英語のスラングでトムは「英国人・欧米人」という意味であり、ジェリーは「ドイツ人」を意味している。 つまり、トムとジェリーそのものが「狡猾なドイツ軍がちょっかいを出し、図体がでかいイギリス軍はそれを間抜けに取り逃がしてしまう」 そんな様子を象徴するプロパガンダアニメだった、というのがこの都市伝説。 ちょうど1940年代に勃発した北アフリカ戦線にて、連合国は枢軸国にたいそう手を焼いていたという。 まさかアニメ歴最初期にして、昨今の擬人化、否、擬動物化ブームの先駆けだったのだろうか トムとジェリーは1940年頃に誕生したアニメ作品であり、当時テレビを見ることができたのはごく限られた教養のある富裕層のみだった。トムとジェリーの初期作品も、それら視聴層を狙いふんだんに社会風刺が盛り込まれていたという歴史がある。 1943年には、風刺どころかストレートに戦争を題材にした、「勝利は我に(The Yankee Doodle Mouse)(*24)」と言う作品まで制作されている。 もっともあの夢の国の人たちも似たような作品を送り出していた時代なので、第二次世界大戦においてはある種当然の結果ともいえるだろう。 ただ、彼らの名前が「トムとジェリー」になったのは2作目以降の話であり、第1作目では「ジャスパーとジンクス」だったという点は留意しておくべし。 魔法少女 ミンキーモモと地震 『魔法のプリンセス ミンキーモモ』46話では放映中に三宅島の地震速報が入った。この話は大人の事情に振り回された末打ち切りは回避したものの既に物語の初期目的を果たすことは不可能となり、主人公がトラック転生 一旦事故死する という衝撃的な回であり「ミンキーモモの祟り」説が噂された。 更に最終回63話の放映日は日本海中部地震が発生し、再放送の46話には三陸沖で地震が起こったとも言われる。 終了当時の『ロマンアルバム・エクストラ』のスタッフ座談会でも「重要な回に限って録画にテロップが映り込んでしまった」 「今再放送やってるから二週間後また揺れるんじゃないか」と話題になっている。 更に阪神大震災の際に各局が特別番組を放送していた中、一局だけ通常放送をしていたテレビ大阪が放映していた番組がミンキーモモの再放送であったと付け足されることもある。 ミンキーモモが何度再放送されたか、地震速報がどの程度の頻度で入るかを考えれば重なることは低い確率ではないとも考えられ、 2代目である海モモ最終回も中々のバッドエンドながら何事もなかったこともあり平成の間にこの噂も消えていった。 その他 『忍たま乱太郎』のタイトルは、NHKの放送コードを回避するために付けられた ご存じNHKの最長寿アニメ番組『忍たま乱太郎』。原作は尼子騒兵衛の「落第忍者乱太郎」というタイトルだったが、NHKから「落第」の言葉にNGが出て「忍者の卵」を意味する「忍たま」になったというもの。 芸名すらも強制的に変えてしまった例(*25)があるNHKならやりそうに思われがちだが、アニメ版のOPクレジットには「落第忍者乱太郎」と初回からクレジットされているほか、初期には「落第忍者の段」というエピソードも放送されており、デマという見解も少なくない。 『宇宙の騎士 テッカマンブレード』は『DETONATOR オーガン』に触発されて制作された 『宇宙の騎士テッカマン』のオマージュ作品である『オーガン』へのオマージュとして、『テッカマン』のリメイク作品である『ブレード』が制作された……という話。 きれいなつながり方だが、どこからこのような話が出てきたのかは定かではない。 出どころと思われるものとして『月刊ホビージャパン』1992年2月号がある。この号では『オーガン』の記事において、『ブレード』の企画時に『オーガン』が参考にされたという噂があると記述している。この通りかなりあいまいな記述だが、この記事をもとに噂に尾ひれがついたのか、ほかに情報元があるのかは不明である。 ちなみに、『エンターテインメントアーカイブ 宇宙の騎士テッカマンブレード』では、『ブレード』を担当した植田もときプロデューサーによって同作の企画経緯が語られているが、『オーガン』には全く触れられていない。あくまでも他作品だから話題にしなかったのか、本当に無関係だからなのかは謎のままである。 アニメ版『ギャラクシーエンジェル』制作時、ゲーム版と異なる内容になることに対して、シリーズ構成の井上敏樹が「俺が責任を取るから好きなように書け」と脚本家たちに宣言した カオスギャグアニメとして知られる『ギャラクシーエンジェル』だが、ゲーム版とは大幅に異なる内容になっている。これはアニメ版の放送枠が1話10分しか取れず、ゲーム版の重厚な設定を描くことは困難と判断されたためだが、そのことに不安を覚えた脚本家陣に対して井上氏がこう言ったと言われる。 豪快な性格で知られる井上氏なら言いそうではあるが、いつどこでこのような発言をしたのかは全く不明である。 なお同じ脚本家による『仮面ライダー響鬼』後半は、上層部から路線変更を強いられてスタッフ達も不服に感じるなか憎まれ役を買って出た事を公表している(実際にこの後半は激しい賛否を巻き起こし、井上氏は今なお事情を知らないファンからこの件でバッシングを受けることがある)。もしかするとこちらの逸話が混同されたのかもしれない。 高橋留美子は映画『うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー』の内容に激怒した 長らくまことしやかに語られていた高橋・押井不仲説だが、当の高橋氏によって否定されている。(参考:週刊少年サンデー 2020年44号) この説の傍証として、押井守監督のオーディオコメンタリーが挙げられる。押井氏曰く「原作者は1は好きだが2は嫌い」「2は原作者の逆鱗に触れた」とのことであり、両者の見解に微妙なズレがある模様。 また高橋氏は、かつて小説家・平井和正氏との対談で「2は押井さんの『うる星やつら』です」と語っており、おそらくはこの発言が「もはやこれは私の作品ではない」といった具合に曲解された末に生まれたのが上記の不仲説だったのだろう。 ……まぁ実際、押井氏はテレビ版のチーフディレクター時代から原作の魔改造を繰り返していたわけだし(その最たる例がラム親衛隊の4人)、当の映画も「うる星の映画でありながらうる星の作品世界(るーみっくわーるど)をメタ的に批判するストーリー」「諸星あたるが発したある決定的な一言」と原作ファンの反感を買いかねない要素がてんこ盛りだったため、こうした説が蔓延する土壌は十分に形成されていたと言える。 追記・修正は「タレント」の映像を発掘してからお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] ここ https //www49.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/36680.htmlからの独立 -- 名無しさん (2018-03-12 10 34 56) 三谷幸喜のサザエさんは都市伝説というか実話だな 三谷が20代の頃に書いた話で友人の清水ミチコが数年前に証言してたはず -- 名無しさん (2018-03-12 14 38 01) ナウシカのゲーム都市伝説はMSXで出た「忘れじのナウシカゲーム」ってSTGが元だと思う もちろんお蔵入りになってないし宮崎駿が怒ったという話もない(ただプレミアソフト) -- 名無しさん (2018-03-12 14 46 38) ドラえもんは「ドラえもんとのび太が恐怖で互いに抱き合ってるシーンで唐突に終わる」ではなく、「玄関を開けたら光のまぶしさに目がくらんで終了」っていう中途半端な終わり方だったと思うが -- 名無しさん (2018-03-12 20 56 48) ↑オレが知ってるバージョンだと記事に書かれてる通りの終わり方だった -- 名無しさん (2018-03-12 22 09 32) タケシのパラダイスそんな少なかったの?はっきり覚えてるのに… -- 名無しさん (2018-03-12 22 17 21) ↑5 実話だとしたら何で二パターンあるんだろう?二パターン書いたんだろうか -- 名無しさん (2018-03-13 06 54 33) ↑3 ごめん、なら俺の記憶違いだ -- 名無しさん (2018-03-13 21 01 30) ムーミン元ネタのキャラが出てくる某ゲームって何? -- 名無しさん (2018-03-14 08 30 42) ちびまる子のクラスメートで出なくなったキャラはモデルになった人が犯罪を犯したからとかあった -- 名無しさん (2018-03-14 09 55 35) アニポケXYでもそんなんあったのね。他にセレナが途中で髪切った理由や、サトシの手持ちのタイプ構成が誰かに指摘されなきゃダメな位に偏った事等も、制作面で何かあったりしたのかな? -- 名無しさん (2018-03-14 10 42 17) GTはアンチの定番ネタってだけで都市伝説とは違うだろ -- 名無しさん (2018-03-14 13 32 16) ガンダムシリーズだとウッソの母親の姓がナナイと同じ「ミゲル」なのでウッソはシャアの子孫という説(二人のミゲルは綴りが異なり、後に公式に否定される)があったり、ギレン・ザビのクローンでは?と囁かれるキャラが何人かいたりする -- 名無しさん (2018-03-14 14 23 10) ポケモンのやつは邪推ってレベルじゃないか? -- 名無しさん (2018-03-14 21 24 37) ↑12風船の手紙は、子供の頃は、続きが無い間々、終わったから、トラウマで気分が悪かったのう。そーいえば、カンヅメのひみつ道具の話も、続きが描かれるずに終わったね? -- 名無しさん (2018-03-14 22 28 01) 気に食わなかったからこうだったに違いない!みたいなXY関連の話はちょっと都市伝説と言うには悪く物を見過ぎだし、何より都市伝説と言うには早すぎるしここに記載しないほうが良いと思う。乗せる基準は何らかの結論がどこかから出てる場合のみに絞ったほうが良いんじゃないの?単なる噂レベルの話をアレモコレモと増やされそうだ -- 名無しさん (2018-03-15 19 03 58) ↑7えびす君だっけか。確か宿題しないと遠足でお菓子禁止みたいな回で小杉くんに胸倉つかまれてた覚えがあるな -- 名無しさん (2018-03-20 21 07 06) 海外版の遊戯王5D'sはWRGPで完結し、アーククレイドル落下はディヴァインが阻止。Z-ONEは失意のまま死亡、というのは本当なのかな?wikipediaかどっかに載っていてそれで遊戯王関連の掲示板とかではよく見る。WRGPで終わったのは本当みたいだけどそれ以降の展開は疑わしく感じる・・・ -- 名無しさん (2018-03-21 01 22 02) ミッキープール事件は「あの噂の真相に迫る」系の本(タイトル覚えてない)で解説されてた。確か著者が実際に小学校に取材して「招待はなかったけど本は送られた」みたいな説明を受けた記述が確かにあった。ただその手の本に捏造が多いのもまた事実だから、真偽不明には変わりないが -- 名無しさん (2018-03-24 13 16 39) 海外版5D’sのは本当だよ 当時まだ指鉄砲で悪名高い4kidsで海外放送されていたから規制が厳しかった -- 名無しさん (2018-03-28 04 02 04) 都市伝説だか叩きだか微妙な説といえば「アイドルマスターXENOGLOSSIAはアイドルたちが俳優として出演しているドラマ」とか「実写版進撃の巨人は原作の数世代前の話」ってのも聞いたことがあるな -- 名無しさん (2018-04-12 06 53 52) ↑それは明らかに黒歴史扱いしたいネタだと思う -- 名無しさん (2018-04-13 00 03 02) 犬夜叉で山口勝平さんが「かごめ」っていうところを「あかね」って言って雪野五月さんに怒られたって話嘘らしいね -- 名無しさん (2018-06-01 09 16 00) シャア専用のザクとかが余ったピンクで塗られたってのも関係者から否定されてるな→https //twitter.com/kitaoyasoji/status/823099773754318848 -- 名無しさん (2018-06-07 17 25 32) ドラえもんの都市伝説の1つの「行かなきゃ」も有名かな? -- 名無しさん (2018-07-20 21 40 25) トムとジェリーが風刺アニメ~っていう話戦争ネタが入っていたシーンもあった(「勝利は我に」のオチとか「寂しがりや」のヒトラーネタとか)から生まれたのかもしれないね -- 名無しさん (2018-07-20 23 59 42) 某ネット掲示板で、まどかマギカの建物の設備が一部現実離れしてるのはQB達の人類育成の影響でテクノロジーが実はこっちより発達してる。って言うのと、ガンダムWの世界は政治思想が君主貴族が支配するってのが普通で民主主義が全く発展しなかった世界って説?を聞いたんだけどこれは単なる考察なのかそれとも資料集とか信頼できる所から出た話なのか分からない -- 名無しさん (2018-09-11 13 33 48) ↑まどマギは「シャフトだからな」で終わりそう。 -- 名無しさん (2018-09-11 20 22 28) ↑2シャフトのデザインなら頻繁にそういうの見かけるし、考え過ぎのような気がする。ガンダムWだってコロニー発足から相当年数経過してるからその間に変わってもおかしくないし、別に旧世紀に民主主義だったとしても問題ないと思うけど -- 名無しさん (2018-09-11 20 52 26) ちなみにガンダムWの資料集に載ってるかというと、断言はできないが多分載ってない。(マニアックな人の多い考察サイトでも「兵器開発で成功した没落貴族」という前提で考察してるのが多いため) -- 名無しさん (2018-09-11 21 03 30) ネット掲示板の真偽不明な話で思い出したんだけど、実写パトレイバーは初代劇場版の方舟騒動の後方舟が壊れたせいで緩やかにレイバー産業と一緒に日本の景気も低迷した世界の話っての聞いたな -- 名無しさん (2018-09-12 06 06 15) ディズニーはむしろ近年は「二次創作に対する制限を厳しくしすぎる必要はない」って方針だったりするよね。あと任天堂も同じくらい厳しいって誤解してる人多い。 -- 名無しさん (2018-09-25 20 00 53) ↑任天堂が厳しいというのはポケモンのエロ同人事件のせいかな -- 名無しさん (2018-09-25 20 12 24) カリオストロのゲームなら、88年に発売されたダンジョンrpgもあったよ。 -- 名無しさん (2019-01-11 18 34 18) トムとジェリーの最終回の都市伝説についてツッコむなら「トムとは別の猫がジェリーに翻弄され、『ネズミ捕りの名人』としてトムが呼ばれる」という回も何度かあったよな。逆に「ジェリーを中々捕まえられないトムが『ネズミ捕りの名人』な猫を呼んでくるが、名人猫でも無理ゲー過ぎてブチ切れる」なんて回もあったような。 -- 名無しさん (2019-03-04 05 47 10) 「ミンキーモモの地震回で実際に地震が起きる」なんてのも昔は聞いたことがある -- 名無しさん (2019-11-10 07 28 48) 結局ムーミンが元ネタのキャラが放射能汚染地帯に登場するゲームって何なんだろう?検索しても全然出てこないけど…… -- 名無しさん (2020-01-15 08 23 37) となり「の」山田くんはさぞかしヒットしたんでしょうねぇ -- 名無しさん (2020-06-12 16 05 03) GTの件はお笑いコンビがネタにしてたな。名前も思い出せないし、ネタが先なのかどうかも分からんが。 -- 名無しさん (2020-06-12 18 04 34) そういやかつてネットで聞いたんだけど、けいおんのさわ子の先祖が盗賊?だったという都市伝説を知ったことがある -- 名無しさん (2020-08-01 16 13 28) プロパガンダとして作るならトムとジェリーの配役は逆じゃなきゃおかしいだろ -- 名無しさん (2020-09-02 11 57 50) 水島監督はグラハムが死んでたと明言してたっけ? -- 名無しさん (2020-09-28 13 13 02) アンパンマンアニメのとある回にてジャムおじさんとばいきんまんが二人きりで出会った時、いつもと雰囲気が違っていたり、 昔繋がりがあったようなよく分からない会話をしていたりする。 どの回だよ? -- 名無しさん (2020-11-07 06 34 08) ディズニーと違って任天堂は実際にポケモンエロ同人を刑事告訴してるんだよな -- 名無しさん (2020-12-04 15 06 25) ↑2 サブタイに「ジャムおじさん」が入っていて、特定のキャラと2人きりになる話はばいきんまんに限らず独特な会話が多かったりする。年長者ポジとしてアドバイスはさりげない程度に留めて本人に自力で考えさせてるんで、思わせぶりっぽく聞こえるんだよね -- 名無しさん (2021-01-28 23 50 11) あれで生きてたらすごいですよ→つまりアムロとシャアはスゴイ!って意味かと思いました -- 名無しさん (2021-02-27 19 18 19) ↑似たようなので「あれで生きてたら気持ち悪い」・・・で気持ち悪いからこそ続編で生存確定した奴がいる。 -- 名無しさん (2021-06-06 16 12 16) ↑「あれで生きてたら気持ち悪い」→「グラハムは気持ち悪い」→「つまりグラハムは生きている!」 これほど根拠はないのに説得力のある言葉も珍しいよねw -- 名無しさん (2021-06-06 21 47 08) ↑2 幻覚(適当) -- 名無しさん (2021-06-11 20 37 31) 「ギギ・アンダルシアは15歳」も載せていいんじゃないか -- 名無しさん (2021-08-06 22 49 23) ↑そんな広く流布されてる? -- 名無しさん (2021-08-07 11 27 41) 宇宙戦艦ヤマトの主題歌には3番4番が存在する -- 名無しさん (2021-10-27 22 07 58) 「けものフレンズ(一期)」のOPのジャパリバスが走っているシーンで、よく見るとタイヤが回っていないのは「予算がなくてタイヤが回転しているアニメすら作れなかったから」という話をよく聞くが、その着眼点や胡散臭さは絶妙に都市伝説っぽいと思う。他の並みいるメジャータイトルに比べると流石にパンチが弱いかな? -- 名無しさん (2021-10-30 19 23 42) 「聖戦士ダンバインのビルバインはスポンサーからのゴリ押しで追加された機体で視聴者からもボロカスに叩かれた(実際はサンライズ側の提案で、スポンサーからの注文は「玩具化しやすいデザイン」くらい、当時発売された玩具も普通によく売れた)」もこのクチか -- 名無しさん (2021-11-17 21 01 54) 「 トトロの死神説 」の話は「 世界一受けたい授業 」でも触れられていた。その時、講師に来てくれたジブリの鈴木さんは「あぁ、そんなんがあるんだ...。」って言ってた.....それじゃ...ポニョの「 ポニョと友達になった地上の人間全員が「 あの津波 」で皆殺しにされた 」という事も間違い....かな? -- 名無しさん (2022-03-27 23 16 44) ようつべでは外人の創作したディズニーのクロスオーバーCP動画がわんさかある。BLも百合もNLも豊富。ディズニーをネタにした動画も山ほどあるし、著作権に厳しいなんて大ウソだよ -- 名無しさん (2022-04-26 08 13 12) プロヴィデンスガンダムの制作秘話についてはWikipediaの同項目に書いてあるけど… -- 名無しさん (2022-05-10 15 13 29) 違反コメントとそれに触れるコメントを削除しました。 -- 名無しさん (2022-05-14 09 10 12) 横山御大のFXへの苦言って「音声登録すればリモコンを奪われても大丈夫ってジャイアントロボと間違えてない?」というものだと聞いてたけど違ったのか…… -- 名無しさん (2022-06-24 23 07 15) 阪口大助さんが富野監督に殴られたというデマもここに書ける? -- 名無しさん (2022-08-05 09 09 36) プリキュアに関する都市伝説は書けないのか? -- 名無しさん (2022-09-28 18 55 37) サザエさんのバンクの記事についてなんだけど、「あのバンクももう長いからという理由での変更であり」に線を引いた方がいいのでは? -- 名無しさん (2022-09-28 20 26 51) 「インパルスの合体システムは『1機のMS』ではなく『3機の戦闘機』にすることによる条約逃れ」もこれやな -- 名無しさん (2022-11-10 09 25 38) 「『デリシャスパーティ・プリキュア』の次作は不正アクセス事件のために当初の予定から変更になった」というものは......考えられないか。 -- 名無しさん (2022-11-10 20 13 56) 『アマダ一家5thルナ落としで全滅』にしても、立場上引っ越しはしばしばやってただろう、まして連邦首都の遷都なんかあるなら一目散が当然だと思うが… -- 名無しさん (2022-12-19 21 25 31) ↑そもそもあの人里離れた家じゃ学校なんて近くにないだろうから、ある程度ほとぼりが冷めたらちゃんとした街に引っ越すんじゃないかな?あの二人はそのあたりちゃんとしてそうだし。 -- 名無しさん (2023-01-13 22 14 02) 「ゴープリ以降のプリキュアには、前年の戦隊の要素が含まれている」とか -- 名無しさん (2023-01-24 21 51 13) ↑4 その辺の疑惑で有名な奴はヒープリじゃないの?元々ビョーゲンズと和解する展開を予定してたけどコロナ禍で病原体と和解する展開は不謹慎と判断されたって奴(もちろん公式から否定済み) -- 名無しさん (2023-02-15 15 11 50) この項目のタグってもっとあった気がする -- 名無しさん (2023-02-15 15 18 41) 『ミンキーモモ』では主人公が交通事故で亡くなる第46話がどこかの放送局で再放送されると必ず〇時46分に大地震が起こるっていう都市伝説を追記希望。 -- 名無しさん (2023-04-28 14 16 38) ↑聞いたことない -- 名無しさん (2023-04-28 15 10 47) NHKの特番を見てるとモヨコさんがモデルのキャラがいるとしたらマリじゃなくてケンスケだろうって思う(もちろんケンスケのモデルがモヨコさんと主張する意図はない) -- 名無しさん (2023-07-01 16 09 32) ↑5 プリキュアの都市伝説でつうかジンクスでまことしやかに語られていたのは「一度でもレギュラー妖精役に採用されると、翌年以降のレギュラープリキュア役のオーディションで100%落とされる。なぜなら、クロスーオーバー映画で一人二役をやることになると子供が混乱するから」ってやつだな。当の声優たちもそれを信じている人が多くて、今年に加隅亜衣がそのジンクス破ったことでファン界隈よりも声優業界に激震が走った様子。つかその加隅亜衣も実はこのジンクスを信じてて、ヒープリでラビリン役を受ける際に「プリキュア役になるチャンスがなくなる」と思い込んで躊躇してたことを告白している。このpときに「そういう噂は全部ウソだから安心してください」と制作関係者から諭されて役を受けたということ。 -- 名無しさん (2023-09-20 17 02 53) 「ゾイド無印でゴジュラスの出番が少なかったのは予算がかかり過ぎたから」もか(実際にかかったのは予算じゃなくて時間) -- 名無しさん (2023-10-22 19 52 22) たまごっちの欄、何を言ってるかよく分からないんだけど… -- 名無しさん (2023-10-27 17 48 36) ↑五行だの量子力学だのよくわからん理由づけしてるけど、たまごっちにそんな話ちょっとでも出てきてた? -- 名無しさん (2023-10-27 18 15 36) たまごっちについて記事の文章がかなり意味不明だったけど、5ちゃんねる辺りからのコピペと思われたのか削除されたようですね。 -- 名無しさん (2023-10-30 19 34 17) ↑5「プリキュア役の声優は、セーラームーン無印終盤の月野うさぎ役などとは違って、そう簡単に変更できるものではない」という噂もあるが...。 -- 名無しさん (2023-11-06 13 11 39) たまごっちの件、復活してるけど都市伝説の内容を書いてるだけで、実際のところはどうなのかが書いてないから内容の突飛さ(こじつけさ)も相まってただの怪文書となってるな。なんで復活した? -- 名無しさん (2023-11-06 14 57 23) たまごっちの件についてはまた削除されたけどね。 -- 名無しさん (2023-11-12 14 41 02) ゾイド新世紀/0が2クール放送なのも巷では「コスモスの放送が繰り上がったせいで打ち切られた」って時々言われてるね(もちろんガセで当初から2クールの予定) -- 名無しさん (2023-12-08 15 51 28) トトロが死神云々は普通に観てれば絶対有り得ないのをネット上で事実っぽく書いてる頭アレな人何回も見かけたし、公式が強く否定しなきゃいけない事態になったこと自体が不快だったな -- 名無しさん (2024-02-16 01 40 49) 要相談項目に関する相談用ページで、このページからポケモンに関する内容を分割するという提案が為されました。本日より1週間後の5/3までに反対がなければ実行します。なお、ゲームに関する都市伝説からも記述を分割予定であるため、文字数は問題ありません。 -- 名無しさん (2024-04-26 11 46 46) ↑2そんなん公式が勝手に言ってるだけやろとかいう迷言が生まれたりしたもんな… -- 名無しさん (2024-04-26 19 14 32) 少し前の金ローのすずめの戸締りもこのページのラピュタよろしくイラストを流す特別版エンディングだったな。エンディング曲を流したいけど映像は地味っていう映画のエンディングあるあるを打破するための単純な手法かもね -- 名無しさん (2024-04-30 21 20 46) あれ?逆シャアにカミーユご出た都市伝説は? -- ナナシ (2024-05-07 19 28 59) 『ギャラクシーエンジェル』の井上敏樹の話は当時のムック本か、DVDとかについてきた冊子で言われてた記憶あるけど全部手放しちゃったんで確証はない -- 名無しさん (2024-05-09 21 48 50) サツキとメイの年齢を合計すると狭山事件の被害者の年齢になるって勝手に数字足してる時点で話にならんと気付かないのか(笑)だから陰謀論者は下に見られるんだよなぁ -- 名無しさん (2024-05-14 02 59 38) まる子役だったTARAKO氏の死因は非公表だが、もしかしたら水谷優子氏とさくらももこ氏と同じく乳がんかもしれないよ(真偽不明)。 -- 名無しさん (2024-05-28 15 52 43) 『ゾイド -ZOIDS-』については「当時製作に使っていた3DCGデータは現在アニメ業界で主流の3DCGソフトとは互換性がないからもう使えないけど、当時のスタッフは今でも健在で3DCGアニメで活躍してて技術も健在(なんなら当時の製作スタッフの一人が2023年の商品CMのゾイド戦担当してたとのこと)だからまた同じようなものを作ることは問題なく可能だよ。あと特に機材も当時のアニメ業界から大きく違うものを使ってたわけでも特別なスタッフがいたわけでもないしオーパーツでもないよ」とのことで -- 名無しさん (2024-06-13 14 55 06) ↑実際ワイルドとかAZのPVとか見てても技術自体は進歩してるのは明らかよね。もちろん当時のCGも今見ても十分素晴らしい出来だけど、一番凄いのはむしろコンテだからCGとはまた別の話だと思う -- 名無しさん (2024-06-13 15 51 42) トムとジェリーのガセ最終回には「夢よもう一度」という副題が付いてたよね。実際この副題は別のエピソードのものなんだけど -- 名無しさん (2024-06-13 15 58 05) ゾイドの噂といえば「スラゼロが2クールで終わったのはウルトラマンコスモスの放送枠を確保したい円谷プロの圧力で打ち切られたから」ってのもあったよね(勿論デマで、実際は無印の放送が延長されてコスモスとの間に出来た半年の空白期間を埋める必要があったから、最初から2クールの予定で急遽スラゼロが作られた) -- 名無しさん (2024-06-13 19 22 34) 監督が言ってる事ではあるけど正直ジジの言葉がキキの思ってる事とはちょっと思えないな… -- 名無しさん (2024-06-13 19 26 26) ↑2 「『ウルトラマンコスモス』の開始時期が不明瞭だった(ウルトラマンの産みの親、円谷英二監督の実の誕生日である7月7日からの実際に採用された案と、秋放送の案があった)ために、どちらの放送時期でも穴埋めが務まるようスラゼロが作られた」と聞いたけど、ホントかなあ………?(一応スラゼロが基本一話完結で、話を畳みやすい作りになってるのは間違いないけど。ビットやバラッドなど主要人物すら過去や家族がほとんど言及されておらず放送延長されても膨らませられそうなところは用意されてたけど) -- 名無しさん (2024-06-13 19 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登録日:2018/03/12 Mon 10 43 14 更新日:2024/06/28 Fri 15 18 43NEW! 所要時間:約 148 分で読めます ▽タグ一覧 オカルト ゲーム ゲームに関する都市伝説 ゲーム用語 コメント欄ログ化項目 スーパーロボット大戦 デマ ドラゴンクエスト ファイナルファンタジー ポケットモンスター 噂 所要時間120分以上の項目 所要時間30分以上の項目 所要時間60分以上の項目 所要時間90分以上の項目 都市伝説 この項目では都市伝説の中でも、ゲームに関わる都市伝説を紹介する。 ほとんどはただのヨタ話やジョークの類であるが、一部真偽不明のものや、噂を意識したのかリメイクや続編に際して本当に導入されたものや、巡り巡って真実だったことが判明したものもある。 目次 ポケットモンスターシリーズ スーパーロボット大戦シリーズ ドラゴンクエストシリーズ FINAL FANTASYシリーズ アイドルマスターシリーズ マリオシリーズ 星のカービィシリーズ Wizardryシリーズ ロックマンシリーズ モンスターハンターシリーズ ストリートファイターシリーズ どうぶつの森シリーズ テイルズオブシリーズ パワフルプロ野球シリーズ サクラ大戦シリーズ ネプテューヌシリーズ 艦これシリーズ ウマ娘 キャラゲー デジタルモンスターシリーズ その他作品 トレーディングカードゲーム その他ゲーム関連 関連項目 マンガに関する都市伝説 アニメに関する都市伝説 サブカルチャーに関する都市伝説ポケットモンスターに関する都市伝説 ポケットモンスターシリーズ ポケットモンスターに関する都市伝説を参照。 スーパーロボット大戦シリーズ 緑川光はスーパーロボット大戦シリーズでサイバスターやウイングガンダムゼロカスタムなど、自分が声をあてたキャラが関わる機体の戦闘アニメに口を出す スパロボプレイ時は自分が乗った機体を最優先で改造するグリリバならやりかねないという理由でかなり長い間ファンの間では信じられていた。 本人曰く「一声優にそんな力ないから!」とのこと。 実際にはα外伝の際にノルス・レイの戦闘アニメを見た緑川が「自分の乗る機体もこれくらい戦闘アニメが派手になれば」と言ったら、 その後ゼロカスタムの戦闘アニメが派手になったというエピソードが「戦闘アニメに口を出す」という都市伝説になったものと思われる。あれ?やっぱり真実じゃ… なお、緑川は他にも「たとえ自分が乗ったロボットが参戦しなくてもスパロボのテストプレイに参加する」という都市伝説がある。スパロボ製作室に出入りしているのは事実であるらしい(*1)ためこちらはある程度信憑性があるか。 また『30』の時には緑川の方から「SSSS.GRIDMANはスパロボに出れますか?」という質問があったとか(稲田徹からも同じような事を言われたとのこと)。 他にも第2次Zでウイングゼロが強いという評価に「ウイングはいつだって最強なんだよ!」とキレるなど色々エピソードを持っている人である とあるアニラジ番組では緑川が声を担当している某キャラが、「この世で一番戦いたくないロボは?」の質問に、「ウィングゼロカスタム……」と答える一幕も。 作品関係者が出演拒否をしているため、特定のロボット作品はスーパーロボット大戦に出すことが出来ない 『覇王大系リューナイト』・『機動警察パトレイバー』・『サクラ大戦シリーズ』・『地球防衛企業 ダイ・ガード』・『魔神英雄伝ワタル』などが話題に挙がっていたが、列挙した作品についてはそれぞれNEO・OE・X-Ω・第2次Z・Xで参戦が決定したことにより出せなかった訳ではないと判明した。 『リューナイト』に関してはNEOの予約特典の小冊子にて、漫画版作者の伊藤岳彦自らネットの噂を否定しただけでなく、機会があればマジンカイザーのようなスパロボオリジナルのリューを描かせてほしいとまで言った。 『地球防衛企業ダイ・ガード』は戦う為の機械じゃないから監督がスパロボ参戦を断固拒否しているとまで言われていたが完全なデマである。 そもそも水島監督が 自身のTwitterでスパロボに出して欲しい とまで言っている他、原作を完全再現しているとも言える装甲値の低さにも大爆笑で絶賛している。 ただし、ダイ・ガードは災害防止&人命救助の為に用いられる機体であって戦う機械じゃないというのは間違っていないし、監督自身も前述のデマに関して 「若い頃の自分だったら言いそう」 と認めてはいる。 また、バンダイのライバル企業であるタカラトミーやコナミが版権を握っている勇者シリーズ(*2)や装甲騎兵ボトムズ、天元突破グレンラガン、エルドランシリーズやゾイドシリーズなども参戦を絶望視されており、 実際に勇者王ガオガイガーは『α』から参戦予定だったが駄目だったこと、ゾイドやグレンラガンは権利問題から参戦がほぼ不可能であったことが過去に語られている。 しかし、それぞれ第2次α・第2次Z・GC・Kで参戦を果たし、いずれもその後も参戦を繰り返してシリーズ常連となりつつある。 ただ作風的に『NEO』で参戦を希望されていた『魔神英雄伝ワタル』が未参戦のことについては、2009年8月のキャラホビ2009にて「そのことを分かっていない訳ではない」という趣旨の話を寺田貴信Pも言っており、 作品によっては(どうしても参戦できない)何らかの問題が存在するor存在していたようではある。 異世界が舞台な点や、戦争に参加させづらい点(*3)が出しづらい原因ではないかとも言われている。 例えば『銀河漂流バイファム』は「自軍に合流した時点で原作終了でいいなら」という話が出ているらしい。 ほか、一部で参戦が望まれる『ファイブスター物語』が参戦しない(できない)理由として、「永野護が『自分が設定から作った愛着のあるロボットが、他作品のロボットに負けるのは見たくない』と言っているので出せない」などの噂や、後述するブラッドテンプルの件で永野が激怒した等の噂がある。 もっとも戦闘アニメーションの制作や声優の起用などの参戦にあたり重要な鍵となる映像化については、1989年にコミック第1巻を題材に劇場版アニメが制作されたが、その後のストーリーは映像化されていない。 原作漫画も未だ完結しておらず(*4)、2013年には大幅なデザイン・設定変更が行われたため、前述の劇場版をベースにした参戦が可能かどうかも怪しい。 OVAジャイアントロボは版権料の問題から再参戦が困難である 『OVAジャイアントロボ』は横山光輝のさまざまな作品のキャラクターがスターシステム的に登場するロボットアニメである。 スパロボでは過去に 『64』とPS版『α』にて参戦していたが、PS版『α』と同時に参戦許可をとったと思われるDC版『α』を最後に一度も再参戦しておらず、多くの作品が参戦した『X-Ω(クロスオメガ)』にすら参戦しなかった。 この理由として、「2004年の横山光輝の死後は遺族の意向で『スターシステムの元ネタの全作品の版権』を取得することを求められるようになったため、コストの問題から参戦が困難になった」と語られることがある。『第2次α』の発売は2003年で参戦の許可取りは更にそれ以前であることから、詳細な事情は不明である。 ビッグ・ファイアがαシリーズにおいてサイコドライバー関連で重要な役割を果たすはずだったが上述の理由で参戦できなくなったため、『第2次α』ではオリジナルキャラであるイルイ・ガンエデンとルアフ・ガンエデンが代役として登場したとも言われているが、あくまで噂であり確定はしていない。 『α』の前日談的な漫画である『竜が滅ぶ日』の時点でジャイアントロボと大作がシルエットになっている、『OVAジャイアントロボ』が単体でゲームになった際もマスク・ザ・レッドが名前を伏せられシルエットになっている事案についても何かしらの事情はあるのだろうが、やはりこちらも詳細は不明である。 なお同じく横山光輝作品である『六神合体ゴッドマーズ』や『太陽の使者 鉄人28号』は以後のスパロボに参戦しており、『OVAジャイアントロボ』単体の事情であることが推測される。 『スパロボUX』の飛影は4回行動する 同作発売直後に流れた有名なデマ。 経験値泥棒として恐れられている飛影がついに「2回行動」と「連続行動」のコンボで4回行動出来るようになってしまった、という物なのだが、 実際には「連続行動」の仕様上3回行動が限界なうえ、そもそもUXの飛影は「連続行動」を習得していない。 そのためプレイして確認すればすぐにデマだと言う事が確認できるはずなのだが、 同時期に流れた「撃墜したらゲームオーバーになる敵も容赦なく攻撃する」の方が事実だったという事もあって妙に真実味があったらしい…というのもあるが 何よりもIMPACTでの暴れっぷりを知るユーザー達は飛影ならそれくらいやりかねない、むしろやると納得してしまったのもあり、 真相が報告された後もかなり長い間関連wikiの項目に残り続けていた。 ヒュッケバインはガンダムに似すぎた上に目立ち過ぎたため、問題になった 2006年あたりからオリジナルロボットのヒュッケバインの露出が不自然に激減し、同系列の新機体もそこまではガンダムに似ていないものなどになり、リアルバニシングトルーパーと呼ばれるようになった。 その理由が、ガンダムシリーズの版権元が当初は内心はともあれ黙認していたが(*5)、その後プラモ化やアニメ登場など露出が増えたため、とうとう怒って出禁となったのではないか?というもの。 人気且つ重要機体なのにアニメでほぼ未登場、該当PV総差し替えやプラモが発売後すぐ絶版される、頭部を別機体のものにするなど、状況的に何かしらの事態は確実に発生していたので全てが都市伝説やデマとは言い難いが、公式サイドの説明がないのでいかなる事態が起こったのか正しくは不明。 これまた何かしらあったのか、2016年以降は『スーパーロボット大戦V』へのゲスト参戦を皮切りにMETAL ROBOT魂での立体化など露出が増え、2021年発売の『30』においてはヒュッケバイン30として主役機に抜擢された。 見た目のそっくり具合で一番ヤバいと言われていた「ヒュッケバインMk-Ⅱ」も2022年に『DD』において3号機がPVまで作られて参戦した為、現在はこの問題は完全に解決したと言われている。 一時期は「ガンダムの版権管理を行っている創通がバンナムに買収されたので、版権問題が自社内でのやり取りになったので問題なくなった」という意見があるが、創通の買収は2019年、『V』は2017年発売なのでこれは明確に間違いである。 第2次にて初登場したサイバスターは参戦が叶わなかった『聖戦士ダンバイン』の代理として作られた。 今やスパロボオリジナルの代名詞的な立ち位置と言えるサイバスター。 インタビューで原作者である阪田雅彦から「『第2次スーパーロボット大戦』でダンバインが諸事情で参戦できなかったため、イメージが近いものとしてサイバスターを登場させた」と語られた。 この事から「参戦が諸事情で叶わなかったダンバインの代理として作られた」というという噂が長年流布されていたが、2020年8月21日配信の「生スパロボチャンネル」にて寺田貴信Pの口から「代理として作られたのは根拠のない噂である」と直々に否定された。 実際のところは『第2次』になんらかのオリジナルロボを登場させる予定が最初からあり、その候補としてサイバスターを含めたいくつかのロボットがデザインされたが、ダンバインの穴埋めのこともあって、剣士をモチーフにした空飛ぶロボットであるサイバスターが採用された、というだけのようである。(*6) なお、サイバスター周辺の世界観やらメカニックやらの設定が本格的に肉付けされたのは、『第3次』並びに『EX』以降であるという証言も他のインタビューで確認でき、『第2次』の頃はほとんど固まっていなかったようだ。 版権の関係で削除された機体がいる 『第4次』が『F』としてリメイクされるにあたり、追加要素と共に削除された要素もあるのだが、そのうちブラッド・テンプルとガンダムセンチネル出典の要素がその後のスパロボ作品に再登場していないため様々な推察を呼んでいる。『第4次』の移植作『第4次S』は両要素共に削除されることなく現在でも配信されており、同じく削除されたサーバインやズワウスは再登場する際に「聖戦士ダンバインOVA」や「New Story of Aura Battler DUNBINE」と別に参戦作品欄に記載されていることから、両要素も同じく別に版権料がかかるため削除された可能性がある。 ブラッド・テンプルは「重戦機エルガイム」の設定中にのみ存在する機体。『F』の後に発売された『全スーパーロボット大戦電視大百科』にも収録されているため「たまたま登場していない」という見方も存在するが、一方で『30』においてエルガイムMk-IIの頭部の話題になった際は「古代のすごいヘビーメタル」と言葉を濁されたため、何かしらの事情を抱えている可能性もある。 ガンダムセンチネル出典の要素は『電視大百科』にも収録されず、『第4次』発売後にセンチネルを展開したモデルグラフィックスとバンダイの間で権利関係のトラブルが発生していたことが影響しているとの見方がある。その後『第2次スーパーロボット大戦α』にて「バーザムのデザインがセンチネル版」なことやアラド編序盤に「ティターンズ残党がガンダムを奪取する」・また中盤の分岐ルートに「月面の施設を巡って連邦軍内部の敵対派閥と戦闘する」というセンチネルを思わせる展開があったこと、「参戦予定であったが版権問題が解決できず没になった」という噂があり、ゼータプラスなどの没データなども見つかっている(*7)。 『スーパーロボット大戦GC』から『スーパーロボット大戦XO』への移植の際にも、巨大からくり雷神王が削除されており、テレビ版の版権取得のみでOVA版に登場する巨大からくり雷神王を登場させてしまったことからの版権問題と言われているが、やはり明言はなく詳細不明。なお後年イベントで配布されたスパロボ20周年ブックレットでは、GCの参戦作品欄に発売当時は言及がなかった「陽昇城カラクリ夢日記」が別で記載されていたりする。 アストラナガンがOGに出られなかったのはゲームボーイアドバンスで機体の色の黒が表現できなかったから これは明確に間違いと思われる。アドバンス版OGの時点でヒュッケバインマーク2トロンベやグルンガスト零式など黒い機体は普通にいた。 「アストラナガンは全並行世界で一機しか存在できないから」という出どころ不明の噂もあるが、これもまた寺田Pによって否定されているし、そもそもアニメ『ディバイン・ウォーズ』ではアストラナガンとディス・アストラナガン(=アストラナガンの残骸)が同時に登場するシーンがある。 今のところは「OG自体がドラマCD『スーパーロボット大戦α ORIGINAL STORY』を元に生まれており、そちらの方でイングラムの使用した機体がアストラナガンではなく、R-GUNの改造機だった(*8)からそれを踏襲した」という説が有力。「OG世界がα世界と比べるとアストラナガンができるほど技術が発達してない」という説もある。 前述の『ディバイン・ウォーズ』や漫画『Record of ATX』など、アストラナガンが出てないということを逆手にとった作品もある。 ドラゴンクエストシリーズ ドラクエ2にはスタッフが仕込んだ最強の復活の呪文が存在する 「ゆうていみやおうきむこうほりいゆうじ……」と続く復活の呪文を使用すると、レベル48のローレシアの王子「もょもと」でスタートできる、と言う裏技。 これ自体は都市伝説でもなんでもない非常に有名な事実であり、実際に使用してみたプレイヤーも多いだろう。 では何が都市伝説なのかと言えば、これが「スタッフの仕込みによって用意された」と言う噂。 ドラクエ2のスタッフの名前が多く登場する出来すぎたパスワードである事もあり、意図的な物だと信じていた、あるいは今も信じているプレイヤーも少なくない。 だがこれは、ただの偶然であり、堀井雄二も中村光一も、このパスワードが仕込みである事を否定している。 そもそも本当に仕込みであれば、「ゆうてい」と「ほりいゆうじ」で堀井雄二が2回も登場し、すぎやまこういちや中村光一が登場しないと言う不自然さに説明がつかない。 実の所、ドラクエ2の復活の呪文は最大52文字にギュッとデータを詰め込んでいるため、こうした意味のある文章が登場する事は不自然ではないのだ。 現在ではこうした「意味のある文章の復活の呪文」を作成するツールも存在しており、すぎやまこういちや中村光一の名前も入った「全く同じもょもと」のパスワードも発見されていたりする。 似たようなもので、ドラクエ1や2の「意味のある文章」の復活の呪文が「予言」として出回ることもあるが、これらも後年に生成ツール等で意図的に制作されたものであることが多い。 実際にこのような復活の呪文を入力すると、勇者の名前が不自然であったり、手持ちアイテムが異常な組み合わせであったりなど不自然なデータだったりする。 文章の具体例などは復活の呪文(DQ)も参照。 なお、こうした「仕込みと思われたが実は偶然のパスワード」はドラクエ1・2に限った話ではない。 中には、「極めて卑猥なパスワードを仕込んだ」と濡れ衣を着せられたゲームもある……これについては後述。 ロトの兜の正体は、ドラクエ3の不幸の兜 ドラクエ3には後の世界でロトの装備と伝えられる装備品が登場するのだが、兜だけそれらしい装備が登場しないことから囁かれた都市伝説。 順当に攻略していった場合、クリア時点での勇者の装備=後のロト装備は、剣=王者の剣、鎧=光の鎧、盾=勇者の盾とそれぞれに謂れのある伝説級の装備が揃うのに、兜だけが鉄仮面という勇者専用でもなんでもない単なる汎用市販品である上、ロトの兜と似ても似つかない代物になってしまうのである。 そのため、FC版では兜の中で唯一売却不可かつデザインがロトの兜に似てなくもない(少なくとも鉄仮面よりは遥かに近い)不幸の兜が後のロトの兜なのでは?と言われるようになった。 一応呪いの装備なのだが、不幸の兜のマイナス効果は「運の良さが0になって補助魔法に弱くなる」だけであり、ラスボス戦(正確にはその前座含めて)で補助魔法を使ってくる敵がいないことから、最終戦に不幸の兜装備が実際有効なこともこの都市伝説に拍車をかけた。 しかし、これに関してはリメイク版で勇者の父オルテガが特別にあつらえた勇者専用の兜、オルテガの兜というよりロトの兜に相応しいアイテムが登場したことから下火になっている。現在の公式設定としては、「オルテガの兜=ロトの兜」でほぼ確定と見て良いようである。 ただし、デザインはロトの兜にあんまり似ていないのだが…。 ドラクエ4のエンディングのシンシアは幻で堀井雄二本人がインタビューで認めている 4の都市伝説の中で特に有名かつ確実に荒れるもの。 根拠として挙げられるのが「仲間がルーラできない村に来るのは徒歩では無理だから」「シンシアだけ蘇るのはおかしい」「その方が美しいから」…といったもの。 実際のところルーラはあくまでシステム上の話でしかなく、後者2つは個人の感想の域を出ないだろう。 しかしあくまで捉え方はプレイヤーそれぞれではあるのだが、何故この都市伝説が広まっているのか。 それは「堀井雄二が雑誌のインタビューで認めている」というのが根拠とされている。 …が、実のところ明確なソースを出されることはほとんどない。ではこの説はどこから来たのかというと、当時のファミ通の紙面で浜村通信のコラムで「もしかしてあれは幻だったのかもしれない(要約)」というものが見つかっており、これが大元ではないかというのが有力。 ドラクエ5のエスタークは、規定ターン内に倒せば仲間になる ネットがなく検証の方法が限られていた時代に広まった都市伝説の代表であり典型例。 このような説が広まったのは、初のモンスター仲間システムを採用した作品であることと、エスターク撃破時に「この私がたった○ターンでやられてしまうとは…」と深読みできないでもないセリフを言ったことが理由と思われる。 オリジナルでは特に何も起きないのだが、「規定ターン撃破のご褒美」はリメイク版ドラクエ3のしんりゅうで、「裏ボス仲間化」はドラクエ6のダークドレアムとリメイク版ドラクエ5のタークでそれぞれ叶うことになった(*9)。 この都市伝説の面白いところは、ネットで広まる可能性が極めて低い(*10)にもかかわらず、「仲間にするためのターン数」が日本各地でほぼ同じということである。 追記者は日本全国で聞いたわけではないので断言はできないが、学生時代に東北と東京と中部の出身者8人にこの噂を尋ねた所、全員から「10ターン」という答えが返ってきた。 この「10ターンでエスタークが仲間になる」というのは、後にドラゴンクエストモンスターズジョーカー2(*11)で実現している(*12)。 エスタークの強さに対して10ターンはかなり早い方であり、またキリのいい数字なので広まっているのかもしれない。 なお、やり込めばバグ技なしでも2ターンでの撃破も可能で、やいばのよろいの反射バグなどを使えば最短1ターンで撃破出来たりする。 でもやっぱり仲間にはなってくれない。 ドラクエ5のミルドラースの正体は前作主人公(天空の勇者) ややマイナーだが、これもたまに語られる説。 本編終了後、 ①実父の仇にして故郷を見殺しにした張本人でもあるマスタードラゴンに単身戦いを挑むも返り討ちに遭う。 ②神に魔界に追いやられ封印されてもなお復讐心は消えず、いずれマスタードラゴンを倒すべく進化の秘法を自らに施す。 ③しかしやはり副作用で記憶が混濁してしまい、目的が世界征服にすり替わってしまった。 …というもの。 アルカパの主人の語る伝承での勇者の末路が実際のEDと食い違う事(*13)、リメイク版では元人間と言う出自から憶測が生まれた。 また、ミルドラースがミルなんとかさんになってしまったのも途中で「前主人公がラスボスはまずくないか」となり、関連テキストやイベントを削った結果だという声も。 しかしこの説は基本的に無理がある。というか伝承の差異以外根拠が何もない。 リメイク版において『進化の秘法で神になろうとしていたが、心の邪悪さから逆に魔族にされた人間』という説明がある(*14)。 そもそもミルなんとかさんは2chのネタである。更に言えば人型形態の時点ですでにナメック星人のような風貌であり、ピサロ及びデスピサロとは全く違う。 リメイク以前から天空城で暮らさないかと提案された上で、「仲間と共に地上に帰る」という意思を示したのは勇者自身であり、その後は天空城に行ける手段がない。 同時にこの説は勇者に失うものがあっては厳しくなる都合上、そもそもシンシアの存在について明言していない公式と矛盾する。 更にこの説の場合、作中で勇者の末裔とされている嫁候補の出自も矛盾していく。 ノベライズ版設定だと説明がついてしまう(*15)が、幸いノベライズ版のミルドラースの出自はIV勇者ではないのが確定している。 シンシアが生きていたら反対するであろうことは明白な上、我が子を放置して私怨を果たしに行くのならそれこそ勇者が外道になってしまう。 そうでなくとも、そもそも勇者が進化の秘法を使えるのかさえ怪しい。なぜなら進化の秘法は「黄金の腕輪」と「若き乙女の魂」が必要である。 私情の敵討ちのために若い乙女の魂を捧げるだろうか?実父やシンシアの敵討ちが理由ならそれこそダブスタである。 更に黄金の腕輪があれば意識の混濁などしないのも知っているのに、何故そっちは用意してないのか?とツッコミどころ満載。 要するにかなり荒唐無稽で無茶苦茶な与太話ということ。 ドラクエ5のミルドラースはドラクエ6のブースカが進化した姿。 またしてもミルドラースの正体に纏わる都市伝説。 ブースカはドラクエ6の雑魚モンスターで、終盤のダンジョン「ムーアの城」に登場する魔王ムドーの色違い。 中盤の山場であった魔王ムドーの色違いという外見に違わず、強力な呪文や特技、ベホマスライムを呼ぶといった搦手を使いこなす強敵だが、それ以外には特にこれと言った設定はない。 しかしこのブースカ及び色違いの元となる魔王ムドー、手足の短いずんぐりとした体型、角や耳の位置や伸びている方向等、角の本数や翼の有無などと言った違いはあるものの、シンプルになっただけで大本のデザインがミルドラース第二形態にやたらと似ているのである。 ドラクエ6はドラクエ5より時系列的には前にあたる作品のため、これを元にして、ドラクエ6で主君デスタムーアを失ったブースカの生き残りの一匹が魔界で力を蓄え、ドラクエ6→4→5と長い年月を経て進化した結果魔界の王ミルドラースと化したのではないか…という都市伝説。 当然「見た目が似ている」という以外の根拠がない上に、同ダンジョンにはキラーデーモンやサタンジェネラルと言った同じ魔王の色違いモンスターがわらわら出てくる。その中でもブースカにだけそんな御大層な設定を一匹だけ付ける意味もない。 そして上述した通りリメイク5で「ミルドラースは進化の秘法を使った元人間」という設定が公開されたため、あえなく否定されることになった…… ……のだがドラクエ6発売から大分後になって発売された「鳥山明 ドラゴンクエスト イラストレーションズ」という書籍にて「ブースカは元々ミルドラース第1形態の没デザインだった」「ブースカの方が先に決まっており、色変えでムドーが作られた」という裏話が公開された。 元々第一形態として作られていたのならデザインが似ているというのは当然の話で、最終的に没になってしまったもののメタ的には「ブースカからミルドラースになる」という一点においては一致していたという稀有な回答が得られた都市伝説である。 5以降に登場するエスタークは、記憶を失ったデスピサロ 4のエスタークの体色(青色)が以降のシリーズにほとんど採用されず、5以降のエスタークが概ね4のデスピサロの体色で登場することから、「本物のエスタークは4時点で完全に滅んでおり、以降のシリーズにゲスト出演しているのはデスピサロでは?」と推察されることがある。 実際ゲスト出演版エスタークは大抵記憶を失った設定で出てくるのもこの説を補強する。 ただ、リメイク版4の6章と明確に矛盾する(これが正史なのかどうかは不明だが)のと、リメイク前の時点でもデスピサロは「人間体に戻って力尽きる」という描写だったので、やや無理がある推察である。 単純に、「未覚醒エスタークが青色で、完全に覚醒したエスタークが茶色」という考察がされることも多く、モンスターズスーパーライトではSランクの「エスターク」が青色、SSランクの「地獄の帝王エスターク」が茶色という風にされている。モンパレやライバルズでは逆で、青色が肩書含めてモンスター名となっている。 ドラクエ6の魔王ダークドレアムの正体はテリー ドラクエで有名な都市伝説、別パターンとして「エスタークの正体はテリー」というものがある。 何故これらの都市伝説が発生したのかというと、ドラクエ6の物語そのものが夢の世界と現実の世界に分かれており、 同一人物であったとしても世界によっては設定が違う同じ人物が登場してもおかしくないという土壌がある。 更に、テリーは有名作「ドラゴンクエストモンスターズ」で主役を務めており、魔物を率いる姿は正しく魔王の姿。 更に自ら力を求めて人でありながら魔王の配下、しかもダークドレアムの色違いであるデュランの配下であったことからこの説が生まれたのだろう。 「エスターク」説の場合は、彼が使用したとされる「進化の秘法」は作中のキングレオの様に人を強大な魔物に変貌させる効果があり、 更にエスターク自身が記憶喪失であり、常に眠っており夢の世界と結び付けられやすいというように説明がなされている。 では実際にはどうかというと全くの出鱈目である。 そもそも設定から考察したものばかりで、では本人達がそれを示唆する台詞を言った事は一切存在しない。 そもそも製作者の堀井雄二本人がその説を否定している。ダークドレアムに至っては直接本人たちが対峙してるし。 ちなみにこの都市伝説の派生に近いものとして「ダークドレアムとエスターク」には関係性がある、という都市伝説もあるが、 こっちも示唆する設定や台詞も無いので今の所確実性は薄いだろう。 ちなみに似た様な都市伝説として「デスタムーアはチャモロ」等があるが、時系列がおかしかったりそもそも両者が対面してたりしてるので信憑性は相当疑わしい。 類似で「4のエビルプリーストはチャモロ」等というものもあるが、こちらも結びつける要素が少なすぎてほぼこじつけに近い。 いずれもチャモロの影の薄さも交えた便乗ネタだろう。 ドラクエ6の黄金の竜の正体はバーバラ これもまたドラクエで有名な都市伝説。 この黄金の竜と言うのはドラクエ6にてムドーの城へ行くときに乗り物になってくれるドラゴンの事で、初代ゲームのパッケージにもその姿が描かれている。 しかしこのドラゴンは謎が多く、その為このような都市伝説が生まれたのであろう。 根拠としては、カルベローナ住民が「大魔女バーバレラの血を引くバーバラ様ならドラゴンにも変身できる」というセリフがある。 バーバラがムドーと闘う時何故かパーティから離脱する、他のパーティメンバーと同じくバーバラの肉体も存在するはずなのだが何故かそれが作中言及されない。 そしてリメイク版にてバーバラと黄金の竜が同時に存在する事は無いように修正されている、等々である。 が、カルベローナは現実の土地が丸々消し飛んで跡形もないのも事実である。 でもこれも上の都市伝説と同じく信憑性ないんでしょ?と思われるだろうが、この説に関しては話が違う。 製作者の堀井雄二がインタビューにて「バーバラ=黄金の竜」の設定でストーリーを作る予定だったが没になった、と語っているので これに関しては「正解ではないが限りなく正解に近い説」という表現の方が正しいのかもしれない。 久美沙織によるノベライズ版では、完全にバーバラ=竜として描かれている上、ゲームの内容とも矛盾しないため、これが公式設定だと思い込みがち。 ちなみに派生として「バーバラはゼニス城=後の天空城に残ったため、天空城の主であるマスタードラゴンと関係している」というものも存在する。 後に「バトルロード」シリーズのミレーユの技において黄金の竜を「マスタードラゴン」とする表記がなされている。 しかし、モンスターズシリーズでもマスタードラゴンは登場するが、黄金の竜とは別の白いドラゴンとして描かれている。(*16) あくまでナンバリングシリーズでもないバトルロードシリーズでの表記なのでどちらが正解なのかは公式でも不明である。 しかし上の没設定を見てみると、正確とは言いづらいが否定も出来ない、という感じの不思議な立場の都市伝説となっている。 ぶちスライムは、現実世界のスライムが「自分より弱いモンスターがいたらいいのに」と願った夢 歴代シリーズでも唯一の「スライムより弱い雑魚モンスター」であるぶちスライムの正体を、6の世界観と合わせて考察した有名な都市伝説。 ぶちスライムは夢の世界にのみ、スライムは現実世界のみに存在しており、さらにそれぞれの生息域も被っていることから、ぶちスライムは「スライムの見ている夢」とする考察。 「ドラクエといえばやっぱり最初の雑魚敵はスライム」という伝統に反したこの配置を説明でき、 またぶちスライムが後のシリーズでは異様に影が薄いこともこの特異な出自を考えれば納得できる部分はある。 とはいえ、公式での解答は一切ないので、あくまで「一考察」に過ぎない。 なお、ぶちスライムの亜種であるぶちスライムベス、ぶちベホマラーは夢世界と現実世界の両方に登場する上に本家より強いので矛盾するように思えるが、 こちらについては「現実にてぶちスライムベスらにいじめられたスライムが『あいつらなんか自分より弱くなればいいんだ』と夢見た」、 つまり「むしろ現実世界でぶちスライムベスがいたからこそ、それをモデルにスライムの妄想で夢世界に最弱のぶちスライムが生まれた」と、逆にこれを根拠としてぶちスライム誕生のきっかけとしてしまう考察が存在する。 実際、現実世界でぶちスライムベスが生息するロンガデセオ周辺には、場違いに弱いスライムも出現するため、後者の説の裏付けであると主張されることもある。 ただし、これに関しても実際のところはデータの綾で、ロンガデセオの北部が本来はスライムの出現区域であるダーマ神殿跡~サンマリーノ周辺という区域に含まれているためで、 ぶちスライムベスとスライムの出現地域がごく近いというだけであり、この2種が同時に一緒の集団で出現するというわけではない。 ドラクエ7のオルゴ・デミーラの正体はキーファ とある考察サイトから広まったドラクエの有名な都市伝説の一つで、作中で離脱したキーファが後にオルゴ・デミーラになったという物。 元々はドラクエ7の物語を聖書に見立てた場合、キーファの立ち位置が「人間が楽園から追放されるきっかけになった存在=蛇=サタン=黒幕」になるという考察から来た物なのだが、 実はこれは「グノーシス派」と呼ばれる聖書の解釈をモチーフにした物語を、無理矢理オリジナルの聖書に当てはめた事で産まれた勘違いの産物だったりする。 オルゴ・デミーラのモチーフは明らかにグノーシス派における偽りの神「デミウルゴス」であり、そちらの蛇はむしろ「偽りの楽園から人々を解放した本物の神の使い」とされていて「蛇=黒幕」という解釈とはかすりもしない。 更に言うなら、そもそも「デミウルゴス」という名称自体が「(偽りの楽園を作った)造物主」という意味の肩書き(*17)に近く、楽園を壊す側である蛇は同一人物どころか絶対に相容れない相手である。 とはいえ、オルゴ・デミーラにオリジナルの聖書における蛇との類似点が多い事も事実であり、「2つの解釈を繋げる事で、それぞれの蛇を対比させる意図があったのではないか」という説も存在する。 ただし、その場合でも2つの蛇の行動は「過去におけるオルゴ・デミーラの介入」と「現代でキーファが作った旅のきっかけ」という様に完全に独立した事象として扱われており、やはり2つの蛇を同一の存在とする「キーファ=オルゴ・デミーラ」説の入るら余地はない。 また、それ以外の根拠の一つとして「キーファとオルゴ・デミーラのデザインが似ている」という物もあったが、 そもそもオルゴ・デミーラの公式イラストは長い間伏せられており(*18)、ドラクエ7発売当時はPSやGBのドット絵でしかオルゴ・デミーラのデザインを確認できなかったという点は留意しておくべきだろう。 事実、後に公表されたオルゴ・デミーラの公式イラストはキーファのそれとはまったく似ていない。 裏設定の類ではなく「初期のシナリオでは『生き別れた親友が魔王となって世界を征服し、勇者となった主人公と対峙する』というストーリーだったが、あまりに鬱すぎるので没になり設定の根幹から変更された」という推測が語られることもある。まぁこれが無くなったところで鬱ゲーなことに一切変わりはないのだが。 確かにあまりに中途半端な時期に永久離脱し、そしてその後に一切触れられない不自然さを考えると、こういう経緯があっても不思議ではなさそうだが、真相は不明である(*19)。エスタード島だけ残ったのもタイムパラドックスを回避する為、と理由付けされることもある。 もっとも前述の通りキーファとオルゴ・デミーラを結び付ける考察自体が出発点からして相当怪しい代物であるため、 それが前提になっているこちらの話もおそらくはもっともらしく聞こえるだけの仮説の域を出る物ではないだろうが。 ちなみに、魔空間の神殿でオルゴデミーラが「お前たちの命はどこまでいってもお前たちの物、神のために使うべきではない」という発言等から、キーファが魔王になったのはユバールの民を守れなかったからとかライラを守れなかったからという説もあるが矛盾がありまくりなのでこれは間違い。 リメイク版の配信石版やDQ11の冒険の書の世界での登場時はライラやユバールの民が危機に陥っていたのは間違いないのだが。 ドラクエ7のマリベルは開発段階では永久離脱する予定だった。 ドラクエ7のパーティメンバーの人の流れに関する都市伝説。 マリベルは冒険中盤で病で倒れた父親の看病のために冒険を離脱し、入れ替わるようにしてアイラが加入。 そして終盤で再びパーティに加入できるようになるのだが、実は開発当初はマリベルが再加入する予定はなかったのではないか、と言うもの。 というのもマリベルが加入可能になると主人公以外の4人のメンバーのうち、誰か一人を選んでアミット邸に留守番させなくてはならないのだ。 メタ的にはドラクエの4人パーティの戦闘システムの都合上、誰か一人をパーティから外す必要があるというのはわかる。 しかしそれにしたって5人の中から4人を選んでパーティを組むというのは編成の自由度があまりにも低すぎるし、シナリオ的に見ても、馬車の定員という設定があった前作はともかく、世界の危機が迫る中でただ一人お留守番という不自然な構図に対するフォローはあまりない(*20)。 また、長期離脱していたマリベルの成長の差に対するフォローも殆どなく、レベルや熟練度は引き離されたまま。 マリベル自身のスペックは決して悪くないため、鍛えなおせば十分戦力になり他のパーティメンバーと役割が被ることもないのだが、最初から終盤で再加入させることを考えているのなら、4のライアンのように中盤で仲間になることへの経験値的なフォローが入っていてもおかしくないはず。 要するにマリベルを抜きにした主人公・ガボ・メルビン・アイラの中盤以降の4人で固定パーティとなる方がシナリオの進行としては自然な形となるのである。 よって「当初はマリベルが永久離脱する前提で製作を進めていたが『キーファだけでなくマリベルまで永久離脱というのはマズいんじゃないか』ということになり、開発途中でマリベルが復帰できるようにした。パーティ選択等で不自然な点があるのはその名残」という都市伝説がまことしやかに語られるようになった。 同じく永久離脱するキーファに関しては公式インタビューで「本当はもう少し後で離脱する予定だったが色々育成をやってから抜けられると困るだろうから当初の予定より早く離脱することになった」と述べており、 まさにマリベルこそ「呪文要員として育成してたのに急に離脱されて回復役がいなくなって困る」といった事態を引き起こしがちなキャラであるため、 「とってつけたような再加入」といった印象を抱きやすいのも拍車をかける。そもそもキーファの永久離脱自体がアレなイベントだというのは置いといて これと言った否定材料はないものの(*21)、具体的なソースらしいものは見つかっていない。 堀井雄二がインタビューでそう言っていた、という趣旨とセットで語られることもあるがそれに関しては 「当初はキーファと二人旅をする予定だったがせっかく『話す』システムがあるのに男二人で旅してもつまらないだろうという事で、話してて楽しくなりそうなマリベルというキャラを作った」 というものであって、確かに当初の予定ではマリベルというキャラそのものがいなかったのは事実だが「だからマリベルは途中でいなくなる予定だった」というものではない。 ドラクエ9のサンディのモデルはキャバ嬢 DQ9の発売当初に一時期広まった都市伝説の一つで、「ギャル妖精サンディは堀井雄二のお気に入りのキャバ嬢がモデルになった」という物。 しかし公式のインタビューによると、サンディのキャラは「最初にギャルという設定があり、そこから鳥山明が描いたデザインを元に現在のサンディが作られた」という変遷を辿ったと語られており、 件の都市伝説を当てはめると時系列に矛盾が生じる。 サンディはドラクエの世界観から浮きかねないキャラということで批判的な目で見るファンも多かったため、揶揄として冗談半分で言っていたものに後付けが加わったものだろう。 またこの都市伝説の根拠として、発売前に広まったDQ9の開発状況のリークとされるコピペ内の「堀井(と思われる人物)がキャバクラに嵌っていた」という記述を挙げる者もいるが、 件のコピペは確かに当たっている点もあるものの、同時にDQ9を知る者なら一目で「おかしい」とわかる矛盾点(*22)も存在するため、鵜呑みにするのは危険である。 余談だがサンディ同様にキャバ嬢がモデルと言われたリメイク5のデボラは、サンディの一件があったからかは不明だが「新しい妻候補は絶対に誰も選ばないようなキャラにしよう」ということからあのデザインで誕生したという経緯がある。 FINAL FANTASYシリーズ FINAL FANTASYという名称は、当時営業成績が芳しくなかったスクウェアが「これが最後の作品になるだろう」という意味を込めて名付けた あるいは、これが売れなかったらこの会社はもう終わる、という背水の陣に挑む覚悟で名付けられたと噂される場合もある。 作曲の植松伸夫も「当時の財務状況が良くないから最後の作品としてファイナルと付けられた」と思っていたほど営業成績が芳しくなかったというのは事実らしい。 だが、坂口博信は「まず『FF』というアルファベットで表記できて、かつ4音で発音できる略称で呼ぶことを前提とした」「当初はファイティングファンタジーというタイトルにするつもりだったが同名のボードゲーム(*23)との被りを避けるためにボツ」「Fで始まる単語なら何でも良かった」と語っており、実質的にこの都市伝説を否定している。 とはいえ、それ以前には「何をやっても売れなかったから、これを最後の夢だとしてファイナルファンタジーを世に送り出した」とも発言しており、ファイティング以外のFで始まる単語の中でも『FINAL』を選んだのは背水の陣に挑む覚悟という意識もあったのかもしれない。 FF4の月にある人面岩は裏ボス 月面にある謎の人面に見える岩についての割と有名なFFにおける都市伝説。元ネタは当時発見され話題だった火星の人面石。 開発当時は何か仕込む予定だったが結局使わなかったという噂も存在する。 実際はこの時期のスクウェアゲーによく見られたスタッフのお遊びで、続編や聖剣伝説2の海上にもある。LIVE A LIVEに至っては、人面石を100回調べることで、あるアイテムが入手できる洞窟が出現するという隠し要素が仕込まれていた。 ちなみに製作側もこの噂を承知していたのか、GBA版では追加ダンジョンの入り口になった。 更にDS版リメイクでは周回プレイでゼロムスから盗んだ『ダークマター』を使うことで、本当に隠し裏ボスと戦えるようになった。 …ちなみにゼロムスから盗めるこの『ダークマター』も、長きにわたって「ゼロムスの必殺技ビッグバーンのダメージが軽減できる」といわれていた。 が、後に実際は何の効果もなかった事が明らかになった(*24)。こちらもある種の都市伝説といえる。 FF5の海の中にあるモアイ像は隠しダンジョンへの入り口 これも割と有名なFFにおける都市伝説。 地域によって亜種が複数あり 「隠しショップへの入り口で、ここでしか買えないアイテムが売っている」 「オメガ、神龍、ギルガメを倒して勲章を入手したらダンジョンへ入ることができて、中にいるボスを倒すと隠しジョブが入手できる」 …等がある。 実際には単なるオブジェなのだが、バグか仕様か不明だがモアイ像の上では浮上できなくなる現象が発生する。 上記同様、開発当時は何か仕込む予定だったが結局使わなかった、という噂も存在する。当時からよくあることではあったが。 ちなみに、こちらも製作側もこの噂を承知していたのか、GBA版では実際に追加ダンジョンの入り口になった。 FF7でエアリスが生き返る FF7の都市伝説で、プレイステーションソフトの中では最もメジャーなものと思われる。 ヒロインのエアリス・ゲインズブールは中盤で死亡してしまうのだが、それを生き返らせる隠し要素がどこかにある、というもの。 エアリスは発売前から盛んにメディアで紹介されていたメインヒロインであったため、「ヒロインがこんなところであっさり死んでしまうのはおかしい…生き返らせる手段があるはずだ…」というプレイヤーの願望から囁かれるようになった噂である。 また、エアリスのレベル4リミット技「大いなる福音」を死亡以降に入手しやすいのも噂を後押しする要因になった。(*25) FF7自体がプレイステーションのキラータイトルであり後世に多大な影響を及ぼしたヒット作であることから、プレイヤーもかなりの数であり、それに比例して噂も広まっていった。 さらに当時はWindows95の発売でインターネットが普及しはじめた時期でもあったため、有名な「水中呼吸マテリア」(*26)などのデマ情報がそれまでの口コミを超える速度と確度で急速に拡散したのである。 本作発売前のゲーム雑誌や設定資料集に没マテリア「すいちゅうこきゅう」なるものが写った画面写真が掲載され、実際には入手不可ながら後にゲーム内のデータに存在することがチートで確認されたこと、 またエアリス死亡関連のイベントが「水」を深く印象付けるものであったことなども、両者を結びつける噂の拡大に拍車を掛けたものと思われる。 結論から言えば、ストーリー上でエアリスを生き返らせる手段はない。彼女を生き返らせるイベントも、存命のままのエンディングもありはしない。 ただ、バグを利用した裏技で強制離脱イベントをスキップし、強引にエアリスを連れ回してその先の展開へ連れて行く事は可能。 こちらは『サガフロンティア』のディスクと強引に入れ替えて地形データを崩壊させて進む、通称「サガフロワープ」というもので、発売から1年足らずで発見されたものである。 ちなみにPC/スマホ版ではユフィ加入時のバグを利用した「ユフィワープ」なる技で、加入状態を維持する事が可能、サガフロワープではスキップの都合入手不可になるアイテムもこちらでは入手可能だったりする。 しかし、これはあくまでも想定された仕様ではないため、場合によってはイベントフラグがおかしくなり、セーブデータが進行不能になる危険がある。 連れ回したエアリスは当然その場にいないはずの存在なので、あくまで戦闘キャラクターとして使えるだけであり、ストーリー上は完全に彼女が死んだものとして進行する。 ただし、没要素として数は少ないもののイベントで彼女が会話に参加するシーンもあるため、これらのイベント製作の時点では彼女が存命であることを想定していたのではないかとも言われることもある。 しかしこれに関しても「該当イベント(ミニゲーム)はストーリーと関係なく作成していて、挿入場所も決まっていなかった」とされる開発側の発言が存在し、生存ルートの構想を裏付けるには微妙である。 そして大きく世間を騒がせた「すいちゅうこきゅう」のマテリアの噂については、9ヶ月後に発売された改良版『FINAL FANTASY Ⅶ INTERNATIONAL』にて、よく似た「せんすい」という追加マテリアが実装された。 ただし、ゲーム中では「せんすい」入手時に「【水中呼吸マテリア】と交換せぬか?」というセリフがあるため、名前こそ変わったものの没要素を再利用したものと思われる。 実際の効果はエアリスとは全く関係なく、海の中に登場する追加ボスのエメラルドウェポン戦の制限時間を無くすだけというものだが、ゲーム内で明確に別の役割を持たせて登場させたことで、長らく蔓延っていた水中呼吸とエアリス復活を結びつける噂も終息していくことになる。 一方で、2020年発売のリメイク版では「星の運命の番人」フィーラー(*27)と対立・撃破し、果てにフィーラーがセフィロスに取り込まれ消滅してしまったせいでオリジナル版とは違う結末を迎える可能性が非常に高く(*28)、エアリスが生存する可能性も出てきている。 本来なら見えない筈のフィーラーが見える人間は即ち「星の運命」を変えうるとフィーラーに判断された人間…その中にはエアリス自身も含まれているのだ。 FF8のラスボス、アルティミシアの正体は未来のリノア FF8の都市伝説で、こちらも考察サイトから広まった類。 現在もなお支持者が少なくない噂であるが、大本とされるサイトで示された根拠には些細な演出を理由としたこじ付けも多く、また矛盾点の指摘も少なくない。特に致命的かつ頻繁に指摘される矛盾点として、作中において「アルティミシアは何世代も後の遠い未来の魔女」であることがイデアによって明言されている点が挙げられる。作中でリノアはイデアより魔力を継承して既に魔女になっているため、数世代後どころか本編の時点で当代の魔女なのである。 EDAMAME Arcade Channelのインタビューで、ディレクターとして関わった北瀬佳範が否定した。 が、否定からしばらく後に北瀬はこの回答を撤回している。シナリオは複数人で作っていたため他の担当メンバーが意識していた可能性は否定できないとの理由に加え、説を否定した際は矢継ぎ早のインタビューであり咄嗟に答えてしまった物が世界に広まってしまったらしい。 なお、外伝作品であるディシディアではこの説を意識したお遊び要素が取り入れられているが外伝をソースに持ってくるのなら一例を挙げればいたストの性悪フローラが公式ということになってしまいかねないため、ここをソースにするのは厳しいだろう。(*29) FF10のラスボスはエストシーモア FFX発売当時にネット上で盛んに出回ったガセネタ。 コピペの内容はいくつかのパターンがあり、ラスボス戦のイベントの内容や攻略法(*30)、 一部のプレイアブルキャラの死亡による永久離脱についても言及されているが、当然ながらこれらも全部嘘。 しかし、このデマに何より信憑性を与えていたのはアルティマニアでも散々ネタにされるほどのシーモアのゾンビっぷりではないだろうか。 詳しくは嘘バレの記事を参照。 FFTのラムザ達は死んだ これも長年信じられてたネタ。最終戦の舞台が侵入したら後戻りが出来ない連戦、そこで爆発が起こったら…まあ生きてないよねという物。 FFTのEDはものすごく後味が悪い事で有名であるし、最終戦でNPCとして参戦しているラムザの妹アルマの葬式が行われているという点でもこの節を助長している。 株主総会の質疑応答でも「ラムザたちは生き残ったんですか?」という質問が出た程。 2014年、LoV3にFFTがコラボ出演する際に、松野Dが「死んでません」と否定し、LoVの方で生還後のラムザ達の動向に触れられている。 制作陣としては生きていることを示唆するつもりでエンディングでラムザ達を少し出したらしいが、「実際は死んでおり、あれは幻や見間違いの類」と思っているプレイヤーが想像以上に多く驚いたそうだ。 その後、FF14で「リターン・トゥ・イヴァリース」というコラボのアライアンスレイドを実装する際に、ラムザ達は生き残って別の場所で冒険しているということを公言しているにもかかわらずいまだに全滅したと思っているプレイヤーがインターネット上で多く見受けられた為「せっかく『FFXIV』で新しくやるんだったら、“全滅を前提とした場合の物語を作ってみよう”」という都市伝説をベースにしたパラレルシナリオが書き下ろされる事となった。 アイドルマスターシリーズ アーケード版アイマスには、ロケテスト限定でアイドル評価Fよりさらに下のバッドエンドが実装されていた 後に何等かの事情でPSP版にデータのみ入っていたのが発見された事で裏付けが取れ、真実であることが判明した。 詳細はZエンド項を参照。 第二回ロケテ以降は(少なくともプレイヤーがたどり着けるエンディングとしては)実装されていなかったため、 第一回ロケテスト参加者のみが見ることができ、証言をしていた幻の、そしておそらく幻であるべきエンディングである。 最初期のシンデレラガールズではカードイラストでトレス行為や著作権・版権無視が行われており、一部アイドルはその結果新カードの排出が差し止めになった 公式からの発表がないため詳しくは不明だが、神谷奈緒(*31)、伊集院惠(*32)、南条光(*33)の3名が指摘されている。現在は全員がイラスト差し替え済。 このうち惠、光は長らく新カードが出なかった為、「トレスの責任を取る形で新カードが差し止められているのではないか」とする噂が一時期語られていた。現在は光はボイス実装済みであり、惠も他のボイス未実装アイドルと同じくらいの頻度で新カードが排出されている。 尚、南条光に関しては特撮ヒーローファンという設定な事や、差し替え前に描かれていたヒーローが当時の最新作とネット上で滅茶苦茶ネタにされていた方々だった事や、アイマス含めてスポンサーが同じなので、わかる人にはわかる系のネタのつもりだったのでは?(つまりわざとだった)とする説も。 因みにいずれの差し替え前のイラストもアーカイブが残っているので検索すれば普通に出てくる。 デレマスではないが、シャイニーカラーズで実在する水着をそのままのデザインで出してしまい、販売元の方がお気持ち表明したというのは本当の話。 こちらは本当にトレースだったらしく、謝罪と共に後からデザイン変更が行われた。 アイマスの世界観ではバブル崩壊の時期が現実とは異なる アイマス世界のバブルは現実よりも長く続いていたというもので、元々は片桐早苗のバブル絡みの設定が明らかに現実の年代と合わない事から来たネタ。 後にアイマス全体の時系列を整理すると丁度作中における伝説の超大物アイドルの全盛期がバブル崩壊の時期と重なる事が判明、一気に信憑性を帯びる事となった。 ただしアイマスはいわゆるサザエさん時空を導入しており、どの年を基準にするかによって時系列も大幅に変動するという点には注意。 なお、発端である片桐早苗については後に「少女時代にバブル期のあれこれに憧れていた」という設定が追加明かされている。 でもやっぱり年をとらないので現実時間とのズレは大きくなっている。 ミリオンライブ!の一部キャラはアイマス2の没キャラの流用 まず、時系列としてアイドルマスター2は5名の新キャラが登場すると事前情報では宣伝されており、一部キャラクターはビジュアルが公開され(*34)、その担当声優とされる人物の情報もリークされていた(*35)。 だが、いざ箱版が発売されてみると実際に登場した新キャラはjupiterのメンバーのみで、5名も登場する事はなかった。 その後、PS3版のセーブデータのサムネイルにゲーム中に一切登場しない「謎のキャラクター2名」が表示されることが確認されていたのだが、実装予定だったが没になったキャラでは?と推測されていた。 その後、ミリオンライブ!が発表されていたのだが、公開された新規アイドルの周防桃子と北上麗花の2名が上記の謎セーブデータに表示されるキャラとデザインが酷似していた事が話題になり、ミリオンライブ!のキャラクターは春日未来、最上静香、伊吹翼の3人が最後に作られたというスタッフインタビューから、キャラクターに割り振られたナンバーは実際に作られた順番の逆順につけられたのでは?と推測され、末尾であった周防桃子、北上麗花、ジュリアの3人はアイマス初期の命名規則に則っている事もあり(*36)、アイマス2の没キャラの流用ではないかと半ば確定的に囁かれていたが決定的な証拠がなく、結論は出なかった。 ……だったのだが、2021年に流出したTGS試遊ロムの内部データが解析され、ついに真実が明らかに。 結論から言うと、周防桃子、北上麗花、ジュリアの3名はアイマス2新たにプロデュース可能なアイドルの予定だった没キャラの流用というのは事実だった。 りんこ(現周防桃子)の歌唱データ(*37)やジュリアのボイス(*38)、さらにはアイドル名「北上麗花」などグラフィック含め多数のデータが発掘され(*39)、ガチの没キャラが何かの間違いで特定画面の画像に登場してしまっていたという真実が明らかに。 桃ちゃん先輩は本当に松田の先輩だったのだ! 先述のように、箱2でいったん没になった後に『ミリオンライブ!』にてりんこ→周防桃子、れいか→北上麗花、ジュリア→(そのまま)ジュリアとしてリメイク。実に2年をかけて765プロに迎えられることになった。 尚、没になった理由は相変わらず不明。 今後明かされる事もないだろうが、アイマス2発売後のスタッフインタビューで開発遅延や容量の問題で没になった要素が多数あると語られているため、それが原因と見られている。 因みに、声優リークがあったのが箱版アイマス2の発売一ヶ月前だったので、DLCでの実装をギリギリまで考えられていたのでは?とする説も。 シャニマスの呪い 「アイドルマスターシャイニーカラーズ」とコラボした企業や、宣伝に出演した有名人などは、後に不幸な目に遭うというもの。 2022年ごろから言われ始めた。具体例としては以下のようなものがある。 香川照之→不祥事で番組降板、芸能活動自粛 食事宅配サービス「ナッシュ」→パワハラが報道される カラオケまねきねこ→アルバイトが不祥事を起こす 森永製菓→不正アクセスで個人情報漏洩 渋谷109→コラボ開催期間中に火事で営業停止 実際のところどうかというと、シャニマスはアイマスタイトルの中でも特に他企業とのコラボなどに積極的なタイトルであり、コラボの件数自体が多いため、コラボ相手が後に不祥事を起こす確率も上がってしまうというのが理由だろう。 もちろん上記の例でも、シャニマス側には何の責任もないケースばかりなので勘違いしないように。 マリオシリーズ SFCソフト『スーパーマリオコレクション』には特別仕様のものが少数ある 政財界の大物の息子のために任天堂が特別に製造したものの、データが誤って流通ソフトに紛れ込んでしまい、2500本に1本の確率で見つかるという噂。 変身アイテムを取らなくてもセレクトボタンで他の変身マリオになれるとか。 政財界の大物の息子用に特注した割には結構地味な仕様であるが、ネット上で実際にできたという報告も僅かながらあり、特別仕様版の実在が噂された。 上記のバリエーションとして開発中のテストバージョンが流出して製品版に混入した説なども並行して流れていた。 だがその後、実は電源投入時の本体初期RAMに依存してマリオ3限定でセレクトボタンでマリオが変身するデバッグモードが発動することが解析で判明。 この初期値はある程度SFC本体の個体差に依存しており、なんの変哲もないごく普通のマリコレのカセットでも発動可能なので、つまり噂の「特別版」を引き当てたとされる人はソフトではなくスーパーファミコン本体が偶然当たりだったのである。 とは言えこの値はランダム性が強いものであり、任天堂が意図したものであるとは言い難く、RAMの初期化を忘れただけの見落としバグである可能性が高い(*40)。 また、SFCの本体は電源を切った直後はRAMの内容がある程度失われない事を利用し、他のソフトでRAMの値を意図的に調整した直後にマリコレへ差し替えることで、 前述の特別なSFC等を用意せずとも、どの本体でも意図的にこのデバッグモードを発動できる再現可能な手段も発見されている。 有名な発動手順は『ロマンシング サ・ガ3』でユリアン等のシノン開始メンバーの主人公で始め、OPイベント中にハリードの「1オーラムのもうけにもならん。」のセリフが表示されたらすぐにSFCの電源を切り、素早くマリコレに入れ替えて電源を入れてマリオ3を始める、というもの。 上記と似たようなものに『ロマンシング サ・ガ2』の「電源地裂撃」があり、『マリオのスーパーピクロス』を一瞬起動してからすぐロマサガ2に入れ替えて地裂撃を繰り出すと最高ダメージを叩き出せる「ピクロス地裂撃」という技がある。 もちろん、上述のケースはマリオシリーズとロマサガシリーズの組み合わせがたまたま相性が良かったというだけであり、当然メーカーが仕込んだ訳ではない。 『スーパーマリオコレクション』のタイトル前のガヤの場面で『ビールおかわり』という声が紛れていたが、表現の問題で規制された 実際には英語の音声(One more beer please!)であり、サンプル版をチェックした海外スタッフからそのように聞こえるとの指摘を受けて、 海外版のみ音声を変えた、というのが真相。日本版はそのまま変更されていないため、日本版と海外版では音声が微妙に異なる。 日本よりこの手の規制が厳しい海外では、たとえ成年キャラであっても飲酒表現そのものが規制の対象になり、レーティングが上がってしまうのだ。 なお、上記の当たりロムの噂とミックスされて「OPでビールおかわりって声が聞こえたら当たりロム」等と囁かれていたこともあるが、 前述の通り日本語でこのセリフを喋るバージョンは実在しないためガセ。 ルイージはマリオに「類似」しているからルイージ 本当は「イタリア人っぽい名前だから」という理由。 どちらかというとネタの類か。 公式としても分かっているのか『ペーパーマリオRPG』では「ニテール」だの「ソックリー」だのと酷い言われ方をされ、遂にはマリオがルイージと間違われるイベントが2つほど存在する。(*41) 『スーパーマリオブラザーズ』はキノコや花などのドラッグを摂取して見ている幻覚 「無理矢理解釈すればそう取れないこともない」レベルのヨタ話。もちろん開発陣はそんなことは考えていない。 キノコや花は魔法でブロックに変えられていたキノコ王国の住人で、開放されたお礼にマリオを強化してくれているというのが開発陣の構想。 『さよならを教えて』という鬱ゲーで語られたことで有名になった都市伝説。 その後、漫画『Dr.STONE』の主人公が「科学的に解釈するなら」という前提でこの説を語ったりしている。 『スーパーマリオブラザーズ』のステージ中に存在するレンガブロックは元キノピオで、マリオがそれを無慈悲に破壊し殺戮している 初代の説明書に記載されたストーリーで「キノコ王国を侵略したクッパが魔法で住人達を岩やレンガ、つくし等に変えてしまった」とされていた事からの派生。 マリオが何気なく壊しているレンガブロックの正体はキノピオであり、つまりブロックを壊す=キノピオ達を殺戮しているのではないかというもの。 しかし同説明書には「レンガに変えられたり、消されたりしたキノコを見つけて助けると、彼等からパワーをもらって、次々に変身します」という記載もあり、 つまり壊せる一般のレンガブロックはただのブロックで、「中身の入ったアイテム入りの壊せないブロック」のみが魔法で変えられた姿であり、 パワーアップアイテムと呼ばれるブロックから出てきてマリオを助けてくれる存在こそがキノピオはじめキノコ王国の住人という解釈もある。 なおクッパの魔法に関するこれらの設定は初代のみで語られたものであり、後続シリーズのブロックやアイテムにも適用されるのかは不明。なんなら歴代のハテナブロックが一部屋にまとめられた作品なんてものもあるし。 キノピオはピーチ姫の侍女で初期設定では女だった 「キノピオが侍女」という話は徳間書店の攻略本『スーパーマリオブラザーズ完全攻略本』のキノピオの紹介文が初出と思われ、 この本が大ヒットしたことで多くの人の目に触れて侍女設定が広まったものと思われる。 …が、実は初代の公式設定では「ピーチ姫に仕えているキノコ」程度しかなく、本家では特に性別は決まっていなかった。 つまりキノピオが侍女というのは任天堂 非公式 の設定である。 その後、アニメ映画『ピーチ姫救出大作戦!』やゲームブック『スーパーマリオブラザーズ外伝』等の派生作品で侍女設定が採用されたが、 ゲーム本編で侍女と言われることは一切なく、やがて通常のキノピオが男性っぽく描かれるようになり、 さらには明確に女性版のキノピオである「キノピコ」等も登場している。 マリオとルイージのファミリーネームは「マリオ」 要はマリオの本名は マリオ・マリオ ということ。確かに「マリオブラザーズ(マリオ兄弟)」というネーミングからすると妥当ではあるが。 元々はあの有名なカルト実写映画、『スーパーマリオ 魔界帝国の女神』でだけ採用されたマイナーな設定であり、「知る人ぞ知る」的な扱いだった。 ちなみにこの映画ではルイージのフルネームは「ルイージ・マリオ」であった。 しかし、2015年にマリオの生みの親である任天堂の宮本茂がこのフルネームを肯定するとも取れる発言をしたため、話がややこしくなる。 渋谷で開催された『スーパーマリオ30周年祭』にて、ゲストとして登場した占い師のゲッターズ飯田がマリオの将来を占う際に「スーパー・マリオ」として占ったのだが、 それに対して宮本が軽い雰囲気で「本当のマリオの名前はマリオ・マリオなんです」と発言する。 この宮本の発言だけが切り取られ、国内外のメディアが「ついに任天堂公式でマリオの本名が判明」「生みの親が本名を明かした」とこぞって取り上げたことで大きく拡散された。 しかし、後にネットニュースサイト「withnews」が上記の件を本当なのかと任天堂に改めて直接インタビューしたところ、 任天堂側は当の宮本にも確認した上で、「映画ではその本名だったことは把握しているが、実際には『マリオ』が正式名称で、マリオ・マリオではありません」と完全否定。 そもそも宮本の元の発言についてもその場での冗談のようなニュアンスだったようなのだが、生みの親直々の発言だっただけにかなりの余波を招いてしまったようである。あのおじさん、キャラクターや世界観の設定に無頓着すぎる… 上記の一件で「生みの親から公式認定された」という部分だけが知れ渡ってしまったが、結局「マリオ・マリオ」は実写映画限定のパラレル設定に留まっており、 本編における公式設定でのマリオとルイージのファミリーネームは「不明」(加えて言えば、そもそもファミリーネームという概念が作中世界にない可能性も十分存在する(*42))とするのが正しい。 なお、マリオの年齢については宮本茂は「24~25歳程度のイメージ」、『スマブラDX』のフィギュア名鑑では「26歳前後」(*43)と記載されており、いずれにしても20代半ばであるようだ。 「あの髭面で20代はありえないだろ」とよく言われるが、髭を外すとマリオは意外と童顔である。 また、上記の魔界帝国の女神やザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーで描写される”兄弟はもともとニューヨークのブルックリン在住”という設定は『マリオブラザーズ』及び『スーパーマリオブラザーズ』の一連の流れに関して宮本茂の中では元からあった裏設定といえるものであり、映画化のライセンス貸出の際に度々使われている。 ヨッシーの本名は「T. ヨシザウルス・ムンチャクッパス」 本名ネタその2。ネット上では「1993年に発売された任天堂キャラクターガイドに記載されている」と言われることが多いが、これは正確ではない。 この名前はゲームライターであるブレイク・J・ハリス(*44)が2014年にTwitter上で公開した「ニンテンドー・オブ・アメリカの内部資料」である「ニンテンドーキャラクターガイド」に記載されていたものであり、一般発売された事実はない。 さらに、この資料はもちろん英語であるため英字で「T. Yoshisaur Munchakoopas」と記載されており、上述の読み仮名はそれをカタカナ表記に直しただけである。 この資料には他にも「キノピオにはファンガス連邦に家族がいる」「クッパは友達がいなかったので幸せなキノコ王国を襲った」などと言う設定も載っているが、実際の所はただの内部資料に過ぎず、この設定がゲームや関連書籍などで取り入れられた事実は確認されていない。ボツ設定、もしくはスタッフのお遊びと考えるのが妥当であろう。 少なくとも「過去に発売されたキャラクターガイドに載っている」と言う情報については明確にデマ。 ちょっと調べればすぐに真相が出て来るにもかかわらず、「電ファミニコゲーマー」や「雑学.com」、「ダヴィンチweb」と言った大手メディアサイトが取り上げてしまったため、今なお信じてしまっている人も多い。 スーパーマリオRPG開発時に、スクウェア側スタッフが宮本茂を激怒させた 構想段階で、スクウェア側スタッフの発案で「マリオに武器や盾を持たせる」という発案をしたところ、 マリオの世界観を壊すという理由で宮本が激怒した、という都市伝説があるがガセ。 スクウェア側が初期案として提示したイメージイラストは『マントを着て剣を持ち馬に乗ったマリオ』であったが、 別に宮本は激怒などしておらず、「マリオが武器を持つなら、剣ではなくハンマー」といった進言をした程度(*45)。 スーパーマリオRPGに限らず、コラボという繊細な企画が立つと何かと裏でいざこざが起きたという噂が流れるが、 当たり前だがゲーム会社は同人ではなく企業なので、そんなことでいちいち怒っていたら仕事が成り立たない。 なお、スクウェアが任天堂を激怒させた話は本当だが、それはFF7でプレステ本格参戦する際のあれこれのせいである。その後和解まで20年近くの年月を費やしたのだった(*46)。 クッパがピーチを拐うのは7人の息子の母親代わりになってもらうため おそらく現在のコクッパ改めクッパ7人衆の初期設定と、クッパJr.のデビュー作スーパーマリオサンシャインが混在しているのだろう。 2010年代になってバラエティ番組で事実であるかのように語られ、一部のファンがキレたという話もあったりする。 実際は上述のように当時の設定では魔法使いだったクッパがキノコ王国の住人をブロックとかに変え、その呪いを解けるのがピーチだけだったから、というのが真相。 尤も現在ではほぼマリオと戦うためのキッカケにピーチをさらったり、ケーキを作ってもらう為だったりと、理由はあまり安定していない。 ちなみに魔法使い設定は側近のカメック登場あたりからほぼないものになりつつあり、スーパーマリオRPGでも魔法関連のステータスは低い。 2020年現在確認できるもので、最後にクッパが魔法を使ったのはスーパーマリオギャラクシー2である。 クッパ7人衆のデビュー作スーパーマリオブラザーズ3では既に魔法などの設定はなく、クッパ支配下の各地を回るマリオに助言やアイテムを送って援助するピーチを攫うと同時にマリオを自分の城に呼び寄せる人質にするのが目的。 似たような話として「クッパがピーチを拐うのは自分の花嫁にするため」というのもある。 こちらは数多くある漫画版マリオでそのように描かれているため、それが公式設定であると認識されてしまったものと思われる。 あるいは、同じく魔王で姫を拐ったドラゴンクエストの竜王と、動機が混同されてしまったのかもしれない。 なお、実際に公式設定でクッパがピーチを自分の花嫁にするために拐ったのは、2017年発売のスーパーマリオオデッセイが初である。 あとザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービーも求婚目的。 海外版の『マリオパーティDS』で恐ろしい割れ対策をしている。 具体的には、「ミニゲーム中にフリーズして、マリオたちが監に入れられた警告画像が出る」「アイテムショップのチョロプーに「犯罪者に売るものは何もない」と言われて、プレイヤーが操作不能のミニゲームに突入、その後に先ほどと同じ警告画面が出る」「クッパに「このパーティにお前のような犯罪者に居場所はない」と言われて警告画面に移る」「パーティゲーム中にCOMがいなくなり「みんないなくなっちゃった。犯罪者とはパーティしたくないって」というシステムメッセージの後に、警告画面に移る」といったものであり、これらの動画が公開されている。 結論からいうとガセであり、動画公開者がガセと明記している。 これらは「Anti Piracy Screen」と呼ばれる、海外のネット民たちによって創作されたコピープロテクトを模したインターネットミーム。 ホラー演出を際立たせる為にマリオに限らずカービィ、どうぶつの森といったほのぼの可愛らしいゲームを題材にしている。 ちなみにジョークサイト『虚構新聞』ではこのネタをそのまま『ラブプラス』に置き換えたような記事を発表しており、恐らくはこれが元ネタと推察される。 スーパーマリオ64空白の2時間20分 どんなゲームにも没データというものは存在している。 スーパーマリオ64も例外ではないのだが、その中に開発者もなぜ入っているのかわからない没データがある。 その没データの中身は2時間20分にも及ぶ音声ファイルだった。 一見すると無音な音声ファイルなのだが、よく聞くとお経のような声が聞こえ、更に「さちこ」という名前を呼ぶ声も入っていた、という都市伝説。 ネット上にはソフトの没データを収集しているサイトがあるのだが、そのサイトでもマリオ64の没データの中にそのような音声ファイルの存在は確認できず、おそらくガセだろうと思われる。 そもそもマリオ64のROMカセットの容量は64Mbit=8MB。これにもちろんゲームの各種データも入っているのだから、140分もの音声ファイル(*47)が載るとは考えづらい。 星のカービィシリーズ 『星のカービィ スーパーデラックス』の「銀河にねがいを」はカービィが見た夢 『スーパーデラックス』の最終章となるモードだが、エンディングでは家で寝ているカービィが描かれるため、そこから生まれた噂。 同作ディレクターの桜井政博氏がTwitterを始めた直後、ユーザーからこの件を質問された際に直々に否定した(曰く「戦いの後の休息」とのこと)。 最終決戦でのポーズ画面の解説文には「マルクのやぼうを さっさとくいとめ、ゴハンたべて ねよう。」というコメントがあるため、これを実行したものと解釈されることが多い。 長い戦いをようやく終えてゆっくり休む微笑ましい光景だが、一方で「銀河にねがいを」は夢オチだったのかと思いこむ人が続出した。恐らく夢の泉が登場したのもこの噂が流れた要因の一つだろう。 中には『スーパーデラックス』の出来事は全て夢と思い込んだ人もいたとか…。 『星のカービィ スターアライズ』の「さよならカービィ」は『星のカービィ』最終作の暗示 同ゲーム中には収集要素としてステージ上に散らばる「イラストピース」を集める事でイラストを完成させ鑑賞出来るという要素が存在する。 このイラストは無料DLCのアップデートでもさらに追加されていったのだが、最後のアップデートに含まれていた最後のイラストがこれ。 その内容は「夕日の中、涙を浮かべたカービィが旅支度をしてどこかへ向かっていく」というかなり意味深なものであった。 更にイラスト内には不吉かつ戦いの象徴として扱われだした蝶まで飛んでいる。 イラストレーターはイニシャルで伏せられているが、HAL研所属の「S.K」とされている事からディレクターである熊崎信也当人ではないかと言われている。 この事から描かれているイラストはカービィシリーズ終焉を意味しているのではないか、という縁起でもない噂が流れた。 スターアライズ発表前後から移植や外伝作品のリリースが続いていた事も拍車をかけていたのかもしれない。 が、後に2022年発売の『星のカービィ ディスカバリー』が発表されたことでこの説はあっさり否定された。あと改めて「アニカビは別にやっちゃダメなネタではない」のが示されてお祭り騒ぎに。 ちなみに「熊崎の引退説」なども存在したが、熊崎はスターアライズ以降も「スーパーカービィハンターズ」や「カービィファイターズ2」等に関わっている。 穿った見方をしなければ、2Dアクションカービィの総決算として始まったスターアライズという作品の締めくくりと見るのが妥当だろうか(*48)。 カービィは子供の見ている夢の存在 カービィに自分の意思はなく、子供の見ている夢の存在という噂。 この噂によると、作中におけるカービィの強さや残機制は子供の想像する正義のヒーローだからこそ何度死んでも蘇る力と強さを持っているためらしい。 これはカービィの前身企画である『ティンクル★ポポ』時代の設定であり、「君を見ていると、ずっと昔からおともだちだった気がするよ。」という宣伝の発言もこれを示唆しているんだとか…。 『ティンクル★ポポ』自体はカービィへと変わったが、初期設定を尊重したスタッフの判断で今も裏設定として残してあると噂される。 実際には公式から『ティンクル★ポポ』の情報にはこのような設定を匂わせる発言は見られないため、噂の出所が不明のガセだと見られる。 そもそも『ティンクル★ポポ』から『星のカービィ』への作り直しは開発の末期も末期であり、上述の『ティンクル★ポポ』としてのキャッチコピーが記載された広告が発売時期まで明記して存在していることからもうかがえる。 肝心のゲーム内容としてもタイトルと主人公の名前以外はエクストラモードが追加されたくらいしか内容に変更はないとされ、『星のカービィ』に残っていない設定は『ティンクル★ポポ』にも存在しないと言っていいだろう。 実際、同作の開発においてはディレクターの桜井政博がキャラクターのデザインや世界観の作成をしたとされ、桜井によって同作の開発秘話などもファミ通で連載していたコラムやYoutubeチャンネルの動画などでよく語られているが、このような設定を匂わせる発言はない。 カービィは花から生まれた 元はさくま良子氏が描いたコミカライズ作品での設定。 シリーズ黎明期、掲載誌である小学館の学習雑誌において「スタッフの人から聞いた裏話」としても掲載されたことがあり、公式設定と解釈するファンも長らく存在した。 後年に入って桜井氏により、先述の夢オチの件同様に否定されている。 公式ファンブック「プププ大全」によると、当時のタイアップ関係者にはカービィの裏設定が共有されており、世界観はHAL件側できちんと整理されていたようである(例を挙げると、カービィの家はゲーム作品で初登場する『カービィボウル』の前から設定が定義されており、各種コミカライズ作品でも内装に至るまで同じものが使われている)。 よって「スタッフ間による解釈の違い」という線は薄く、生みの親から否定された以上は小学館側の誤報である可能性が高い。 Wizardryシリーズ 『Wizardry』では全裸の忍者が最強 忍者は裸になることによって、ACが際限なく下がっていく(*49)ので最終的には最強キャラになる…というもの。 裸で能力が上がること自体は嘘ではないが、 そもそも、裸の方が強くなるにはゲームクリア時間やレアアイテム収集時間を大幅に越えた異常なレベリングが必要(*50) 計算式上、ACをどんなに鍛えても攻撃を喰らう可能性がある 裸になるとアイテムの特殊な効果が使えないため、特殊な攻撃で死ぬ可能性が出てくる。総合的には普通に装備した方が強い FC版のIではバグによりキャラのACを鍛えても全く意味がない などコストとリターンが釣り合っておらず実用性に乏しく、とてもではないが最強とは言い難い。 実際にやったプレイヤーはほとんどいないのに「裸の忍者」のインパクトで噂ばかり大きくなったという点においてまさしく都市伝説。 『WIZARDRY5~災厄の中心~』のゲートキーパーは『WIZARDRY4~ワードナの逆襲~』で改心したワードナ。 原作者からの回答はなくあくまで考察の一つだが、ワードナの逆襲では行動選択次第では善になり更には世界の真理を知ることから「5のゲートキーパーは改心したワードナなのでは」という説がある。竹内誠の小説版ではその説を採用している。また、Ⅳのアレンジバージョンではそれを意識したのか全アイテムを収集してから魔女に再度会い無理やり拉致されて結婚させられるエンディングを迎えるとⅤでゲートキーパーを拉致したソーンが次の周回から召喚モンスターとして配備される。 ちなみに、1の依頼主であるトレボーは「地下四階のモンスターコントロールセンターの人間族(種族は不明だが戦士や忍者など、少なくともこちらの初期の五種族を外れてはいないだろう)パーティーを倒した後にやっと当初の目的を語る声が響く」「戦争狂」とまっとうなRPGならば「本当にこんな人間のために強力な魔除けを手に入れるべきなのか?」と疑問符が付く存在であるため、 他の日本の小説やTRPG、また公式のwizardry関連作品であっても「古の文明を破壊した魔に魅入られた邪悪な精神の持ち主」とワードナ以上の悪役としてネタにされる傾向にある。 ロックマンシリーズ ロックマンが海外では「メガマン(Mega man)」という名前なのはちゃんとした理由がある。 ロックマンシリーズで一番有名な都市伝説の1つ……と言っていいモノなのかすら曖昧な不思議な都市伝説。 ちょっと検索してみるだけでもわかるが 海外では麻薬を意味するから麻薬男になってしまうから そのまま直訳すると岩男になってしまって意味が分からないから 古いマーベルコミックに同姓同名のヒーローがいたので名称被りを防ぎたかったから などと「こういう理由があって変わった」という点だけは共通しているが、肝心の「変わった理由」に関してはてんでバラバラという恐ろしくふわふわした都市伝説なのである。 変更の経緯については、当時カプコンのアメリカ法人でロックマンの海外展開を進めてたジョゼフ・モリシ氏が、1993年のゲーム雑誌のインタビューにてこう語っている。 「あのタイトルは酷すぎました。そこでMega Manという名前を思いついたんです。するとそのアイデアは気に入られて北米版で使われることになりました。ゲーム内容は日本版と全く同じでしたけどね。」 ……要するに氏が「酷すぎた」と感じただけでちゃんとした理由はないらしい。 初代ロックマンXでエックスの声を当てたのは緒方恵美 初代『ロックマンX』では、隠し要素として「エックスが波動拳を習得できる」というものがあり、撃つ時にはちゃんと「ハドウケン!」としゃべるのだが、この声を収録したのが、有名声優の緒方恵美であるという噂。 ラジオで緒方本人が「エックスの声を当てたことがある」と語っていたため、事実であろうと誰もが思っていたのだが、2013年、コンポーザーの山本節生のインタビューで「開発チームの女性スタッフが入れた」との証言があり、ガセであったことが判明した。 では、緒方の証言は何だったのかという謎も残るのだが、出演作の多い声優なだけに、何かと混同したのではないかという説が有力(*51)。 「隠し要素で、しかもあんな短い台詞に、そんな有名声優を呼ぶはずがない」という山本の主張がおそらく正しいのであろう。しかも声のデータは、圧縮と高速再生のせいで誰のだかわからなくなっているのだし。 ロックマンエグゼ3に登場するビーストマンのオペレーター犬飼猛雄には娘がいる。 本作の依頼(サブクエスト)に行方不明の父が残した遺言の謎を解き明かしてほしいというものが存在し、その依頼主が犬飼の娘ではないかという噂。 依頼のために訪れる場所が、ビーストマンV3を倒さなければ開放されず、犬飼はワイリーに処分されているので、行方不明にも該当する…というもの。 一部のファンの中で事実のように語られる話ではあるが、公式からの名言はない上、いくつか犬飼に当てはまらないという事例(*52)でもあり、否定的な意見も多い。 流星のロックマンシリーズには『4』が存在し、ストーリーのプロットまで作られていた 『3』で完結した流星のロックマンシリーズには、実は『4』が存在していたとの噂。 2019年6月頃に、海外にて「2009年頃に続編の企画が構想されていた」として、コンセプトアート的なイラストが拡散された。 拡散元の説明によると「エグゼシリーズの主人公である光熱斗の子孫であるカズマという天才ハッカーが登場する」「エグゼのキャラであるデューオ関連の話になる」「スバルがカズマと共に賞金首になってる」などの設定だとのこと。 このように企画は練られていたが、流星をコラボさせたエグゼ1のリメイク『ロックマン エグゼ オペレート シューティングスター』の売上不振によって計画は頓挫したという。 詳細不明のコンセプトアートなどのデザインの完成度は高いと言えるが、公式関係者から出た話でもなく、ただの妄想によるファンアートであると見る説が強い。 一応言っておくと、シリーズは『3』で完結しているが、以後も続編がやれそうな伏線のような描写も蒔かれていたことは事実ではある。 モンスターハンターシリーズ 元々が世界観に深みを持たせるために「あえて」作中で語っていない裏設定や決まってない設定が多く、都市伝説もまた多い。 しかし、「ハンターのパーティーが4人である理由」、「ネコタクの給料はハンターの成功報酬から引かれている」などは都市伝説ではなくちゃんとした裏設定である。 モンハン世界の古代文明は龍との戦争で滅びた モンハン世界に古代文明があったのは本当で、過去の遺物とされる巨大な塔や武器などがその証左である。 ただし龍との戦争(竜大戦)及び下記のEQUAL DRAGON WEAPONは、初代『ハンター大全』のみで語られる設定のみでその後の書籍やゲームで語られることはなかった。 『モンスターハンター発想の法則2 禁忌の書』にて久々に言及されたが、藤岡D曰く「考察を含みつつ、ライターさんに文章を膨らませてもらったもの」「100%真実でない」とのこと。 半分裏設定、半分没設定というのが最も近いか。 『モンスターハンター3』(MH3)はそれまでのモンハンシリーズと別の大陸が舞台である 都市伝説と言うより、公式設定の乖離の隙間を埋めるためにユーザーが何とか考え出したフォロー説の一種。 『モンスターハンター:ワールド』(MHWorld)で公式設定としての新大陸が登場しているため、事実上否定されているが、それに代わる穴埋め説は何も登場していない。 MH3では原点回帰をテーマに登場モンスターの種類も大幅なリフレッシュが成され、 リオレウスやディアブロス等と言ったごく一部のモンスターを除き、殆ど全ての既存モンスターがリストラされ、新規のモンスターが登場している。 このような生態系が根底から変わっているかのような大幅なモンスター入れ替えについて、 世界観設定上の説明が何もなかったため、ユーザーの間で「今までとは異なる大陸を舞台にしているために生態系が違うのだ」という考えが自ずと生まれた。 これが新大陸説である。 必然的に、MH2までの舞台が便宜上「旧大陸」と呼ばれるようになった。 しかしMH4ではMHP2G以前のモンスターも多数復活し、新旧モンスターがごちゃ混ぜで多数登場したため、怪しくなってくる。 一応舞台は今までとは異なる「バルバレギルド」の地域であるため、遠く離れた別ギルド管轄地域なのでは、という考えも出たが、 MH4Gで旧大陸の部隊の一部の「ドンドルマ」「旧砂漠(セクメーア砂漠)」が復活し地図上では別大陸でも何でもなかったため、 「旧大陸にもMH3組のモンスター普通にいるじゃん」という話になってしまった。 MHXでも新旧の様々なモンスターが復活。 さらに旧大陸とされた「ココット村」「ポッケ村」新大陸とされた「ユクモ村」に(飛行船で向かう設定とはいえ)行けるようになり、 ユーザー間で(MHWorldより前の範囲で)新(旧)大陸なんてなかったという考えが浸透した。 ラージャンはキリンを捕食する MH2で捕まえたラージャンにキリンの蒼角をエサとして与えると喜んで食べることから囁かれるようになった都市伝説。 一般的にラージャンが古龍クラスの危険生物であること、発電機構がイマイチ謎だったことから「キリンを食って電力を補給しているのでは?」と言われていたが、確証はなかった。 キリンが属する古龍種を捕食対象とする生物自体が存在していなかったこともあり、否定的な意見も根強かった。 しかし、モンハンフェスタ2013にて「成体になったラージャンは、キリンの蒼角を折って食べるとはじめて電気が使えるようになる」と(噂と断った上でだが)設定公開された。 さらにMHWorldで遂に生きたキリンを狩るラージャンが描かれ、公式に「ラージャンはキリンを捕食する」ことが明確になった。 正式に公開していなかっただけでMH2の時点で裏設定としては固まっていたらしく、闘技場システムを実装した際「MH2でペットにできるモンスターの中ではラージャンが最強になるので育成難度を高くして釣り合いを取りたい→入手に手間がかかるキリンの蒼角を好物にしよう→なぜ好物なのか理由を付けよう」という流れで設定が固められたとのこと。 アルバトリオンの正体はEQUAL DRAGON WEAPON 自然界の生物としてあまりにもありえない特徴が多すぎ、むしろ生物兵器と呼んだ方が妥当そうなその戦闘に特化した生態から囁かれるようになった。 また、「黒龍」と呼ばれる一連のモンスターたちの中でアルバトリオンだけが明らかに異色な存在である(名前に「ミラ」が含まれない、作中世界においてその存在を示唆する伝説や神話の類が見当たらないなど)ことも、「古代文明が作った後放置した生物兵器」説を後押しした。 ただ、アルバトリオンはその後デザインコンセプトなどが明かされるようになり、それに古代文明などの要素がないことから、否定意見も増えている。 ストリートファイターシリーズ リュウは住所不定無職の貧乏人 「なにいっ、リュウがいない!一体どこへ…?」を始めとして「真の格闘家を目指して旅を続けるストイックな主人公」という一面ばかり描かれ、それ以外の私生活や人となりが知れるような描写が殆どないせいで多くのユーザーに自然と信じられてきた噂。親友のケンが財閥の御曹司というのも憶測を助長させた一因であろう。 貧乏という表現はともかくとしても、各地を放浪してその場その場で日銭を稼ぎつつ、その日暮らしの毎日を送るような生活スタイルを想像していたプレイヤーは非常に多い。 当時出版されていたパロディ4コマ漫画などでもリュウ=貧乏として描かれているものがちらほら見られていたり、「『ポケットファイター』で豪鬼でさえノリノリでコスプレするのにリュウ一人だけほぼコスプレしないのは貧乏で衣装が買えないから」等という説が流れるなど(*53)、ユーザー間で共通認識のように思われていた。 長い間これと言った否定材料もなかったのだが、『ストリートファイター 30th アニバーサリーコレクション』発売時のファミ通に掲載されたリュウとガイルの誌面対談(という設定の記事)でリュウ本人の口から否定された。 曰く「自分には定住所もあるしオフの日はそれなりの生活をしていて自由になる金もそれなりにある。断じて放浪者ではない」「俺達ストリートファイターは世界中の様々な所で戦ってるんだからその時の飛行機代はどうしてると思ってるんだ」とのこと。 確かにストリートファイターシリーズのアーケードモードでは世界地図をバックに飛行機で移動しながら各国のファイターの元へと望む演出がお馴染みとなっているが、あれは演出ではなく本当に飛行機に乗って世界各国を飛び回っていたのだ。 あの分の飛行機代をきちんと払えるとなると、ちゃんと職を持っていると考えるのが当然の話ではある。いつ、どんな仕事をして収入を得ているのかは不明だが、リュウはちゃんと仕事をしているようだ。 麻薬取り引きの用心棒・中国の飲食店(中平版)、日雇いの肉体労働・道場経営・ストリートファイトで自分自身に賭ける(クラブ・カプコンQ A)など公式に近いところでも複数の例は挙げられている。スパ4のリュウの称号で「住所不定、無職」がある辺り、公式でもいまいち設定を統一しかねていた節があるが。 ……ただそうすると、長いことアマゾンの奥地で暮らしてたブランカはどうやって飛行機代を払ったのか気になる所ではある(「ダン(一応とはいえ同門のさくらも?)と連絡を取らないで、ひとりで参戦した」可能性が高い作品があるため、立て替え説も否定されている)。 上記の設定はゲーム中殆ど語られない殆ど裏設定のようなものだったが、スト6のワールドツアーモードにてようやく収入についてゲーム内で触れられており、 基本的には旅先の現地で稼いだその日暮らしの生活をすることが多いが、まとまった金が必要な時はケンに渡された「黒いカード」を活用している……要するにまさかのブラックカード持ちである事が明かされた。 本人はカードの仕組みを良く分かっていないが、決してケンに養ってもらっているというわけではない。管理や保証はケンが行っているが。 歴としたリュウの資産(格闘大会の賞金やゲスト参加の出演料、トラブル解決の謝礼など)が貯まっており、「リュウの金の使い方では一生かかっても使い切れない」程度には持っているらしい。 ザンギエフは実はインテリ ストリートファイターⅡにてザンギエフはソ連の最高指導者ゴロバチョフ書記長と大学で同じレスリング部に所属していたという公式設定があったことから 「ゴロバチョフ書記長の元ネタである現実のソ連のゴルバチョフ書記長はモスクワ大学出身。ということはザンギエフも同じくモスクワ大を卒業したのではないか?」 という考察がなされ、あの筋肉ダルマの投げキャラなザンギエフが実はインテリというギャップを受けて急速に広がった噂。 これに関してはザンギエフの記事を見て貰えるとわかりやすいが、インテリだったのは間違っていない……というか間違ってなかったことにされた。 また、「ザンギエフは将来日本人女性と結婚して日本国籍を取得し、東京都知事に就任する」という噂もあるが、これはあくまでゲーム雑誌で展開されたアンオフィシャルな想像図である。愛国心の塊であるザンギエフが祖国を捨てるというのも考えにくいし。「日本人女性」ということでレインボー・ミカを想像した人も居たようだが、恋愛面で確定というわけではないようだ。 なお、ザンギエフそのものとは直接関係ないが、このエピソードについて語られる際大抵「モスクワ大学は東京大学以上の難関大学」という話にも触れられるが、実際のところ世界大学ランキングなどを参考にすると、(これらの統計自体データの取り方でランキングが前後するとはいえ)大体東大が世界30位前後、モスクワ大が世界90位前後であり、少なくとも客観的なデータで「東大以上」と言えるものは数少ない(もちろん決してモスクワ大のレベルが低いわけではなく、世界屈指の名門大学である)。 どうも、「入学志願者倍率が東大以上なので、入試難易度は東大以上」というような話が一人歩きしたものらしいが、入試システムも大学の人気度も全く異なる国同士の比較で入試難易度を比べることは極めて困難であろう。 ストリートファイターEXでカイリは豪鬼を殺害している。 豪鬼の出演の有無に関する噂。 カイリは作中でも屈指の強キャラであり『EX』のストーリー終了後に豪鬼と死合いを行い、生存している事が明らかになっている。 ……それだけなら「あの豪鬼と戦って生き残るほどの実力者」で終わるのだが、問題なのは2以降豪鬼自身がEXシリーズに全く登場しなくなったのである。 殺し合いの勝負をした後、カイリだけがEXシリーズにレギュラー出演し続け、豪鬼の出番が皆無……ということで「ストーリー勝利後に行われた死闘でカイリは豪鬼を殺害して勝利した」という噂が自然とユーザー間に浸透していた。 さらにここに「カイリが豪鬼を殺害したことで製作スタッフはカプコンから不評を食らい、2以降豪鬼を出す許可を得られなくなった」という因果関係がごっちゃになった尾ひれがつく場合もある。 後年になってアリカの副社長である三原一郎がツイッターで「そもそも豪鬼を殺すようなストーリーにしてないけど、それでカプコンさんがキレるわけないし、カプコンさんの許可を取らずにそんなストーリーを出すわけがない」ときっぱり否定している。 身も蓋もないことを言ってしまうと、豪鬼が強いのは確かなものの、本気で殺すつもりだったはずの剛拳だって三島親子だって生きているし、不意打ちの瞬獄殺で沈められたはずのベガだってピンピンしている。(*54)「豪鬼と戦って生き延びるためには豪鬼を殺すしかない」というのはやや早とちりな発想なのである。 豪鬼が出なくなった理由は不明だが、恐らく2以降はカイリが瞬獄殺や阿修羅閃空のような技を使う殺意系キャラへと変化していったため、その差別化のためかと思われる。 初代ストリートファイターに登場するマイクとシャドルー四天王のマイク・バイソンは同一人物 現代の格闘ゲームの原点となった2が有名すぎてあまり触れられない初代ストリートファイターだが、対戦相手の一人に「マイク」というマイクタイソンをモチーフにした黒人ボクサーが登場する。 2以降は同じタイソンモチーフで、よりキャラ立ちしたマイク・バイソンがいるため、初代以外で正式に再登場したことはないのだが、再登場していないのではなく、明言されていないだけでそもそも両者は同一人物なのではないか、という都市伝説。 モチーフが被っているだけといえばそれまでだが、何せビジュアルやファイトスタイルはおろか、名前まで被っているキャラクターが同一シリーズに二人にもいて、それが全くの赤の他人というのも変な話ではある。 ただし、バイソンは名前が肖像権に配慮して海外ではほかの四天王と入れ替えてバルログとなっている一方、マイクはそのままなので、これをひっくるめて同一人物だと考えるとそれはそれで不自然な話となってしまい…… と、あくまでも都市伝説に過ぎない範疇ではあったのだが『スーパーストリートファイターIV』の公式ブログのコーナー「質問に答えちゃうシリーズ(11)」でこの質問に対して、プロデューサーの塩沢夏希が「おそらく同一人物であると思われます!」と発言。 「おそらく」「思われます」という曖昧な言い回しではあるが、まさかの公式で同一人物と明言された。 ……はずだったのだが、『ストリートファイターV』の公式サイトで公開されている『シャドルー格闘家研究所』において、 「バイソンとよく似ているがよく見ると違う」「一度強盗で逮捕されて服役していたが、出所後は貧しい人たちを支援したり、子供たちにボクシングを教えたり、地域貢献もしている善人」と設定された。 設定が行ったり来たりでややこしいが、少なくとも現行設定ではマイクとマイク・バイソンは別人ということで落ち着いたようだ。 むしろ、塩沢夏希の発言は独断によるものだったらしく、関係者はこの件について聞かれると「……まぁ、その話はこれ以上は」「塩沢プロデューサーは……同一人物と言ってましたね」と困惑していた。 最近では、スト6でアンドレとヒューゴーは別人だったのかと物議を醸している。 どうぶつの森シリーズ 『とびだせ どうぶつの森』では特定条件下で幽霊が出現する ポケモンのガセでお馴染みのワザップ!から拡散された噂。午前4時44分44秒に自宅で幽霊が出現し、データが消えるらしい。 案の定多くのユーザーが物は試しにと実行したが、幽霊なる存在が出た人は誰もいなかった。時間帯が特殊な以外は通常のプレイでデータが消えるとしているところも含め、ワザップらしさ全開なガセだったと言える。 そもそも噂の元の投稿も「プレイアー」と誤字っているなどの部分がネタにされる。 何だかんだで多くのYoutuberなどが実証プレイ動画をアップロードしたこともあり、とび森における代表的な都市伝説として扱われている。 なお「とびだせ」以前より幽霊のキャラクター自体は存在している(ゆうたろう)が、こちらは飛び散った人魂を集めるとアイテムをくれるボーナス的キャラである。 また、深夜に自宅のテレビをつけると不気味な映像が映るのはガチであり、これが噂の原型になっている可能性がある。 『あつまれ どうぶつの森』は人類がVR空間に適応するための前準備 『やりすぎ都市伝説SP 2020春』で関暁夫が紹介した都市伝説「人類がVR空間に移住する」という話から発展した噂。 どうぶつの森のゲーム内容はその都市伝説における構想内容が正に当てはまるゲームであり、VR空間に人類が適応するための前準備だという。 「VRとあつ森がどう結びついたんだ?」と思うだろうが、多分「のんびりと日常生活をゲームで体験する→仮想空間で生活する人間」という解釈だろう。 この都市伝説の信憑性について聞かれたら「関暁夫」としか評価しようがない。 万が一この都市伝説が本当だとしたら、任天堂という企業はフィクション作品の秘密結社もびっくりな勢力である。 むしろ都市伝説の内容よりも、番組の放送時期はあつ森の発売日から然程経過していないにもかかわらず、すぐにこんな壮大な都市伝説が生まれるまでになったあつ森の大ヒットっぷり(と関の想像力)に注目すべきだろう…と言える。 テイルズオブシリーズ テイルズ オブ ゼスティリアのヒロインは途中で変更された 「最初はアリーシャがヒロインだったが、途中でロゼに変更された」というもの。 また、離脱後も武器が売られていたりするため消し忘れたのでは?とも(*55)。 序盤から登場していた仲間が唐突な設定(*56)で離脱することになり、その後この超重要設定はエンディングまでほぼ顧みられない事などから言われることとなった。 一応流れとしては「主人公がこの一件で人間社会が抱えているとある問題の深刻さを思い知る」というエンディングで主人公が下す決断の伏線になっているのだが、本作は詳細な説明がされていない部分が多く(*57)、件のエンディングについてもイベントの端々から繋がりを匂わせる程度の描写しかないため、わかりにくい事は否めない。 これについてはキャラデザの人直々に「最初から途中離脱キャラとして注文を受けた」と暴露されている。 キャラデザの人が「離脱しないと思って描いたのに、シナリオを見ると離脱してて驚いた」というキャラがいたのは事実だが、それはアリーシャではなく別の男キャラの話である。 また、別のインタビューでは当初は人間ではなく異種族の女性を起点に世界観を構築した事や、キャラデザの発注が後半だった事などに言及されており、いずれもアリーシャがヒロインだった可能性とは相容れない情報である。 しかし関連グッズやゲーム雑誌でメインヒロインと記載されたり、初報で大々的に宣伝したり、公式サイトではいたるところで(モブに過ぎない)アリーシャがかなり目立っているなど、 この説も鵜呑みにしてはいけないが、単なる都市伝説とも言い切れないところがある。 もっとも、これらに対して反論する声も根強かったりするのだが(*58)。 また、それとは別に「当初は天族のヒロインがいたが、恋愛要素を無くす事が決まったため、どうしても恋愛を連想させるヒロインも没になった」と考える説も存在する。 こちらの説では当初のヒロインの役割は現在のライラとミクリオに受け継がれたとされる事が多い。 しかしこちらは明確に否定する材料こそ無いものの、出発点がやや飛躍気味の印象論(*59)であるため、やはり鵜呑みにはしない方がいいだろう。 ロゼの声は他のキャラと1年もズレて収録された。 上記の炎上騒動に纏わる都市伝説の一つ。 声優陣のツイートをソースとして「ロゼは他のキャラより1年遅れて声が収録されている=後付けで捻じ込まれた証拠」とされているのだが、 実際のツイートは「オーディションは発売日の2年前」と「収録期間は1年」という物で、それを「前者は2年収録しているのに後者は1年しか収録していない=後者は1年ズレている」と解釈した奴がいたというのが実際のところらしい。 おまけに後者のツイートは前者のツイートの3ヶ月前の物で、「1年」ズレるのは物理的に不可能というオチまで付いている。 ゼスティリアのアリーシャアフターのラストに「to be continued...」と表示される。 明らかに打ち切りのような内容だったが故に、何時頃からは不明だが、プレイヤーの間ではこの表記がされるというのが公然の事実として語られていたのだが、実際にはゲームには存在しない。 当時はほぼ全てのプレイヤーが存在を信じていた程のものだが、海外版にその表記がなかったのを機に国内版を見てみたところ、最初からなかったというなんとも不可思議な話。現在でも「自分は見た」という意見が多々あがってくるが、動画、画像などは一枚も存在しない。 ここまでならよくある都市伝説なのだが、プロデューサーがファミ通のインタビューで「to be continuedという表記に決める会議をした」という発言をしてしまった事で、上記のアリーシャ関連も含めて開発は嘘をついているに決まっている、という層が生まれる事となってしまった。(*60) ただしファミ通側は「続きがありそうな終わり方でしたが?」という聞き方で、「to be continued」とは一言も言っておらず、言い出したのはプロデューサーの方である。 当該作品そのものが炎上した際に特にこの点が取り上げられたため、未だに火種となりやすい話題である。 ゼスティリア、テイルズ オブ ベルセリアに次ぐ第3作の企画が存在した ゼスティリアとベルセリアは同じ世界が舞台だが、ベルセリアでこの世界にある仕掛けを施した真の黒幕の存在が判明したため、この黒幕と対決する3作目があったのではと言われている。 この黒幕については両作品ともにストーリー中では全く触れられず、ベルセリアのクリア後に行けるダンジョンで存在が判明する。 両作品はいずれもストーリー自体は単体で完結しており、この黒幕については特に明かす必要もないため、3作目の布石ではないかと言われていたが、次回作『アライズ』は独立した作品であることが発売前から明かされている。 これらの作品以前にも、テイルズ オブ イノセンス、テイルズ オブ ハーツのリメイクであるイノセンスR、ハーツRで元作品になかった意味深な描写が追加されており、イノセンスRでの描写から次はテイルズ オブ ザ テンペストがリメイクされてさらなる描写が追加されると思われていたが、結局リメイクが中止になるという過去があったため、今回も同様の事態となったと思われるが真相は不明。 また、世界観が違う作品の伏線を仕込んだパターンにも、テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョンのリメイクであるなりきりダンジョンXにテイルズ オブ エクシリアのとあるキャラの出自を匂わせるイベントが追加されたという前例がある。 しかし、仮にベルセリアで語られた存在が本当に3作目で対決する黒幕であった場合、どう考えても重大なネタバレにもほどがある(*61)ので、そもそも語られた内容を素直に受け取っていいものかも少々疑問は残る。 むしろ致命的なネタバレにはならない情報だったからこそ、ベルセリアで明かす事が出来たとも考えられるが…。 テイルズ オブ ザ テンペストはマザーシップタイトルだったがあまりに出来が悪すぎて炎上したため後からエスコートタイトルだったことにして火消しを図った。 これについては「マザーシップタイトル」と「エスコートタイトル」についてをまずは説明する必要がある。 この用語は2020年頃まで公式で使われていたシリーズ作品の区分で、平たく言うと「マザーシップタイトル」が所謂他作品における「ナンバリングタイトル」に相当するメイン作品、「エスコートタイトル」はそれらから派生したスピンオフ、外伝作品の総称であった。 現在はこの区分は撤廃されており、公式用語としては死語となっている。後継として、独自の世界観群を持つ作品群「オリジナル」と別の複数のシリーズ作品からキャラクターが集う「クロスオーバー」の括りが用いられている。 この用語が使われ始めたのは2007年頃からなのだがその前年にテイルズ オブ ザ テンペストが発売された。 テイルズ オブ ザ テンペストは他の作品のスピンオフや外伝的作品ではなく独自の世界観を持って独立した作品であり、明らかに「マザーシップタイトル」に分類されるであろうはずだったのだが、何故か新たに発表されたこの区分においては外伝作品等が属する「エスコートタイトル」に分類されており、あからさまに不自然な扱いとなっていた。 実のところテイルズ オブ ザ テンペストはその出来にかなり問題がありファンの間で波紋を呼んでいたため、わざわざ「マザーシップタイトル」「エスコートタイトル」の区分を設けた上で「テンペスト」に「非主流派」の烙印を押して注目されないよう日陰者に追いやり、あまつさえ「非主流なんだから(多少の不出来は)仕方ない」的な風潮を醸成して火消しを図ったのではないかというあまりにも下衆すぎる憶測が流れてしまった。 結局のところ、テイルズ オブ ザ テンペストが「エスコートタイトル」に分類された理由は判明しなかったが、いくら何でも上記の憶測のような理由で分類されたとは信じがたく、その可能性は高くはないだろう。 実際のところネットで語られる事はまずないが、テイルズ オブ ザ テンペストにはテイルズでは珍しい3人までの通信協力プレイを前提にしたダンジョンが用意されており、「エスコートタイトル」とされたのはこれが理由という可能性もある(*62)。 なお、上述の通り現在は「マザーシップタイトル」「エスコートタイトル」の区分は撤廃されており、「オリジナル」「クロスオーバー」の区分となっているが、そちらではテイルズ オブ ザ テンペストは「オリジナル」として扱われている。 パワフルプロ野球シリーズ パワプロで阪神タイガースの選手の査定が強いのは開発から贔屓にされているから パワプロシリーズの実在選手の能力査定は様々な意見があるが、阪神タイガースの選手の査定は強く贔屓されているという都市伝説。蔑称として「珍査定」と呼ばれることもある。 現実の成績に見合っていない程に強い選手として設定されることが多く、謎査定の代表例としては『実況パワフルプロ野球10』における濱中治のパワー設定が有名。 阪神が暗黒時代だった90年代は実は順当に査定は厳しかったことで「多少強くされる時期があっても仕方がないのでは」というフォローもファンからは出ていたが、阪神が現実でAクラス常連になるとあまり見られなくなった。 他にも贔屓にされているという根拠としては「ゲームの発売元のコナミが関西企業」「プロデューサーが阪神ファンを公言していた」「実況パワフルプロ野球10の超決定版のサブタイトルの存在(*63)」なども挙げられている。 ところが、実際は阪神以外の球団でも査定に賛否両論がある選手は多いので「たまたま阪神が謎査定の例として目立っただけで、特に深い意図はないのでは」とする説も強い。 2010年代以降のシリーズでは、阪神はかつて言われていたほど贔屓に見える査定はされていないとする見解もある。 そもそもスポーツ選手の能力を万人が納得する形でゲームに落とし込むことが難しいため、何をしても色々と言われることは避けられないだろう。 ちなみに、阪神に限らず初期の能力査定にいい加減な面があったことは開発自身が認めており、一部の有名選手を除く野手全員の走力、肩力、守備力が15段階評価(当時)中「8」にされていた事があったという。 パワプロクンポケットシリーズのスタッフと小島秀夫の関係は好ましくない パワプロのスピンオフシリーズとコナミ出身の有名ゲームクリエイターの関係性に関する噂。 パワポケにはゲームクリエイターを元ネタにしたチーム「ドリームドルフィンズ」が存在するのだが、このチームに小島を元ネタにしたと見られる「ビデオ」という選手が登録されている。 しかし、何故かビデオには味方の効果を低下させるデメリット能力である「ムード×」が設定されており、パワポケスタッフから皮肉られたのではないかと邪推を呼んだ。 また、パワポケシリーズの新作展開の終了と近い時期に小島はコナミの執行役員副社長に就任。 シリーズのプロデューサーを担当していた藤岡謙治が退社後にコナミの上層部に対する恨み節のようなツイートをしていたことや小島がコナミを離れてから数年後にパワプロクンポケットRの発売が発表されたこともあって、シリーズの打ち切りには小島が絡んでいるなどと噂されるようになった。 実際は小島が上層部にいた事とパワポケシリーズの終了に直接的な関連性はないと見られる。 シリーズの終了は、単純にパワポケシリーズは11以降は売上を低下し続けていたことや本家パワプロシリーズが展開していたハードの事情などの影響を受けたと思われる。つまり、打ち切りの判断自体に不自然な点はなかったりする。 小島が独立後にパワポケの新作発売、というのも事実なのだが、小島退社後に復活したコナミIPというのはパワポケに限った話ではない。 当時コナミの上層部にいた小島がパワポケシリーズの終了を認識していた可能性はなくはないが、コンテンツの終了という方針が小島一人で決断されたとは考えにくい。 何より「ドリームドルフィンズ」は2001年発売のパワポケ3に出てくるチームであり、時間が離れすぎている。 当時は「メタルギアソリッド2」すらまだ発売前の時期である。 ビデオは投手でありながら球速136km/h・コントロールD・スタミナE・変化球はあばたボール(劣化ナックル)の変化レベル1のみ、何故か走力Cで先述の通り「ムード×」持ちと割とボロクソに査定されているが、2011年のパワポケシリーズの打ち切りと関係があるとするには流石に無理があるだろう。 サクラ大戦シリーズ 『サクラ大戦3』のOPアニメは数億円の予算をかけて作られた その作画クオリティの高さからファンの間でまことしやかに囁かれていた噂で、額については「1億」から「5億」までかなり差がある。 …が、これは発売から暫くして2ちゃんねる(当時)のスレで一部のユーザーが書いた完全なデマ。 『V』までを手がけたプロデューサーが「何千万かはかけたが何億と言うことはない(大意)」と公式に否定している。それでもかなりの額なのは変わらないが 因みに5億だと劇場版1本分。 普通に考えれば有り得ない数字だが、それを信じさせるほどの質の高さだったという事でもあるだろう。 ネプテューヌシリーズ ネプテューヌシリーズの日本一ちゃんがシリーズで一切触れられなくなったのは、日本一ソフトウェアとコンパイルハートの関係が悪化したから ネプテューヌでは様々な企業がコラボとして擬人化という形でキャラ化しており、日本一ソフトウェアも「日本一ちゃん」として擬人化していた。 このキャラは初代及び『mk2』では活躍していたのだが、『V』以降のシリーズ作品や関連作には消えたかのように姿を見せず、公式でも触れられていない。 初代のリメイク作の『Re;birth1』はシナリオが別物になったからまだしも、続く『Re;birth2』は性格が似ていない別キャラに日本一ちゃんの台詞を喋らせてまでほぼ同一(*64)のシナリオにしたにもかかわらず、未登場という明らかに大人の事情を感じさせる展開に。 日本一ちゃんと同様にリストラされた擬人化キャラにはがすとちゃんがいるが、こちらは元ネタのガストが別会社の傘下になった事が原因と言われており、日本一ソフトウェアにはそうした事情も無くますます謎が深まった。 この疑問から、「日本一ソフトウェアとコンパイルハートの間に確執が生まれたから出なくなった」という噂が発生するようになった。 日本一に所属していたクリエイターがコンパイルハートに移籍するなどの出来事があった事も、この噂の根拠を強めている。 但し、ネプテューヌシリーズにこそ出なくなったが日本一のゲームでは普通に出演しており、ディスガイアRPGに至ってはなんとシリーズキャラ枠での参戦となっている(*65)。 不仲説も結局は噂で真相は不明なのだが、有力な反論も出ていないのでファンの間では不仲説の噂が事実のように扱われているのが現状。 後にVⅡでビーシャ(モチーフはバンナム)という勝利ポーズが某ライダーの変身ポーズだったり、正義の味方をやっていたりと、明らかに日本一ちゃんとポジションが被っているキャラが登場し「似たようなキャラが既にいるが中身は差別化されている」とかなり濁した形で話題に上がっている。 シリーズの10周年記念の際には、日本一ソフトウェアの新川宗平社長からコメントが寄せられており、少なくとも完全な不仲という訳ではない模様。 しかし、結局日本一ちゃんが消えた理由は分からず、上述の記念コメントの内容にも邪推する声があり、噂を完全に否定するには至らなかった。 ちなみに、がすとちゃんも広報キャラとして現ガスト側で起用されているが、『よるのないくに』発売の際に「様々な壁」を超えたらしく(*66)、以降コエテクのゲームに少し顔を出すようになった際には大幅なリニューアルが行われた事でネプテューヌキャラとしての面影は消えつつある。 ネプテューヌシリーズはコラボしたゲームを終わらせてしまう力がある 都市伝説というかゲーム業界におけるデスブログ的なジンクス。 近年のゲーム作品(特にソーシャルゲーム)は他社のゲームシリーズとコラボする光景は日常茶飯事だが、ネプテューヌシリーズはコラボしたゲームがコラボ後に展開が終了してしまう確率が極めて高かった。 『冒険クイズキングダム』『しんぐんデストロ~イ!』『シャドウエスケイバー』など、数多くのゲームがネプテューヌとのコラボ後からしばらくしてサービス終了となっている。 閃乱カグラシリーズは展開自体は終了していないが、本編シリーズが実質凍結状態に陥るなどの事態が発生している。 まあこの話に関しては、こじつけやたまたまな運の悪さが絡んでいることが原因だと思われる。カルト的な話だし…。 『アズールレーン』など、コラボ後に多少の不幸には見舞われたがしぶとく盛り上がりを続けている作品も存在する。 仮に万が一このような力があったとして、別にネプテューヌシリーズに非がある訳ではないだろう。 ただし、ネプテューヌシリーズのキャラが出演する『メガミラクルフォース』に登場するキャラクター・ヒロテューヌは、この噂を由来としたかのような自虐ネタ的キャラとなっている(「お前の好きなゲームとコラボしてやんよ」とか言い出す)。 どうやらネプテューヌの発売元であるコンパイルハート側にも認識(自覚)されてしまっていたらしい…。 ある意味、根拠のない都市伝説的な噂が公式に輸入された数少ない例とも解釈可能か。 …そして、その『メガミラクルフォース』も2021年5月27日にサービス終了。ナムアミダブツ! 艦これシリーズ 艦これアーケードはセガの重役の鶴の一言がきっかけで作り直した為、稼働が延期された 当初はブラウザ版『艦これ』と同じシステムだったのだが上記の結果、稼働が延期されたという噂。 そしてそのセガの重役とは龍が如くシリーズで知られる名越稔洋であると言われていた。 実際のところは、ブラウザ側のプロデューサーの後押しによってシステムが変わっているため、セガの重役はその様な事は言っていない。 艦これ改の販売が停止されたのは、PlayStation Vitaのセキュリティを崩してしまったから ブラウザ版『艦これ』のコンシューマー版としてPlayStation Vita専用ソフトとして発売された『艦これ改』に関する都市伝説。 このゲームは発売からしばらくすると突如として出荷や配信が停止となり、その理由も「諸般の事情」と濁した形でしか説明されなかった。 その後は艦これ関係の書籍で本作への言及が行われた事がなく、公式サイトも閉鎖されて角川ゲームズのカタログ等からも抹消されているなど、実質的な封印作品と化している。 このような末路となってしまったのは、本作のセーブデータが暗号化されていなかった事が原因ではないかと噂されるようになった。 暗号化されていないせいでクラックの練習台やVitaのセキュリティへの攻撃の道具として利用される危険性が出てきたため、販売終了に至ったという内容。 実際にセーブデータに脆弱性があるとはされているが、そこから起きた被害については明確に確認されておらず、販売終了と関連性があると見るには証拠が不十分ではある。 しかし、どちらにせよ艦これ改の存在が封印された原因については現時点では分かっていない。 艦これブラウザ版の運営判断で「もう艦これの新規絵を頼まない」ことになっているイラストレーターが存在する 艦これ運営は他の作品とのコラボレーションをしない前提でいる 前者は「初期からいるにもかかわらず、季節の特別グラフィックや改二がなかなか実装されない艦娘がいる」こと、後者はこの手のオンラインゲームにしては珍しくゲーム内コラボイベントを最初期の1回(蒼き鋼のアルペジオコラボ)しか行っていないことからよく語られるネタ。 はっきり言ってそういう艦娘や条件に合致してしまう参加イラストレーターがいる・アルペ以外コラボしていないのは事実だが、結局のところ「運営が何考えてるのかよくわからない」ってネタは絵やイベント企画だけの話ではないので…である。またコラボレーションに関しては、現状を見る限り「オンラインゲームではない相手との方を優先的に企画する方針である(*67)」と解釈した方が自然だろう(*68)。 『アズールレーン』『戦艦少女R』の仕事を受けると「もう頼まない」に指定される、に至っては明らかに対立煽りのでまかせとみるべきだろうし。(*69) ウマ娘 『ウマ娘 プリティーダービー』の運営は社台ファーム系を怒らせてしまい、一部の予定されていた競走馬が「権利者の許可が出ず」でお蔵入りになった 「公式発表で『実装する』と明言されたディープインパクトがアニメにもアプリにもいない」「最初のPVや公式発表にオルフェーヴルらしきウマ娘がいたが、モブにすら姿が見えない」「アニメや『シンデレラグレイ』でバ名変更が入った「このレースにいないとおかしい馬」の大半が社台系所属(*70)」「これらに関しての公式リリースが全くない(*71)」という状況証拠から、プレイヤーたちには割と信じられている都市伝説。ウマ娘の公式描写にはっきりと苦言を出したオーナーも出たし… 一応現在では社台と関係のあるウマ娘(*72)自体は一部実装されているため、どちらかというと社台その物というよりは馬主絡みの問題、要は「馬主も社台系」だとダメ、ではないか…という説(*73)である可能性が有力視されているが、性質上真相を確かめるすべがないため何とも言えない。 しかし、「それでもなお、ディープやオルフェやステイゴールドやサッカーボーイ(*74)を育てたい」という声もまた多い。 なお前述のオルフェーヴルらしきウマ娘は「無許可で登場させたため怒らせた」という説もあったが、これはハルウララの許可を企画発表より2年も前の2014年に取りに来たという証言があったためガセである可能性が高くなった。 ……そして来たる2周年、ついに新規ウマ娘として社台レースホース有する「ネオユニヴァース」の登場が発表。 上記の競走馬全てが解禁となった訳ではもちろんないものの、遂にこの都市伝説が覆される第一歩として話題騒然となった。 更にアニメ3期では1話でサンデーレーシング有する「ドゥラメンテ」が前情報なしで衝撃の登場を果たす。 そして3周年となる2024年2月には同じくサンデーレーシングからついに「オルフェーヴル」が正式に登場することが発表された。(*75) こうした経緯からだんだんとこの都市伝説は過去のものとなりつつあるかもしれない。 ちなみにこれらの競走馬は「ダービースタリオン」や「ウイニングポスト」といった他の競馬ゲームには出演しており、単純にゲーム作品に出せないわけではない。もっと言えば「『競走馬そのもの』の権利に関しては、競馬をテーマとしたゲーム作品に関して無断使用の責を求めることはできない」とする判例すらある(*76)。 (最も、「競走馬を女の子に擬人化する」に関しては微妙なところだからこのような都市伝説が語られる、という見方もできるが) 一方でパチスロ系のゲームには出演していなかったりもする。この辺りの権利事情は長くなるため割愛。 また、「水着バージョンの実装や戦闘描写については馬主サイドの意向もあり難しいのではないか」という説もあったが、前者は複数のオーナーさんに跨る形での水着バージョン・水着絵の実装、後者はゲーム内イベント「幻想世界ウマネスト」やグランブルーファンタジーとのコラボイベント開催などで否定されている。 史実で行方不明になった馬はウマ娘化されない。 上の項目でも一部触れたウマ娘化NG説の中でも現状特に有力とされているもの。 というのも心情的な理由ではなく、行方不明という事は最終的に権利が誰の手に渡ったのかも不明という事でもあるため。 そもそも許諾を取る相手がわからなければ許諾を取りようがない、という説である。 後にハルウララ号を現在所有している「春うららの会」代表者のインタビューから「現役当時の馬主だけではなく、現在の所有者からも許諾も取っている」事が判明し、この説がある意味裏付けられる形になった。 とはいえ、これは権利関係さえクリアになればウマ娘化に支障はないという意味でもあるため、一時期行方不明になっていたことがあるが現在は所在が明らかな馬(ハルウララやタップダンスシチー)、一般には知られていないが関係者には最終的な所在を知られている(と思われる)馬など、状況の変化により参戦を果たした例もある。 特に2023年末期に発表されたサムソンビッグは、それまで前例のなかった後者の馬だったためユーザーを驚かせている。 ゴールドシップの馬主さんの小林英一は最初にCygamesが持ってきた「ウマ娘のゴールドシップ」の優等生そのものなキャラ造形を納得できず、馬主権限を使ってリテイクを要求した。現在の「何をしでかすかわからない破天荒な子」はその結果である これもソースが一切ないにもかかわらず、トレーナーたちには広く信じられている話である。実際「無断でボーボボコラボしてる方」「ステイヤーチームのやべーやつ」とかそのレベルで常識外れの性格であるのは事実であることから、1から考え出したとは思いたくないのもまあ理解できなくはないか。 ただそれを踏まえても、そもそも本物のゴールドシップには優等生に造形する要素は一切ない(*77)レベルであるため、ソース無しを考慮しなくても非常に疑わしい。 当時主戦騎手だった特別広報の武さんに「賢すぎて問題児になってしまった子」と言われてしまったメジロマックイーンがお嬢様の出なのにヤンキー、ならともかく… ところで、「ゴールドシップ」「優等生」と言えば… 次の実装ウマ娘はジャスタウェイ号 「『グランブルーファンタジー』銀魂コラボで権利者さん(*78)とCygamesにパイプが出来た」「ジョーダンやマックイーンの話はよくするゴールドシップが、同時期の競走馬かつ大の仲良しだった(*79)彼を匂わせすらしないのはさすがに不自然」として、ジャスタウェイ勝ち鞍のひとつ・秋の天皇賞の時期にかなり流行した都市伝説…というかウワサ。 サイン理論同然の勝手な予想に過ぎなかったためか、結局違ったため立ち消えに。 ちなみにコンテンツの性質上というか、ジャスタウェイに限らず「次の参戦馬のリーク」と称する怪文書は定期的に出回るため「いくら何でも釣りにもやっていい事悪い事はある」「権利者が別に存在するゲームではやるべきではないだろう」として非難するプレイヤーも多い(*80)。 ただこの都市伝説こそ過去になったが、「ゴルシの同室はジャスタウェイである」という噂は以前からよく囁かれている。 そもそもジャスタウェイ自身が新ウマ娘登場の度に何故か一緒にTwitter(現 X)でトレンド入りするほど実装を待ち望まれている競走馬の筆頭であり、ファンとしてもはやる気持ちを抑えきれないというのが実際のところだろう。 特にアニメ3期でゴルシの寮室がついに明らかになった際、徹底的にゴルシ側の内装しか映さなかった事(*81)で拍車がかかった。同時期にた週刊コロコロコミックでのゴルシが主役のコミカライズも発表されたため、既に名前の出たオルフェーヴルやジェンティルドンナと並んでサプライズ枠で登場するのではとも言われている。 キャラゲー 『タッチ』のゲーム化作品『CITY ADVENTURE タッチ MYSTERY OF TRIANGLE』があまりに酷い出来だったため、あだち充作品のゲーム化は許可が降りなくなった ゲームがあまりに酷い出来だったのは事実だが、実際にはその後も何作かゲームが出ている。 1987年にはPC88版『陽あたり良好!』が発売され、2009年には『サンデー×マガジン 熱闘!ドリームナイン』に『タッチ』『H2』『クロスゲーム』のキャラクターがゲスト参戦した。 知名度の割には極端に数が少ないのは確かだが、そもそもあだち充作品自体がゲームに向いていないというのが実の所だろう。 『タッチ』に卑猥なパスワードを開発者が仕込んだため、原作者が激怒した これも上記に関連する噂。達也と和也は「みなみにHしてしまいました」、南は「TATUYAとHしてしまいました」という文章が最強パスワードとして機能する、というもの。 初出はおそらく『ファミマガ』のウル技「南にH」で、後年の裏技全集本『大技林』や『広技苑』にも収録されて堂々と載っており(後者は「Hでステータスアップ」に改題)、 文章もできすぎていることから仕込みだという噂が流れたのだと思われる。 効果については「たつやは子犬を7匹持っていて、ステータスが最高値の3000の状態になる」とされていた。 しかし、後年の解析により本作はパスワードの整合性チェックが緩すぎることが判明。 その上、達也の「みなみにHしてしまいました」は偶然強力なステータスとなったが、和也と南は無意味な不正パスワードで機能していないとわかった。 前述のドラクエ2の項目で触れた「卑猥なパスワードがあると濡れ衣をかけられたゲーム」がこれである。 そもそもチェックが緩いためある程度自由な文章でも通ってしまう他、無効なパスワードの場合は初期ステータスで開始されるという親切設計なのが仇をなした形である。 さらに、上記の卑猥パスワードはやってはいけない順番で犬の入手をしてしまっている状態(*82)なのでクリア不可能な上、単に達也1人のHPが上がっているだけなので最強パスワードですらない。 そのためこれらのパスワードは仕込み等ではなく無理やり作られた創作文章としか言えず、風評被害に他ならないことになる。 前述の通りゲームがあまりに酷い出来だったのは事実なのでそこはどうしようもないが。 なお、前述の『大技林』には他にも『キャプテン翼Ⅱ ~スーパーストライカー~』の「さなえちや のおつぱい はとてもやらかい」等のエロパスワードが載っていたりして同様にネタにされることもあるが、こちらも同様に仕込み等ではない。 『おそ松くん はちゃめちゃ劇場』はあまりに駄作すぎて、原作者の赤塚不二夫が激怒してセガに乗り込んでスタッフに灰皿を投げた とあるゲーム雑誌でセガの元スタッフの語った話に尾ひれがついたようで、実際は赤塚はメガドライブを持ってすらいなかったらしい。 そもそも赤塚はトランプや麻雀等といった数人でやる遊びを好んでいた反面、TVゲーム自体を嫌っていたらしく、 『葉隠-死ぬ気の意思決定-』でバカボンのパパがファミコンに熱中するさまを揶揄したり、 『ギャグゲリラ』でインベーダーゲームはインベーダーが人類をバカにするために作ったゲームだとジョークを飛ばしたり、 挙句の果てには人類史上初の「プロゲーマー」が登場するギャグマンガを描いたり(*83)とハナからバカにしていたようで、 「そもそも原作がブッ飛んでいる作品で多少クソゲーにされたところでキレるような人か?」という指摘も。 もちろんセガに乗り込んだだの灰皿投げただのは完全にデマであるとセガ側も公式で釈明している。 アタリ社は売れ残ったクソゲーをニューメキシコ州の砂漠に埋めた 件のゲームがE.Tのキャラゲーだったことと、「ニューメキシコの砂漠にはUFOが墜落している」という都市伝説がミックスされて生まれたアメリカンジョーク…… と思われていたのだが、なんと本当に砂漠からカートリッジが発掘されてしまい、都市伝説が事実であったことが確定するという稀有な例となった。 ただし、埋められたのはE.T.だけではなく、他のゲームやカタログ等も発掘されている、と言う点はあまり語られない。「E.T.だけが埋められていた」というのは誤りである。また、発掘されたのは埋められていたごく一部(1300本)のみであり、埋められたと言われている数百万本が全て発掘された訳ではない。 つまり、衝撃的な都市伝説が真実であった事が明かされたが、そのインパクトのせいで実態が正確に伝わらず、別の(誤った)都市伝説が生まれてしまったと言う事である。 「E.T. The Extra-Terrestrial」及び「アタリショック」の項目も参照。 なお、このアタリショックの記事にも、長期に渡って「E.T.500万本が発掘された」などとデマが書かれていた。 ファミリーコンピュータMagazineで『ゴーストバスターズ』のグッズプレゼント企画が行われていた。 ファミコン版『ゴーストバスターズ』クリア時に表示される謎の文字列「りり」にまつわる都市伝説で、この文字列を出版社に送るとグッズが貰えたというもの。 長らく目撃証言だけで関連記事の実物が確認されておらず、検証の結果「りり」自体がバグによる物だったと判明した事もあってほぼデマ扱いされていた。 しかし2020年にようやく該当する記事が発見され、少なくともプレゼント企画自体は実在したことが確認された(詳しくは個別項目を参照)。 バグの産物という検証結果と合わせ、「プログラムミスを誤魔化すために、その文字列を使った企画を一つでっち上げたのではないか」とする説が有力。 『ドラゴンボール 超武闘伝2』でブロリー出現コマンドを10回成功させるとミスター・サタンが使えるようになる SFCの人気格闘ゲームの都市伝説。 同作ではタイトル画面でとあるコマンドを入力すると隠しキャラクターが解禁されるのだが、これを一度に複数回入力して楽しむこともできた。 一方ゲーム内のストーリーモードでは、原作のミスターサタン敗北シーンが実際の対戦画面に見立てて再現される場面があり、ここから転じて噂が生まれた物と思われる。 実際にはそのような仕様は存在しない。 現在では、ネットで本作の話題になると必ずと言って良いほど話題に上がる。そのくらい、ウソ技として認知されている。 同じく『超武道伝3』では同コマンドを10回成功させると超サイヤ人3悟空が使える というウソ技もあった。 なお、この都市伝説との関連性は不明だがPS以降の作品ではサタンがプレイアブルキャラとして使用可能なものが多くみられる。 『仮面ライダー サモンライド!』は元々別のゲームだった作品をライダーシリーズのキャラゲーとして流用した NFCを利用した仮面ライダーのフィギュアで遊ぶシステムを採用し、2014年クソゲーオブザイヤー据え置き機部門大賞も獲得した仮面ライダーのキャラゲーに関する噂。 本作では「クリスタルワールド」という独特な世界観を舞台にしたオリジナルストーリーが展開され、全体的にファンタジーな雰囲気が強い。 あまりにも仮面ライダーシリーズの世界観とは浮いているため、「途中まで別のゲームとして作っていた作品を仮面ライダーのゲームとして流用した」という噂が広まるようになった。 しかし、公式からは(当然だが)そのような話は明言されておらず、特に明確な根拠はないデマに近い邪推という程度に留まっている。 ちなみに、本作の一部グラフィックやモーションは同じ開発元である過去のライダーシリーズのゲーム作品から流用していると見られる(*84)。 上述の話の真偽は別として、流用した素材で作った箇所が多いゲームなのは事実である。 バットマン アーカム・アサイラムではコピーガードが発動するとバットモービルのタイヤが外れたり、バットウィングが故障してプレイ不能になる 「Anti Piracy Screen」に関連した都市伝説。割れ対策でバットモービルなどお馴染みのガジェットが故障してしまうというもの。 「面白いコピーガード」として広まったがデマ。 そもそも「アーカム・アサイラム」ではバットモービルがオープニング後駐車中に破壊されているため乗れる場面がなく、タイヤが外れたとしても進行不能になるわけがない。 (乗れるのは次々回作のバットマン アーカム・ナイトだが、やはりそんなコピーガードはない) カプコン版『エイリアンVSプレデター』は、カプコンとダークホースコミックス社との間で権利問題が発生したため、長らく移植が実現しなかった カプコンのベルトスクロールアクションの中でも高い人気を誇る本作であるが、 2019年に「Capcom Home Arcade」へと収録されるまで移植やリメイクが実現しておらず、その理由も不明で憶測が広がっていた。 2020年に開発スタッフの一人である秋友克也が自身のツイッターで本作の裏話をツイートした事により、長年の謎が明らかになった。 本作の著作権の所有者は、映画『エイリアン』および『プレデター』両方の著作権を持つ20世紀フォックス(現:20世紀スタジオ)とカプコンの2社であり、 ダークホースコミックス社は関わっていない。 これは「Capcom Home Arcade」のホームページ下部にある著作権表記に、カプコンと20世紀フォックスの名前しか無い事からも明らかである。 一応、「エイリアンVSプレデター」の企画自体はダークホースコミックス社のコミック版が発端であり、 カプコンのゲーム版もコミック版を参考にしてはいるが、権利関係を複雑にしないために参考止まりでコミック版の設定を直接使ってはいない(*85)。 実際に使われた要素は、「日本人の血を引く女性がプレデターと協力してエイリアンに立ち向かう」ぐらい。 許可を長らく出さなかった理由について、20世紀フォックスは「エイリアンVSプレデター」という作品をサスペンスホラーとして売り出そうとしており、 アクション要素が強いカプコン版は意に沿わなかったのではないかと秋友は推測している(*86)。 また、「2000年頃に一度移植を打診したのだが、『リリース当時はいいゲームだったが、今はそうではない』として断られた」という話を聞いているとの事(*87)。 これに関わる噂として、「ダッチ・シェーファーを映画『プレデター』の主人公と同一とした事でダークホースコミックス社と揉めた」というものがあるが、これも信憑性は低い。 というのも、移植に先駆けた2018年にアメリカのフィギュア大手「NECA」からゲーム版のデザインそのままでアクションフィギュアが発売されており、揉め事があったのならば不可能なはずである。 秋友によると、本人をモデルとしたシンセティック(人造人間)であるという設定があったようだが、 これが単なる見落としで表に出なかったのか、スタッフの間でのみ共有された裏設定なのかは分からないという(*88)。 『ちびまる子ちゃんの対戦ぱずるだま』が不謹慎な表現を理由に回収された かつてコナミが作っていた落ちものパズル『対戦ぱずるだまシリーズ』の一作を巡る噂。 今作のプレイアブルの1人である永沢くんの敗北アニメーションは、よりにもよって 焼け落ちる自宅を見ながら号泣するシーンの再現 という強烈なものであった。「負けたショックでPTSDを発症した」「敗北するたびに家を焼かれる」とネタにされることも。 そのインパクトたるや、今作の話になると無駄にかっこいいピンチBGM(*89)と並んで話題に挙がる一方で、「このシーンが問題視されて回収された」と言われることがある。 しかし…… 回収されたという一次ソースが一切発掘されておらず、返品したという体験談すらも無い 修正された内容なども報告されていない そもそも原作は実話を元にしてはいるがあくまでフィクション作品であり、 原作の時点で永沢家の火事は何かとネタにされている (言うなれば、ある意味原作のノリを踏襲した描写である) など不自然な部分が多く、ほぼ与太話の範疇となっている。 またこの逸話の出所を辿っていくと、ウィキペディアに長らくソース無しでこの情報が掲載されていたことが確認でき(現在は削除済み)、ここからデマが広がっていったと見られる。 デジタルモンスターシリーズ ギルモンの正統な進化系はデュークモンではなくメギドラモン。 ギルモンの本来の最終進化系がアニメ「デジモンテイマーズ」のデュークモンではなく、作中で暴走した結果生まれたメギドラモンであると言われるもの。 これにはデジモンテイマーズでの設定が関わっており、暴走した結果とはいえギルモン単独で進化したメギドラモンと主人公「松田啓人」と心と体を一体化させて生み出されたデュークモンの違いの事を指しており、啓人無しでは成立し得ないデュークモンより、メギドラモンの方がデジモンとして正しいという主張である。 一見すると小型の恐竜型であるギルモンからかけ離れた全身鎧の騎士姿のデュークモン(*90)より、禍々しい竜の姿をしたメギドラモンのほうが順当な姿に見えるというのもこの説が広まっている原因でもある。 しかし、これはあくまで初登場した「テイマーズ」における描写と演出に過ぎず、デジモンというコンテンツとしての公式設定ではない。 そもそもデジモンシリーズには正統な進化ルートというものは実は存在しておらず(*91)、このメギドラモンとデュークモンもどちらが正規ルートというものはなく、ギルモンというデジモンに最も関わりがある進化ルートでしかない。 デュークモンの色違いデジモンであるカオスデュークモンの「見るものによって騎士の姿にも暗黒竜の姿にも見える」という設定が余計に事態をややこしくしている テリアモンとロップモンはハンバーガーチェーン店「ロッテリア」とのコラボで誕生したキャラ。 テリアモンとロップモンは容姿がよく似ており、初登場した映画「デジモンアドベンチャー02/デジモンハリケーン上陸」を含め共演機会が多く、さらに名前を縮めると「ロッテリア」になる。そしてデジモンシリーズとロッテリアはコラボしたことがあるということから生まれた噂。 まず結論から言うとロッテリアとデジモンがコラボしたことは事実であり、そしてその関係で生まれたデジモンがいるのも事実。しかし、そのデジモンはテリアモンとロップモンではないのである。 そもそもコラボした時期は「テイマーズ」が放映されて以降であり、この二匹が生まれてから一年以上が経過している。 そしてテリアモンとロップモンの名前の元ネタは「テリア犬」と「ロップイヤーラビット」であり映画から関係で「(兎狩りに準えて)追う者と追われる者」から名付けられたため、ロッテリアとの関係は偶然であるという証言が関係者からも語られている。 この様な誤解が生まれた理由として「テイマーズ」にもこの二匹が方やメインキャラ、方や中盤からの準レギュラーという待遇で共演していたことと、肝心のコラボデジモン(エビバーガモンなど)が正直客演が少なくマイナー気味なのが原因と思われる。 その他作品 ゼビウスのバキュラはザッパーで256回攻撃すると倒せる 「板」そのものが縦回転しながらゆっくりと飛来し「一切攻撃してくることはないが、こちらからの撃破は不可能な敵キャラクター」として斬新な存在であったバキュラ。 16進数の深読みか、ザッパー(対空ショット)を256発撃ち込めば破壊できるという噂がどこからともなく広まったが、もちろん実行不可能でプログラム上にもそんな仕様は無い。 画面上でバキュラの出現を待ち構え、高速な連射装置を用いてザッパーを撃ち込んだとしても84発以上のザッパーは物理的に当てることができない。 これについては、後に開発者の遠藤雅伸も直々に否定している。 72発?それは同じナムコだけど別のバキュラだ。 そもそもゼビウスは、破壊可能なオブジェクトは全て耐久力が1発分のみであり、こちらの攻撃に耐える敵機自体が存在しない。 その上で、キャラクター・オブジェクトのステータス設定の内訳は 「破壊可能(空中キャラクター、地上キャラクター)」「破壊不可能(バキュラ)」「ザッパーが素通りする(地上キャラクターやシオナイト)」 の三種類しか区別がなく、当バキュラは「破壊不可能」のフラグを立てて処理しているため、「何発当たるか」ということ自体についても一切関係がない。 後に様々なゲームのパロディを詰め込んだSTG『極上!パロディウス』ではバキュラのパロディ敵キャラが登場するのだが、 「256」と書かれた小さいフキダシがついている。そしてショットを打ち込むとこの数字が1ずつ減っていく。 ベルパワーの「スーパーボム」なら一発で倒せるが、普通のショットを画面から消える前に256発打つ事はやっぱり物理的に不可能。一列に並んでいる場合は1枚だけ「16」が紛れておりそちらなら簡単だが…。 あと大型版の「65536」も登場する。先述のスーパーボムで数値がきちんと256減ります。倒す?ハハッ。 ちなみにファミコンロッキーで登場した総攻撃は「実際に起こる」。ただし正式に仕込んでいた訳ではなく単なるバグ。 判定が狂っているので「空中的に見せかけたバキュラ」も出てきます。 R-TYPEの2ボス「ゴマンダー」は女性がデザインしたが、あまりにもアレ過ぎたので精神病院への入院を進められた。 ものすごく長期に渡り信じられていたネタ。信じられていた割にはソースが出てこなかった辺りが都市伝説として疑問視されていた感じはする。 2023年に元アイレム・ナズカ・SNK(*92)のデザイナーであるAkioがTwitterを開設、そこで「俺がギーガーっぽいデザインで作った」「流石に賛否両論だったけど偉い人が採用を決めた」とバッサリ否定するツイートをしている。 Fate/EXTRAの開発初期のシナリオライターは小峰徳司 Fate/EXTRAのシナリオ担当は奈須きのこだが、当初は監修に留まっていたのがいつの間にかシナリオ担当に昇格したという経緯がある。 肩書が変わったのは「奈須きのこさんが全文書き直すことになりました」と公式発表があったように、何かしらの理由でそれまでのシナリオを破棄し書き直した為である。 それで何故小峰が前任だったという噂が広がったかと言えば、「EXTRAの制作会社は小峰が脚本を担当した『ルミナスアーク』と同じイメージエポックだった事」、「EXTRAの開発時期が小峰がシナリオを担当したスーパーロボット大戦Kの開発終了時期とちょうど合致する事」、「スパロボKで小峰の悪評が広まっていた為に、書き直しされる程に酷い前任として噂を聞いた人間が納得してしまった事」あたりが原因だろうか。 スタッフロールには脚本 藤田基樹、田中国光という名前がある。(この2人については同作のイベントプランニング担当でもある以外は情報が少なく不明) 仮に前任者が小峰だったとしたら、他の名前は残っているのに形跡すら無く消されているということになる。 書き直しという事情があるだけにあえて前任の名前は載せなかったという可能性もあるが、いずれにしろ前任については公式発表がない為、誰が担当していたのかは不明なままである。 この噂自体は具体的な根拠も何もないデマに近い話なのだが、現在でも信じている層が一定数存在しており、前任を小峰と断定した上で話に出す人がいまだにいる。 Fate/Grand Orderの主人公が最初に契約したサーヴァントはマシュ・キリエライトではなくアーラシュ FGOのシナリオ第一部が進行中によく考察されていた噂。 公式的には「冬木で契約したマシュ・キリエライトが主人公最初の契約サーヴァント」とされているが、本当の最初の契約英霊はアーラシュなのではないか…という考察。 劇中で示された以下の要素がこの節の根拠とされている。 触れただけで相手を死に至らしめる静謐のハサンの毒さえ耐える、主人公の毒に対する防御力(*93)アーラシュのスキル「頑健」は設定的にもゲーム的にも毒を防ぐ。アーラシュの「頑健」が作用しているのでは? アーラシュのレアリティは☆1。持つ逸話に反してレアリティは非常に低く、どんなマスターでも入手できる ゲーム開始時のチュートリアルを兼ねた戦闘シミュレータで、プレイヤーはシミュレータ上で3体のサーヴァントのデータを使って戦うのだが、アルトリア、クー・フーリンといった「Fateシリーズの顔」と呼べるサーヴァントの中に平然とアーラシュが交じっているどんなマスターでも運に左右できず入手できる。つまり主人公の到着以前からカルデアにいたのでは?場違いにシミュレータに出現するのも、そのためでは? アーラシュのスキル「千里眼」は読心・未来視さえ可能とされるゲーム開始前から、「千里眼」で人理焼却の未来を知ってカルデアにいたのでは?霊基の格を落としてでもゲーム開始前にカルデアの召喚に応じたのでは? アーラシュとの絆レベルを上げると読める設定にある一文「人々のためにすべてを懸けたことを、今も、彼は忘れていない」これはゲーム本編開始前に行われた、カルデア前所長のマリスビリー・アニムスフィアの参加した聖杯戦争のことを指しているのでは?マリスビリーのサーヴァントとして聖杯戦争に参加し、聖杯戦争を終えた後も何らかの手段で現界を維持していたのでは? 「面白い考察」として一部で盛り上がった噂だが、 「アーラシュは逸話に反してレアリティが低いので霊基の格を落としている」「自爆技を使うキャラを高レアに配置したくなかっただけでは?」「カエサル、レオニダス、牛若丸など、持つ逸話に反してレアリティが低いサーヴァントは他にもいる」 「『千里眼』で人理焼却の未来を見ていた」「設定資料集『Grand Order material』などで『未来視は短時間のみ可能』と明言されており、人理焼却の未来が見えたとは考えにくい」「アーラシュの千里眼はあくまで未来を『予測』しているだけで、真の意味で未来を予知しているわけではない」 「『人々のためにすべてを懸けた』→マリスビリーの参加した過去の聖杯戦争に参加していたことの示唆」「『人々のためにすべてを懸けた』というのは、彼が登場するFateの外伝作品『蒼銀のフラグメンツ』での戦いを指している可能性が高い」「そもそもアーラシュは生前からして『人々のためにすべてを懸けた』人物であり、過去の聖杯戦争に参加していた示唆と断言はできない」 など、否定材料も多い。 後に第一部劇中で、断片的にマリスビリーの参加した聖杯戦争の様子が語られた際に彼の契約サーヴァントがアーラシュではないと確定したことで、「マリスビリーの参加した聖杯戦争の契約サーヴァントはアーラシュ」という説は公式に否定されている。 現在は、上記の通り「マリスビリーの契約サーヴァントがアーラシュではない」と公式に確定したこともあってか考察は沈静化しているが、 本作の配信が開始されてから8年以上経った2023年12月現在でも、第一部の序盤には未だに謎が多く残されている事も相まって、今なおアーラシュの話題になるとこの考察が話の種になることは多い。 『縁日の達人』は任天堂が配った開発ツール付属のミニゲームのエンジンをそのまま流用した バンダイナムコゲームスがWii専用ソフトとして本体と同時に発売したゲームに関する都市伝説。 ゲーム自体は『太鼓の達人』っぽいタイトルやビジュアルとは何の関係もないミニゲーム集であり、その内容の薄さからクソゲーオブザイヤー次点入りをしているような代物である。 噂の根拠となっているのは『日経CNBC エクスプレス』に当時任天堂の岩田聡社長が出演し、Wiiの宣伝をしていた時の事。 その時にこの縁日の達人を紹介されたのだが、ビデオ映像が流れている際の岩田社長の表情がどこか違和感を抱くような顔色になっていた。 加えて当時の2chに「縁日の達人は開発ツールのエンジンを流用したのに加えて、ソフトのプレス予約数から岩田社長をキレさせた」といった書き込みがあり、上記の映像もあってネット上で噂が広まった。 日経CNBCエクスプレスにおける映像はネット上にも残っている。岩田社長の表情が曇っているように見えなくもないが、当然岩田社長の心の内など分かるはずもなく もっと身も蓋も無い仮説として「ただ単に直前にスタッフが横切ったから」とするものもある。 本作が開発ツールのミニゲームの流用作品だったのかも、サードパーティに配布されたWiiの開発ツールを知っている人間のみこそが真相を知っているというべきか。 ちなみに、後にニンテンドー3DSで『みんなの緑日』という続編的作品が出ている。内容もボリュームもKOTY次点入りした部分も本作とそう変わらない。 『バーチャル飛龍の拳』はファミ通のクロスレビューで酷評されたことで騒動が起きた ファミ通はゲームのレビューを行っているが、『バーチャル飛龍の拳』が『ストリートファイターEX』と並んでクロスレビューに出されたことで騒動が起きたという都市伝説。 ストEXはゴールド殿堂を獲得した一方でバーチャルは4点を含む酷評となったことで同じ格闘ゲームながらも対照的な様子となり、この光景に対してバーチャル飛竜の拳の発売元であるカルチャーブレーン側が激怒。 カルチャーブレーンはクロスレビューの掲載を拒否して広告引き上げなどの制裁を行うが、ファミ通に対して特に痛手とはならずに結局和解したと言われている。 実際はバーチャル飛龍の拳の発売以前から既にカルチャーブレーンはファミ通のクロスレビューにゲームを提供しない方針に切り替えているため、この噂の信憑性は低いとされている。 一方でファミ通にカルチャーブレーンがゲームを提供しなくなったのはまた別の事件があるとも噂されており、こちらは否定する決定打もないという状況になっている。 『スパルタンX(ゲーム)』の24周目でアルファベットの24番目「X」が正体を現す コロコロコミックで連載されていたファミコン漫画/ゲーム漫画『ファミコンロッキー』に登場したウソ技が元。 この漫画は漫画でしかできないことを描くことを担当編集から指示されていたとか。 そのためウソ技が続出するが、その担当編集がメーカーと何らかの交渉をしていた様子で作者に苦情などが来たことはなかったという。 『厄 友情談疑』は日野日出志がキャラクターデザインに関与している アイディアファクトリーのコンシューマゲーム初参入作品として知られるホラーゲームにホラー漫画の巨匠である日野日出志の関与が噂され、広まってしまった。 実際に関与したのは次回作の『厄痛 呪いのゲーム』であり、そちらと混同されてしまったと思われる。 次回作の説明書では日野のインタビューが掲載されているのだが、その内容から前作の時点では関わっていなかったと読み取れる。 Wikipediaに出典なしで長年誤情報が掲載されたことや、情報を精査しなかった一部雑誌に事実のように記載されたことが噂が広まった原因だと見られている。 また、ゲーム自体もスタッフロールで関係者の情報を殆ど載せないスタイルだったため、「実は関与していた」という噂を大きくしてしまったとも言われている。 聖剣伝説3の登場人物「紅蓮の魔術師」の本名は「ブライアン」。 2000年前後のインターネット上の聖剣伝説3ファンサイトで言われていた都市伝説。 1996年頃の夏コミの時点ですでにこの名前が流布していた。 その後LORD of VERMILIONⅢにてゲスト出演した際に誰かがその事を思い出したらしく彼をブライアン呼ばわりした。 力に渇望した冷酷なイケメンのわりに名前が普通な為ネタにされたが、かなり強力なカードで話題に出ることも多いわりにいちいち変換するのが面倒な為、ファン間ではずっとブライアンと呼ばれていた。 しかしこの名前、どこの誰がいつ、なぜ言い出したか全く不明である。 眉唾ものであるが何処かの個人サイトでスタッフを名乗る者が言ったのが元…らしい。 なおLORD of VERMILIONⅢでも本名の事には触れられているが、紅蓮の魔術師曰く「思い出せない…」とのことだったが、『聖剣伝説 ECHOES of MANA』にて遂に「フランマ」という本名が明らかになった。 flammaとはラテン語で炎の意味。雪国の魔法王国に生まれた「炎の名前を持つ魔法が使えない存在」という言いえて妙な名前であると同時に字面、語感が「ブライアン」「ぐれんま」に似ており、30年近くの都市伝説にケリがついた。結局ブライアンと言う名前がどこから出てきたかはわからないままだが。 ARMORED COREシリーズは全て同一の世界 4系→V系→初代系→2系→3系→N系の順番で、全シリーズの時系列が繋がっているとする説。 初代系世界と3系世界では「遥か過去に地上の環境が壊滅する程の大戦争が起きた」とされており、 それが4系ないしV系で描かれた企業間抗争やヴァーディクト・ウォーであるという考察。 主任とキャロルの台詞や行動目的がレイヴンズネストに酷似している、といった点が根拠とされる。 フロムゲーは全般的に公式から語られる情報が少なく、それ故に謎はプレイヤーが想像で補っており、過去作オマージュを多用するという作風な事もあり、 ファンの間で様々な考察や意見交換が繰り広げられているのだが、その中でも一際異彩を放っている説である。 初代系→2系は明確に同一世界であり、3系→N系もPSP版の特典の資料にてN系は3系の約50年後の世界である事が明かされているが、 4系とV系についてはそれぞれ同じ時間軸上にある可能性を”匂わせる”程度の描写や示唆があるのみで明言されておらず、 上述の通り過去作のセルフオマージュ・ファンサービスの可能性も否めない。 何より初代系・3系・4系でACという兵器の起源が別々である事を始めとした矛盾点が多く、多くのファンからは否定的に見られている。 今は無きARMORED CORE4発売当時の公式特設サイト(破壊天使という単語の初出)において、過去作との繋がりは明確に否定されていた。 KOF95のイタリアステージの先鋒戦における八神庵対鎮元斎では鎮側が操作可能になる前に庵の10割コンボで即死させられてしまう KOF95のイタリアステージは開幕で先鋒を務める両者が画面奥の橋から手前の足場にジャンプしてから試合がスタートするという演出が入るのだが、ここで八神庵と鎮元斎が対戦した場合、庵のジャンプの速さと鎮のジャンプの遅さが合わさって、先に着地して行動可能になった庵の「百弐拾七式・葵花の2段目止めをn回ループ→百式・鬼焼きでフィニッシュ」という比較的難度の低い即死コンボがまだジャンプ途中で操作不能な鎮に確定してしまう。 よってこの限定条件に限っては両者のダイヤグラムは10:0、つまり理論上、鎮側のプレイヤーは100%庵側に勝てない……という噂。 同作の鎮自体も(強キャラとは言い難いが)極端な最弱キャラというわけではないにもかかわらず演出の仕様のせいで片一方のキャラクターが何もできずに負けてしまうまさかの事例として有名だったのだが、実際にやってみると上記のループコンボは精々3回程度しかループできないため、2割程度は体力が残ってしまう。 よって鎮側がすさまじく不利なのは事実だが、流石に開幕即死は不可能であり、あくまでも事実の確認できない噂話に過ぎない。 ……というのが長年の定説だったのだが、発売から28年経過した2023年に、あるやりこみ勢がアップロードした動画にて、離陸入力と呼ばれるテクニックを利用して位置をずらすことで、葵花の2段止を5回ループさせて正真正銘10割の即死コンボまでもっていくことに成功。 KOF95の仕様として気絶値やダメージがランダムでブレることがあり、下振れを引き続けるとギリギリで即死まで持っていけないパターンもあるため、流石にダイヤグラム10:0まではいかないが、あくまでも都市伝説に過ぎなかった物をプレイヤーのやり込みが事実として実証してしまう感慨深い事例である。 なお、本作の鎮は先鋒向けのキャラではない上に、最弱ではないにせよ弱いキャラなのは事実なため使用率も低く、そもそも年1で新作に切り替える当時のKOFシリーズの仕様上、実際に上記のコンボに遭遇した人はかなり限られていたものと思われる。 余談であるが、KOF95は龍虎の拳チームのステージ演出も凝っており、ラウンド開始からエレベーターが上がり切る4秒ほどはステージが実質狭くなる仕様となっている。こちらは即死コンボなどは確認されていないが。 ピクミンの舞台は地球 少なくとも、『2』作中で確認できるお宝の多くが地球でなければ有り得ない物品であること、人間が存在したらしき痕跡が多く確認できること、アフリカ大陸らしき存在が遠景で確認できることから、作中描写としてはほぼ確定である。 ただ、「明らかに人間が作った物品はあるのに、人間そのものは全く登場しない」という不可解な事実はあり、現実世界の地球とどの程度リンクしているのかは謎。「人間が滅びた後の地球」「たまたま人間の活動範囲とオリマーたちの活動範囲が被っていないだけ」など考察されているが…。 また、「オリマーたちが暮らすホコタテ星は火星」とする考察も多いが、その場合「惑星間移動も可能なホコタテ星人が隣の惑星である地球の存在を知らなかった」という明確な矛盾が生じてしまう。 そもそも「ホコタテ星とピクミンの星は27万9千光年離れている」という設定もあるので、「ピクミンの星は地球」「ホコタテ星は火星」は同時には成立しえないと思われる。 ピクミン3では主人公がコッパイ星の三人組に変更され、舞台の惑星が「PNF-404」と命名される。距離はワープドライブが必要なほど離れてる。 ただし中盤でホコタテ星の近くにコッパイ星があることが語られ、PNF-404に人間がいるかは不明だが(*94)ホコタテ星火星説は潰えた。 『新甲虫王者ムシキング』では、加賀美ティナのかなり刺激的なイラストが描かれたシークレット版カードが存在する トレーディング・カード・アーケードゲーム『新甲虫王者ムシキング』には、イラストや設定からネット上で人気を得た「加賀美ティナ」という女性キャラがいるのだが、このキャラが子供向けのゲームとは思えないようなセクシーなイラストで描かれたシークレット版のカードが低確率で排出されるという噂が広まった。 実際にティナのイラストが描かれたカードは存在するが、ネット上で噂されているような過激なイラストのカードが出た事実は存在しない。 当時ティナのファンイラストを利用したオリカが作られており、そのオリカを見て完成度の高さなどから勘違いした層によって誤情報が出回ったことで噂に発展した。 ただし「キャラが悪堕ちしたかのような形態のマジンフォームがが存在し、ティナのマジンフォームもある」「マジンフォームのティナは顔面にハート型の模様が浮かぶ」 「服装は普通だが子供向けとは思えないセクシーなポーズと表情をしている」「セリフもどことなく意味深になっている」……と「セクシーなVerのティナが存在する」ことは事実。 また、ティナはアーケードゲーム『チュウニズム』にコラボ出演した際に子供向けゲームの小学生キャラとは思えないような露出とポーズをしたイラストが描き下ろされたという事実もある。 『YIIK ポストモダンRPG』には第三のエンディングが存在する アメリカのインディーズゲームメーカーが開発したRPGで生まれた都市伝説。 このゲームはマルチエンディングを採用していて2つのEDが存在するのだが、第3のEDが存在するとの噂が発生した。 制作者側が3つ目のEDの存在を匂わせるような言動をしたこともあって、ネット上ではユーザーによって必死の検証作業が行われていたが、最終的には第3のEDは作られていない都市伝説的な存在という結論で落ち着くことになった。 この手のアレだとタイトーの『レイフォース』もあまりにも衝撃的なEDから「ノーミスだと別のEDになる」という都市伝説があった。もちろん存在しない。 『ファンタシースターオンライン』のオルガ・フロウを倒した時に上空から降ってくる剣に刺さるとレアアイテムが手に入る 撃破後のムービー中にも移動することは可能なため、一応刺さること自体は出来るが、実際は特に何も起こらない。 おそらくこの剣が最上級レア武器のひとつである「ダークフロウ」であったために広まった都市伝説と思われる。 後年の『ファンタシースターポータブル2インフィニティ』でオルガ・フロウが復刻された際は、この都市伝説を意識してか件の剣の落下時にダメージ判定がこっそり追加され、さらにそれをジャストガードすることで称号とその報酬「フロウウェンの盾」が入手できる。 『妖怪ウォッチ』のジバニャンの腹巻は実はタイヤ跡 同作の看板キャラであるジバニャンは元は普通の猫だったが、車に轢かれて死んでしまったことで今の姿になったという衝撃的な過去は有名だが、彼のトレードマークである腹巻が車で轢かれた箇所なのではないかというこれまたえげつない説。ただしアニメなどの描かれ方をよく見れば腹巻の部分はちゃんと膨らんでおり、腹巻そのものは本物であることはわかる。また、プロデューサーの日野晃博もこの腹巻について「寅さんのイメージ」と語っており、事故死した設定とは無関係であることも明かされた。ただし腹巻の下は…という点については特に否定はされていないのだが。 東方Projectシリーズのタイトルはラスボスもしくは裏ボスの名前を暗示している 具体的には以下の通り。 『東方封魔録』→「魅魔」 『東方夢時空』→「岡崎 夢美」 『東方幻想郷』→「幻月」 『東方怪綺談』→「神綺」 『東方紅魔郷』→「レミリア・スカーレット」「フランドール・スカーレット」 『東方妖々夢』→「西行寺 幽々子」 『東方永夜抄』→「蓬莱山 輝夜」「八意 永琳」 『東方萃夢想』→「伊吹 萃香」 『東方花映塚』→「四季映姫・ヤマザナドゥ」 『東方風神録』→「八坂 神奈子」 『東方緋想天』→「比那名居 天子」 『東方地霊殿』→「霊烏路 空」 『東方星蓮船』→「聖 白蓮」 『東方神霊廟』→「豊聡耳 神子」 『東方心綺楼』→「秦 こころ」 『東方輝針城』→「少名 針妙丸」 『東方深秘録』→「宇佐見 董子(秘封倶楽部会長)」 『東方紺珠伝』→「ヘカーティア・ラピスラズリ(ラピスラズリは紺色の宝石=珠)」 『東方天空璋』→「摩多羅 隠岐奈(「天空の璋(柄杓)」=北斗七星柄の前掛けを身に着けている)」 『東方憑依華』→「依神 紫苑」「依神 女苑」 『東方鬼形獣』→「埴安神 袿姫(「けいき」を並べ替えると「きけい」)」 『東方剛欲異聞』→「饕餮 尤魔(強欲同盟同盟長)」 『東方虹龍洞』→「天弓 千亦(「天弓」は虹の意味)」 このように一見殆どのタイトルに当てはまる事から、ファンの間でわりと長い間信じられていた噂だが、実際には特にそういう縛りがあるわけではないとの事。 実際『東方妖々夢』→「西行寺 幽々子」の時点でいくらなんでも無理があるし(5面ボスの魂魄 妖夢ならまだしも)、『東方天空璋』に至ってはこじつけにすらなっていない。 タイトルはあくまで作品のテーマやモチーフを示しているだけであり、同じくテーマやモチーフと密接に関わっているラスボスや裏ボスと被ってもおかしくない程度に考えたほうが正解だろう。 そして2023年の新作『東方獣王園』のラスボスはどうやってもこじつけられそうにない「日白 残夢」であり、この都市伝説の歴史も完全に途切れたと見ていい。 「コワイシャシン ~心霊写真奇譚~」は本物の心霊写真を題材にしたために製作段階において怪奇現象が多発した ゲーム自体は特別面白くもないがクソゲーというほどでもない平凡な出来なのだが、この噂はオカルト好きの間では結構有名であり、検索すればゲーム制作時に起こったとされる怪異の噂話を見ることができる。 どのような怪異かと言うと、デバッグを担当していたバイトがひきつけを起こして病院に運ばれたり、企画担当者が家で指を包丁で切り落としたりといったことが起き、ついには開発責任者が首を吊って死んでしまったと言う。 本当ならまさに呪われたゲームだが、とある人物がこの噂の出所を調べたところ、発売から少し経った頃の2ちゃんねるのコピペが出所らしく、ガセである可能性が高い。 プレイ動画等を見る限り、作中の心霊写真はどう見ても合成である。 また、この噂では「霊媒師が名前をスタッフ欄に入れることを条件に除霊方法を教えた」とあるのだが、肝心の霊媒師の名前がスタッフロールに見当たらず、実際のゲームと矛盾している。 「古伝降霊術 百物語」はプレイすると怪奇現象が起きる呪われたゲーム これも上記のものと同様にオカルト好きの間では有名な噂。 有名なのは『稲川淳二が怪談を話している最中に老婆の顔が画面一杯に現れ「……ジーッと見ているんですよ。……ジーッと見ているんですよ。」というセリフがひたすらリピートされた。恐怖のあまり電源を切ると耳元で「遅ぇよ」と声が聞こえた』という話。 バグが多いらしく、フリーズやフラグが立たないことがしばしば起こり、それを霊現象と誤認した可能性はあるが、前述の「遅ぇよ」という音声はゲーム中に存在しないという話であり、真相は今もって不明。単純にプレイの疲労による幻聴かもしれないが。 『LIVE A LIVE』中世編のオルステッドの名前の由来 オルステッドの名前の綴りが「ORSTED」であるとして、それをキーボードで打った場合にかな表記の対応が「らすとかいし(=ラスト開始)」になる。 オルステッドを主人公としてプレイする中世編は他の編を全てクリアした後に出現し、そのクリア後に直接話の繋がる最終編解放となるため、最終局面の開始という意味合いで名前がつけられたのでは、とする説。 ディレクターの時田貴司が「全くの偶然」と明確に否定している。 そもそもSFC版『LAL』は公式な英語版が発売されていないため、オルステッドの綴りが「ORSTED」というのも公式設定でなく、「OLSTED」や「OLSTEAD」ではないのか等、異論も多く出ていた。 リメイク版では公式に英語版も制作されており、オルステッドの綴りは「Oersted」と明確に設定されることになった。 なお「Ørsted(Oersted)」はデンマークに実在する姓(*95)だが、発音としては「アアストズ」が近く、日本語でカナ表記する際には「オーステッド」や「エルステッド」と表記されるのがほとんど。 ゲーム中では名のような扱いをされているが、時田自身が脚本を担当した舞台版『魔王降臨』ではフルネームが「ラディ=オルステッド」になり、姓として扱われている(もっとも舞台版の設定はゲームとパラレルではあるが)。 初代『バイオハザード』のアルバート・ウェスカー生存説 平野耕太の漫画『進め!!聖学電脳研究部』で取り上げられたこともあって有名なネタ。 初代ではマルチエンド式を採用し、さらに主人公選択によって登場人物が異なるストーリーが展開されるものになっている。 その結果「クリス編では(ジル編パートナーの)バリーが行方不明のまま」「ジル編では(クリス編パートナーの)レベッカが登場しない」ということになるのだが、 『2』においてはこのルートによって行方不明となる両名が初代の事件から生還した、という設定になっていた。 ここから多くのファンが「初代で生死両方パターンがある(あるいは生死不明で終わるパターンがある)人物は『2』で生存扱いになる」と解釈したのだが、問題はウェスカー。 彼はクリス編だとどのルートでもタイラントに殺され、ジル編でもバリー死亡ルートでは同様の展開を辿るのだが、 バリー生存ルートの場合だとタイラント戦直後に起爆装置を作動させ、その後ストーリーに絡んでこない。 このためウェスカーの生死両方パターンがある=他の人物同様に『2』以降生存扱いなのでは、と考察されることになったのである。 その後の作品で、ウェスカーは生存していたとして再登場。この説を支持していたファンはテンションを上げたことであろう(その説を提唱した平野も後に単行本で説が的中したことを喜ぶ旨を記述していた)。 実を言うと、これはプレイヤーの勘違いから発生したもの。 ジル編のバリー生存ルートではストーリーに絡まないと書いたが、起爆装置作動イベント後に装置のある部屋まで行くと、 ウェスカーは起爆装置の前でキメラにより惨殺されているのである。 つまり初代時点ではウェスカーはどのルートでも死亡確定であり、「生死両方パターンがあるなら『2』以降は生存」という内容がそもそも当てはまらなかったのだ。 起爆装置の部屋はアイテムがなく、仕掛けを動かした後はもう立ち寄る必要がない。 このため多くのプレイヤーが(研究所爆発寸前で寄り道は無用という心理も働いて)ここの死体を確認することなくクリアしてしまう。 結果、ウェスカーがここで死亡していたという事実を知らないままに終わってしまう人がほとんどだったのである。 このキメラの再配置は公式パーフェクトガイドを始めとする各種攻略本にも記載されてないため、攻略本の編集スタッフも気づかなかった模様。 ディレクターズカットのアレンジモードでは、この装置の前に脱出に必要なキーアイテムが置かれるため、アイテム欄の都合で取り損ねたプレイヤーが後から回収にくるという可能性はあるかもしれない。 が、アレンジモードはオリジナル版クリアプレイヤー向けということもあり、そのアイテムが必要なことは知っている人がほとんど。 わざわざ置きっぱなしにして後で回収、なんて考えることもまずないので、やはり気づかないプレイヤーが多数であった。 以上を考えると、ウェスカーは確かに生存・復活しているのだが、それは 「生存説の考察が当たっていた」のではなく「死亡設定を破棄して再登場させた」のが実情であろう。 もっとも、ウェスカーが再登場する『コード ベロニカ』は初代とは脚本担当含むスタッフ全般が入れ替わっているため、 そちらのスタッフも上記事情を把握しておらず、ファンの間の生存説をアイディアの元にした可能性もあるが……。 ちなみにウェスカー生存の経緯が「タイラントに殺害されるがウィルスの力で復活」と設定されたことにより、初代のリメイクでは辻褄を合わせるために全ルートでタイラントに刺された後行方不明、という内容に変更されている。 『電車でGO! ポケット 東海道線編』の207系は、尼崎~塚本間で警笛を鳴らすと福知山線脱線事故の追悼メッセージが表示される。 『電車でGO! FINAL』を路線別に分けたPSP版の作品で、「東海道線編」に登場する207系は、発売当時が福知山線脱線事故後であったため、遺族への配慮で塗装が変更されている。207系の車両を選択し、PSP本体に設定されている時刻が事故発生日時と同時刻の4月25日午前9時18分で且つ走行中のルートが事故現場であった尼崎~塚本間で警笛を鳴らすと追悼メッセージが表示されるというもの。 だが、実際にはそのようなことは全く確認できず、完全なデマである。 『原神』の七神は「崩壊シリーズ」のキャラがモチーフになっている 兼ねてより囁かれている都市伝説。両者ともHoyoverseが開発しているゲームで、両作品の世界が何らかの形でリンクしている可能性が高い事が囁かれていた。 その中で各国を収める魔神である俗世の七神は崩壊シリーズのキャラがモチーフとなっているというもの。 一番分かりやすいのは雷電将軍と崩壊シリーズの雷電芽依。細かい解説は省くが「雷電影」という本来の人格がいて外見も似通っており、何より属性と声優が共通している。 他にもウェンティと崩壊のウェンディも名前、外見と属性が近似しているがこちらは性別が違いウェンティは男、ウェンディが女となっている。 ナヒーダはテレサ(暮光騎士・月煌)と髪色および髪型が似ているとされる(*96)。 一方で他の神は明確に似ているキャラがおらず、鍾離はフクロウやヴェルト説があるものの決定打には欠けており(複合説もあり)、 フリーナにおいてはモデルと思しきキャラが見当たないため「一部のキャラがスターシステム的に登場しているだけでは」とも考えられる。 また、クローズドベータテストにて氷神を「女王ブローニャ」と呼ぶテキストが存在したという噂もあるが真偽は不明。 初代『Civilization』には核ガンジーというバグがある ガンジーと言えば史実においてインドで非暴力・非服従の理念を唱えたことからCivilizationシリーズでは特に平和的な志向・AIを持つ指導者としてデザインされている。 しかし「初代Civilizationにはプログラムミスによりガンジーが突如超攻撃的になり核攻撃を行ってくるバグがある」という「核ガンジー」がまことしやかに囁かれていた。 バグの内容は「初代CivのAIは攻撃性のパラメータが1~10の10段階がありガンジーの攻撃性は最低の1」「しかし攻撃性パラメータを-2する『民主主義』へ変更するとガンジーの攻撃性が-1になり算術オーバーフローで攻撃性255という超攻撃的な性格になり、核兵器を多用するようになる」というもの。 ここから発展して「これはバグであったがネットミーム化するほどに話題になったためCivilization Ⅳからは核ガンジーを仕様として実装した」というものもある。 ゲーム業界を代表するバグとしてかなり有名な話だったが、初代から30年近く経った2020年に当時の開発者から「ガンジーのバグは完全な作り話だと99.99%確信できる(要約)」と公式に核ガンジーバグが否定された。 そもそも攻撃性は1~3の3段階しかなくガンジーと同じ攻撃性が設定された指導者は他にもおり、更にプログラミング言語の仕様上算術オーバーフローは発生しないということとのこと。 また「人気だったのでCivⅣから核ガンジーを仕様化した」という話もデマであると明かされた。ただしCivⅤからは本当に核ガンジーを仕様として実装しているという話も明かされている。 このような話が広まったのは初代Civでガンジーが核を使用すること自体はあり得る設定であり、かつ科学的文明のため核まで到達することが早かったからでは、という説を公式が可能性として挙げている。 レイジ・オブ・ザ・ドラゴンズのヨハンのフルネームはヨハン・カスパール レイジ・オブ・ザ・ドラゴンズのラスボスであるヨハンのフルネームはヨハン・カスパールという噂。 彼の設定やプロフィールはアーケード専門誌『アルカディア』編集部に届けられたはずだったが何故かその詳細が全く明かされなかった為彼の苗字は公式には発表されていない。 レイジ・オブ・ザ・ドラゴンズの情報を扱っていたサイトがレイジ・オブ・ザ・ドラゴンズの設定担当に聞いたものがいつの間にかネットで広まったという説もあるが現在そのサイトはwebアーカイブにしか残っておらず真相は確認する事が出来ない。 なお開発元であるノイズファクトリーの回答では彼のフルネームは「設定されていない」との事。 近江連合の八代目会長は勝矢直樹 龍が如く6 命の詩。及び龍が如く7 光と闇の行方で言及された近江連合の八代目会長は龍が如く5 夢、叶えし者に登場した勝矢直樹ではないか…という考察。 6及び7で示された以下の要素がこの節の根拠とされている。 6において「桐生に厚い信頼を寄せている人物」が八代目に就任したことが語られている。これに該当する近江連合の人物は勝矢か彼と盃を交わした兄弟である渡瀬勝の2人に絞られるが渡瀬は7において近江連合の若頭である事が明らかになっている。 7にて渡瀬の口から八代目が病床にあることが明かされている。勝矢は5の終盤で七代目会長である黒澤翼に撃たれておりその傷が完治せずに悪化したとも解釈できる。 メタ的には勝矢が顔を出さないのは渡瀬と違って演者が俳優業メインのため出しにくい。 尤も公式は八代目が誰であるかを言及していない為単なる考察に過ぎない可能性もある。 因みに龍が如く関連では他にも龍が如く7外伝 名を消した男に登場する花輪喜平の正体は5に登場した森永悠ではないか(*97)という考察もあったがこちらはシリーズの二代目総合監督である横山昌義氏があるユーザーに対して花輪が森永だと明かした事をそのユーザーが明らかにしており事実だったと判明している。 トレーディングカードゲーム 『Magic the Gathering』のブロック最後のエキスパンションには強力なカードが多く入っている MTGはかつて、2~3のカードエキスパンションで構成される「ブロック」という区切りで扱い、スタンダードのカードプールの入れ替えはブロック単位で行われていた。 最後発の物はスタンダードでの使用期間が短いため、わざと強いカードを多く入れて売り上げを伸ばそうとしている、というもの。 実際、「アライアンス」「ウルザズ・ディスティニー」「スカージ」「未来予知」「モーニングタイド」などブロック最後でカードパワーの高いエキスパンションは数多い。 しかし、「プロフェシー」や「ドラゴンの迷路」なんかの例外も結構あり、現在ではブロックという概念は廃止されているため噂話の域を出ない。 また、「実は2番目のエキスパンションの方が強い」という説も存在している。「ウルザズ・レガシー」「ネメシス」「ワールドウェイク」などがその論拠とされている。 『Magic the Gathering』の《怨恨/Rancor》のマナコストは誤植 「ウルザズ・レガシー」で出たぶっ壊れオーラ・エンチャント《怨恨/Rancor》。漫画「デュエル・マスターズ」でも切札勝舞くんが使ったことがあるのでそれで知っている方もいるだろう。 その効果はたった緑マナ1つで「トランプル(*98)・+2/+0修正」をつけたクリーチャーに与えるだけでなく、《怨恨》自身が破壊されても手札に戻るので、オーラの弱点である破壊されるとディスアドが大きいという部分を克服しているどう考えてもコスト以上のぶっ壊れカードであった。おまけになんとコモン。そのため当時は下手なレアカードよりも値段がついていることもあったという。 そんなぶっ壊れカードを当時のプレイヤーたちは「《怨恨/Rancor》のマナコストは「(2)(緑)」の予定だったが誤植で「(緑)」だけになってしまった」と噂をした。実際そうでもないとおかしいカードではあったが…。 そうして時が流れた2012年、Mark Rosewaterのコラムで本当に怨恨のマナコストは誤植であった、と言う事実が明かされた。ただし本来は「(1)(緑)」の予定だった、と言う。 テストプリントで誤植に気付いたものの、原板を作り直すにはコストがかかるので、費用対効果から修正せずにGoが出てしまったとのこと。 だが(1)(緑)でも当時としては相当破格なコストなのでやはり壊れカード満載のウルザブロックのカードということなのだろう…。 「デュエル・マスターズ」のエキスパンションは偶数弾が強くて奇数弾が弱いというルールがある DMはシリーズ展開初期の時代のエキスパンションは偶数弾は評価が高くなる一方、奇数弾は評価が低くなる傾向があったことから「奇数弾の法則」が存在すると言われるようになった。 この法則は「偶数弾と奇数弾で開発チームが違う」とか「偶数弾はクリスマス商戦に当たりやすいのでカードパワーを高めに配分する」という噂で構成されたジンクスである。 ただし、闘魂編以降のシリーズでは奇数弾でも強いエキスパンションが出てきたことからこの法則は崩された。 奇数弾となる闘魂編第2弾DM-07は色々とヒドイ物であったが。 その他ゲーム関連 Wii発売日ルイージ乱入事件 Wiiの発売日、販促イベントに現れたのはマリオじゃない!?項目参照。 カセットフーフー現象 カセット式のゲームが起動しないときに。項目参照。 昭和キッズはみんなやってたし、平成後半の作品『仮面ライダーエグゼイド』でもやる描写が入ったが(*99)、実は故障の原因にしかならない。 ソシャゲー/スマホゲーのガチャにおけるジンクス ランダムなものにゲン担ぎはつきもの。項目参照。 こういうのはひいては駄菓子屋の当たりくじで「3列目の上から二番目に当たりが多い」だの、トレカのケース何番目がレアカードだのに通じるものがある。 食玩とかには「アソート抜き」なんてものも存在するらしいが… Creepypasta(都市伝説) 主に「sonic.exe」を発祥とするホラーが有名であり、「exeゲーム」「exeシリーズ」と呼ばれる大量の派生作品も登場している。 他にも、割れ対策を元ネタにした架空の「Anti Piracy Screen」、「Every Copy Of Super Mario 64 Is Personalized」などが最近発祥している。 「ゲームで生まれた都市伝説」ではなく「ゲームを題材にした都市伝説風の創作怪談」である点が性質が異なる。 Polybius 1981年、米国はオレゴン州ポートランドのゲームセンターに1ヶ月だけ設置されていたとされる、実在しないアーケードゲーム。 具体的には 多くのゲーマーがプレイに熱中し、筐体の前には長蛇の列が出来た プレイヤー達の中に記憶喪失や不眠症や幻覚に襲われる者が続出した 定期的に黒服の男達がそのゲームセンターを訪れ、筐体からお金ではなくなにかのデータを回収していた メーカーの名前はドイツ語(*100)で「感覚の削除」を意味する「Sinneslöschen」 などといった内容が囁かれている。 とりわけ健康被害に関する噂は頻繁に取り沙汰されるが、実際のところこれらの現象は超自然的な理屈を抜きにしても説明可能なものが大半を占めており、 同じ81年にも『Asteroids』で28時間に渡ってスコアアタックに挑戦していた少年が胃潰瘍を発症したり、『Tempest』のプレイヤーが偏頭痛を訴えて失神した事例が実際に存在する。 また、同年にはポートランドのとあるゲームセンターで「ゲーム賭博が行われている」という疑いからFBIによるガサ入れが行われたこともあった。 この辺りの事例に、古くから伝えられていた「メン・イン・ブラック」などの都市伝説が複合されたことで『Polybius』の都市伝説が生まれたのではないか、という説が有力視されている。 アメリカでは非常に有名な都市伝説であり、有名どころではかの『ザ・シンプソンズ』作中でも時代遅れのゲームばかりが揃ったゲームセンターに『Polybius』の筐体が置かれているシーンがあったりする。 近年では世界的に人気のクソゲーレビュアーAVGNもハロウィンの特別エピソードとして『Polybius』を題材にしたモキュメンタリーホラー調の動画を公開しており、日本でもある程度の知名度を得ている。 また、現地では伝承の内容をもとに『Polybius』を再現したゲームや、それを利用したフェイク筐体が制作されることもある。 2018年12月にもPS4とSteamで発売されており、こちらは日本からでも購入できる。 追記・修正はセレクトボタンを押しつつAボタンを連打しながらお願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 コメントログ いまいちウェスカー生存説のことがよくわからないんだけど… -- (名無しさん) 2023-04-08 00 05 29 ↑今では公式設定で『1』では死亡を偽装してたってことになってるけど、その設定が固まる前のファンの間では項目にある通り「レベッカやバリーと同様に生死両方ルートがある(生死の判断がつけられない状態にある)んだから、あいつも生きてるんじゃないか」って話題にされてたんだよ。でも実際には生きていると思われていたルートでも気づきにくい形で死んでいる描写がされていたので、そもそもそれは勘違いだったって話。ちなみにその説を提唱した平野耕太の漫画は『2』の時期に書かれたもの -- (名無しさん) 2023-04-09 10 36 40 アタリ社のETは確かに砂漠で発掘されたけどほかのソフトも混じってて実は在庫処理の為にやっただけで黒歴史化したソフトの為ににやった訳じゃなかったらしい -- (名無しさん) 2023-04-09 10 39 58 スターフォックスのメンバーは全員義足ていう話は、根も葉もない噂だよね。シリーズ自体やってないけど、一通り調べてもそれらしき公式情報が見当たらないし。 -- (名無しさん) 2023-05-17 18 53 11 「マリオはニューヨーク在住」は公式裏設定、さらに言えば宮本氏の脳内設定でブルックリン住まいでそれが映像媒体でも盛り込まれるってことでいいの? -- (名無しさん) 2023-05-31 18 10 48 「『アイカツ!』シリーズで『アイカツプラネット!』の次作が発表されていないのは、事実上コンテンツが終了状態となっているから」...はないか。(ただし、公式はまだそう言っていない。) -- (名無しさん) 2023-06-13 15 14 38 極限流がKOFで貧乏にされてしまったのは、リョウとキャライメージが似てるリュウに引っ張られてるからではという風評被害説があったが、そもそもリュウが貧乏というのも風評被害の都市伝説という -- (名無しさん) 2023-07-03 21 37 03 テイルズオブザテンペストの件、最後のところおかしくない、公式の区別がない頃に「本編作品」(のちのマザーシップタイトル)だと思われてたものが急に公式が区別を設けた上で不自然に「エスコートタイトル」に分類されたっていういきさつなんだから、「一度も公式で『マザーシップタイトル』に分類されてない」ってのは否定材料にならなくない? -- (名無しさん) 2023-07-06 17 24 28 ↑以前から区別はあったよ(本編、外伝みたいな区分は) -- (名無しさん) 2023-07-06 17 40 05 ↑それは公式の物?、そしてその区分でも最初からテンペストは外伝だった?なら確かにこの都市伝説については明らかに誤りだけど、本文の記載だと「マザーシップ・エスコート」区分以前は公式の本編・外伝区分はなかったように書いてある(少なくとも「マザーシップ・エスコート」区分が廃止された2020年以降はないと書いてある)からその辺修正が必要だと思う。少なくとも今書いてある内容だけ読むと理論破綻してる -- (名無しさん) 2023-07-06 20 00 10 正直マザーシップ云々は都市伝説っていうか、単なる邪推じゃないかな… -- (名無しさん) 2023-07-06 20 07 55 まぁ、邪推なんだろうけど、本文の書き方が都市伝説肯定側の事実誤認みたいな書き方(な上に否定できてない)だったので気になって -- (名無しさん) 2023-07-06 20 31 09 テイルズのシリーズ区分調べてみたけど・昔は「本編/外伝」の区分をしたこともあるけど、単発的に分類されただけでテンペストがこの区分でどっちかに分類されたことはない・「マザーシップ/エスコート」撤廃後は「オリジナル/クロスオーバー」という分類になり、基準が変わったが区分自体はあるので本文の注釈も若干語弊あり・テンペストの区分の推移は(分類なし)→エスコート→オリジナルで、元エスコート現オリジナルの作品で特定タイトルの続編や関連作品ではないのはこれだけ ってところなのかな? -- (名無しさん) 2023-07-13 17 16 32 TOTの件、少し編集しました。シリーズについて詳しい方に補足していただければ幸いです -- (名無しさん) 2023-07-21 02 04 24 TOTの件は否定材料がないからどうしても肯定的な書き方になっちゃうのも仕方ないかなとは思う -- (名無しさん) 2023-08-25 11 54 30 ドラクエはなんでシンシア幻説について書いてないんだ?あれ浜村通信が勝手に言ったのが広まったとかもう最近では明らかにされてるだろ? -- (名無しさん) 2023-08-25 12 41 28 「センチネルを展開したモデルグラフィックスとバンダイの間で権利関係のトラブルが発生していた」とあるが有力なのは「HJとバンダイによるプラモイベントで無断で一日版権を出した」でスパロボとは無関係+そりゃモデグラはHJから独立したメンバーなんだから怒るだろう -- (名無しさん) 2023-09-03 10 26 15 後ワタルについては「反対していたのは広井ではなく井内(2016年没)だった」って話を聞いたことがあるな -- (名無しさん) 2023-09-03 10 29 57 報告にあった荒らしコメントを削除しました。 -- (名無しさん) 2023-11-07 21 16 05 MVCでマーベルが自社のキャラを強くするようにカプコンへ要求したというのもこれかな -- (名無しさん) 2023-11-21 12 55 52 デジモンシリーズを加えてみましたが、正直アニメやサブカルチャーの方にしたほうが良かったかもしれないですね…(あとはテイルモンがネズミのデジモンとかもあります) -- (名無しさん) 2023-12-07 18 43 26 アニメ由来が多いからデジモン関係はアニメのほうが合うと思う。 -- (名無しさん) 2023-12-08 14 38 44 ポケモンのミュウの存在の話の直前が、ポケモンの都市伝説の総括とミュウの話の前振りになっているのに一個前の話の一部みたいになっちゃってるから区別付くようにしたいんですけど、いい方法ありますかね?直前の改行を通常以上に空けたりを過去したんですけど、他の方に不要な改行とみなされてか戻されてしまったので… -- (名無しさん) 2023-12-08 16 06 40 デジモンって最初に出た携帯機がゲーム機だからゲームでいいと思うけど、アニメの設定とかに留まってるならアニメに書いたほうがいいかも -- (名無しさん) 2024-01-11 12 15 51 コナミのアーケードゲーム『スリルドライブ4』が開発中止になったのは、2006年のロケテスト時点で内容がマリオカートシリーズ(アイテム点在)とバーンアウトシリーズ(ニトロ機能)の盗作が指摘され、マリオカートのスタッフとバーンアウトのスタッフから猛抗議が相次いだからかもしれないよ(真偽不明)。 -- (名無しさん) 2024-02-20 18 02 36 遊戯王も期の最後のパックは割とパワカが多くなりがちだし、カードゲーム的にはよくあることな気がせんでもない -- (名無しさん) 2024-04-09 15 50 07 初代星のカービィでデデデ大王が悪事を反省して改心したとかいう都市伝説的に広まっているデマ。そんな設定は公式から出てきていない。 -- (名無しさん) 2024-04-11 02 11 16 ちなみに実際のデデデ大王は負けた後でカービィに対抗する為に猛特訓をして、ホバリングを体得したという設定なら存在する -- (名無しさん) 2024-04-11 02 19 08 要相談項目に関する相談用ページで、このページからポケモンに関する内容を分割するという提案が為されました。本日より1週間後の5/3までに反対がなければ実行します。 -- (名無しさん) 2024-04-26 11 44 19 ウマ娘系だと芦毛のウマ娘は現実のように幼少期は違う髪色で白くなるってのもある意味そうかな(実際は公式からの回答が出てないパターン) -- (名無しさん) 2024-06-07 07 41 50 名前 コメント すべてのコメントを見る
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都市伝説で10のお題 「消えるヒッチハカー(消えるタクシーの乗客でも可能)」 タクシーが、一人の、陰気な表情の女をを乗せて、走っていく 「いやぁ、嫌な天気ですねぇ…」 「………」 明るく、客に話し掛ける運転手 しかし、客は答えない …彼女は、都市伝説「タクシーの乗客が消える」 その本能に従い、どのタイミングで消えたらこの運転手を驚かす事ができるか、悩んでいるのである 「…ねぇ、お客さん、知ってます?こんな天気の日に客を乗せたらね、濡れたあとだけが残って、客が消えてた、って話があってね」 …おや、私の話か よし、話し終わったタイミングで消えて… 「いやー、濡れた後なんて残ってたら、漏らした後みたいですよねぇ!」 「………」 ぎゅうううううううううううううううううううううううううううううううううううう 「ぐぇっ!?お客さん、ギブ!ギブ!!!首絞めないで!!っちょ、強盗ー!?助けてーーーー!!???」 黙れ、この野郎 誰が漏らすか、誰が!!! たっぷりの怒りを込めて、彼女は運転手の首を絞め続けたのだった 「単発もの」に戻る ページ最上部へ
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ギターにまつわる都市伝説 寝る前にFコードをめいいっぱい練習して、朝起きるとFコードがラクに弾ける 下痢のときに弾くと実力以上の力が発揮できる おちんぽみるくらめえ
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#都市伝説の女 Part2,#テレビ朝日,#金11,#長澤まさみ,#NETFLIX,#Hulu,#Amazonプライム,#dTV,#視聴率,#無料ドラマ amazonで探す @楽天で #都市伝説の女+Part2 を探す! 金23テレ朝 2013.10.11~2013.11.22 7.5% 公式HP wikipedia 前 警部補 矢部謙三2 次 死神くん Hulu NETFLIX dTV PrimeVide U-NEXT TVer Paravi GYAO youtube検索 / Pandora検索 / dailymotion検索 / bilibili検索 1 富士山の都市伝説が死を呼ぶ!? 2013/10/11 8.4% 2 UFO殺人事件 宇宙人に誘拐された夫婦!? 2013/10/18 7.7% 3 13日の金曜日! キャンプ場の連続殺人!? 2013/10/25 7.4% 4 三億円事件の伝説 意外な真犯人! 2013/11/01 7.5% 5 トイレの花子さんの呪い!? アイドル学園殺人 2013/11/08 6.9% 6 アンドロイドが殺人犯!?ロボットを愛した男の秘密 2013/11/15 7.4% 7 吸血鬼の伝説 美人女優は二度死ぬ 2013/11/22 7.3%